概要
先般、下記の記事にて極寒の北海道における寝心地についてレポート致しました。
この中でもご説明しましたが、今回の北海道旅行では全行程の車内温度と外気温度を温湿度データロガーで測定、記録しました。
帰宅後にこのデータを抽出してチェックしたところ、面白いことが分かりました。
断熱のみでは車内の温度は外気温+2℃が関の山
これまでの記事では、ボディの断熱に加えて、下記のような対策を施して断熱の効果を検証してきました。
- 窓にスタイロフォーム製断熱パネルを取り付ける
- さらにその上に断熱性のあるウレタン製マットレスを敷く
- ベッド上面の全面側を銀マットで塞ぐ
人間の体温や電気毛布で気温を上げるのは難しい
下記のグラフは、自宅で行ったテストで、車内に電源を入れた電気毛布を二枚配置して気温を測定したものです。黄色のマーカーが車内温度と外気温度の差で、これが高いほど車外に比べて車内が暖かいことになります。しかし、電気毛布を発熱させたとしても翌朝の車内温度はせいぜい外気温+2~3℃程度でした。
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