ミヨシ泡のせっけんボディソープを手洗い石鹸にする方法

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目次

おことわり

本稿の内容は、わたしが個人的に調べて記載しているものであり、ミヨシ石鹸株式会社様は無関係ですので、ご承知おきください。

ミヨシ泡のせっけんボディソープ5リットルボトルには下記の注意書きがありますので、実施される方はあくまで自己責任にてお願いいたします。

新着情報(2020/04/08追記)

新型コロナウィルスを洗い流すなら、石鹸でもOKとの記事を見つけました。アルコールが手に入らなくてもミヨシ泡のせっけんボディソープ5リットル入を一つ買っておけば一年くらい手を洗いまくっても大丈夫。(うちはアルコール洗浄液は少ししかないのでもっぱら石鹸を使っています)

良い製品だが、在庫管理が悩み

拙宅ではミヨシの無添加せっけんシリーズを愛用しています。使っているのは以下の4種類。

 ①無添加せっけん泡のボディソープ
 ②無添加泡の洗顔せっけん
 ③無添加せっけん泡のハンドソープ
 ④頭皮をあらうせっけんシャンプー

余計な添加物が入っておらず、どれも安心して使える良い製品です。
ただ、在庫管理の観点から申し上げれば、種類を減らしたいと思うのが正直なところ。そこで、今回は上記 ①無添加せっけん泡のボディソープ を薄めてハンドソープとして使えないかをテストしてみました。

違いをチェック

①~④の成分を見ると、①、②、③は、いずれも成分は「水、カリ石鹸素地」とあります。

使い勝手を比べると、①は濃度が高く、①で顔や手を洗うと泡を落とすのに苦労します。一方、②を風呂で体洗いに使おうとすると、濃度が薄いためなかなか汚れが取れません。

また、②と③を比べると、濃度はほぼおなじと思われるのですが、容器とノズルの違いにより、泡の細かさが異なっています。

左が③ハンドソープ、右が②洗顔せっけんの泡

ミヨシ泡のせっけんハンドソープと泡の洗顔せっけん
ミヨシ無添加せっけん泡のハンドソープと無添加泡の洗顔せっけんの泡の違い

薄めてみる

今回は、必要な量だけ使うことのできる、①無添加せっけん泡のボディソープ の5リットルタンク入りを購入。

無添加せっけん泡のボディソープ

せっけんを薄めるための水は、雑菌による腐敗を防ぐため、事前に煮沸して冷ましておきました。

空のボディソープ容器に石鹸液と煮沸した水を入れて薄めた石鹸液を作ります。

無添加せっけん泡のボディソープを水で薄める

濃度を変えて泡立ち具合をチェック。

せっけんの重量濃度50%で泡切れ具合がハンドソープとほぼ同等となりました。

120g作り、手洗いせっけんとして使います。

2020/05/09追記

先日石鹸に詳しい方からコメントを頂戴し、石鹸の種類によって異なるのは濃度ではなく洗浄成分の違いである、とのご指摘をいただきました。
ボディソープを水で2倍に薄めたところ、手洗い石鹸と同じくらいの洗浄力になったので誤解しておりました。訂正申し上げます。

なお、その後もボディソープを水道水で直接薄めて手洗い石鹸として使っていますが、石鹸の腐敗などの異常は起きておりませんのでこの記事でご紹介している手法そのものは実用上問題ないと判断しています。
ただしノズルの詰まりはボディソープをボディソープの容器で使っているものも含めて常時発生しており、数ヶ月に一回は割り箸などを使って固まった石鹸をノズル口元から掘り出さなくてはなりません。

その後

1月19日に作った手洗いせっけんをトイレに置いて使っています。

泡切れは、本物のハンドソープに近いので、トイレを流した時に流れる限られた量の水でも十分に泡を洗い流すことができます。

10日ほど経った1月31日現在、せっけんの腐敗、泡立ちの変化、ノズルの詰まりなどの異常は発生していません。

このまま使い続けて後日経過を報告します。

続きはこちらです。

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コメント

  1. Nocturne より:

    4種類の石鹸の違いは濃度ではありません。簡単に言うとせっけんの成分が違います。
    難しい言葉でいうと、せっけん素地の脂肪酸の種類と、苛性カリの濃度が違うので
    脂の落ち方が違っているはずです。

    ボディソープなら泡の伸びが良く、泡切れが遅い、
    ハンドソープなら低刺激で脱脂力が控えめ、
    洗顔ソープにはさらに控えめ、
    シャンプーなら脱脂力が強く、泡切れが速い
    というような違いがでるように、成分を変えているのです。
    4種類で比べると確かにボディソープを選んだのは正解だとは思います。
    ただ薄めずに我慢して使ったほうが良いとは思いますが。というのは
    他の製品や水を混ぜて濃度が変わると液中に沈殿ができてポンプが詰まる
    可能性が高くなるためです。液体せっけんは微妙な濃度バランスで
    溶かしているので、濃くなっても薄くなっても濁る可能性があります。
    透明なコップの中で比較をしてみるとわかると思います。

    ただ、沈殿云々の話は数日待って確認するような話ではなく、すぐに
    わかります。その場で問題がなければそのあとも問題になりません。

    1. jt1962 より:

      Nocturne様
      コメントありがとうございます。ご指摘いただいた内容を記事に追記いたしました。
      確かに、ただ薄めただけだったらボディソープが一番高価なはずですが、そんなことはありませんでしたね。
      実は最初はボディソープを原液のまま使って顔を洗っていたのですが、その泡切れの悪いことといったら。洗顔石鹸の3倍くらい
      の手間を掛けて洗い流さなくてはならず、しかも、それでも額のあたりに泡がのこっていたりして。
      で、ボディソープを2倍に薄めてみたら思いの外調子良かった、というわけです。

  2. 固形使わないマン より:

    興味深い記事発見!
    なんかこの液体石鹸には夢がありますねw

    ボディーソープ版を台所で使おうとして置いていたら
    思っ切りノズルで石鹸固まって出ないっす。
    お風呂に置いたらちゃんと出る不思議。

    1. jt1962 より:

      固形使わないマン さん こんばんは
      へー、そうなんですか。ひょっとして湿度まで考えたノズル形状なのかも。
      わたしも、トイレに置いている(ボディソープを薄めて作った)手洗い用は
      三ヶ月に一度くらい箸でノズルをほじくってやらないと泡が出なくなります。
      風呂用を風呂で使っているぶんには問題ないです。

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