エンゲルポータブル冷蔵庫MD14F-D

エンゲルポータブル冷蔵庫で凍らせた肉を運んでみた

おことわり

車載冷蔵庫の庫内温度は周囲の環境(気温、湿度など)に大きく左右されますので、本テストでの結果が再現できる保証はありません。特に夏場は車内の温度の上昇によって車載冷蔵庫の冷却能力は著しく低下するとされています。

また、本テストの設定ではコンプレッサーがほぼ連続作動状態になりますので、車載冷蔵庫の作動には十分な電力の供給も必須となります。

よって、本テストを参考にされる場合、上記2点にくれぐれもご注意ください。

正月は肉が高い

正月の里帰りの際、年末に帰省先で肉を調達すると正月価格で高いので、安い時期に購入した肉を冷凍して持参することにしました。

例によってエンゲルポータブル冷蔵庫MD14F-Dの登場です。

今までは、温度調整スイッチを目盛り1か2で使っていましたが、今回は初めて最強の5で使います。さて、その冷え方やいかに。

冷え具合をリアルタイムでチェック

ここで登場するのが、先日の記事でご紹介したシチズンコードレス温度計。こいつの子機エンゲルポータブル冷蔵庫に入れて、その冷え具合をリアルタイムでチェックしてみます。

これが子機ですね。

エンゲルポータブル冷蔵庫
コードレス温度計の子機
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氷も作れる! エンゲルポータブル冷蔵庫の冷凍能力テスト

次は目盛り5で温度を測定

前回のテストが終わってすぐに、今回のテストを行いました。

今度は、ほぼ同じ要領で目盛りを5(つまり、-18℃の冷凍モード)にしてみました

前回の目盛り1では、常温の水900ccを5℃にするにもかなりの時間を要していたので、目盛りを5にしたとしても同じペースで下がるなら-18℃になるのに最低一昼夜くらいはかかるのではないかと予想しました。

テスト手順

  1. 900ccの水を入れたタッパー1個と温湿度データロガーを冷蔵庫に投入し、目盛りを5に設定
  2. そのまま冷やして温度を測定

テスト結果

昨日、車載バッテリーの電気をかなり使っており、バッテリー上がりを避けるため今回はソーラーがとまる夕方に冷却を止めてタッパーを取り出しました。冷却開始からの経過時間は6時間くらいです。

すると、あらびっくり

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エンゲルポータブル冷蔵庫の冷蔵能力テスト

エンゲルの冷蔵庫を入手

ハイエース車中泊用に、その筋では逸品として名高いエンゲルポータブル冷蔵庫MD14F-Dを購入しました。

ポータブルながらコンプレッサーによる冷却機構を持ち、その冷え方はペルチェ素子の簡易冷蔵庫とは一線を画します。

冷却能力を調べてみる

今まで使った限りでは、冷えたジュースなどは冷えたままキープされますし、常温の飲料を1、2本入れておいても、数時間すると冷えています。

取説には、「この冷蔵庫は、食品を短時間に冷やすことはできません。あらかじめ冷えたものを入れて下さい。」とありますが、実際のところ常温の品物をどの程度冷やすことができるのか知りたいと思い、テストすることにしました。

テスト概要

約900ccの水を入れた立方体型のタッパーをエンゲルポータブル冷蔵庫MD14F-D(以下、冷蔵庫と略します)に入れ、温度変化を測定しました。

温度の測定は、以前、オフラインで長期間使える温湿度データロガー RC-4HCでご紹介した温湿度データロガーを使用しました。測定の周期は10分です。

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