個人的ジャズ名盤5選

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わたしがジャズを聴き始めたのは大学に入って下宿を始めてからです。実家にはレコードプレーヤーがなかったので、アルバイトをしてオーディオ機器を一つずつそろえていきました。

ジャズを聴き始めた理由は、高校の頃はブラスバンドをやっていたためにジャズへの抵抗感がなかったためと、めまぐるしく入れ替わる音楽の流行を追っかけるのに疲弊していたためです。で、以来40年近く聴き続けています。

人はある年齢を超えると新しい音楽が受け入れられなくなる、という話を聞いたことがありますが、わたしなどはその典型と言えるでしょう。

それにしても、昨今思うのは、ジャズは容易には聴き飽きない耐久性の高いジャンルだと思います。また、聴き始めた頃は良いと思わなかった曲の良さがこの歳になってやっとわかった、ということも多々あります。

今回は、個人的に気に入っているジャズのレコードをご紹介致します。

あくまで個人的な名盤であって、(恐れ多くも)音楽的な評価をしているわけではありません。

バードランドの夜 アート・ブレイキー

わたしがジャズを本格的に聴き始めるきっかけとなったアルバムです。LPレコードの時代はvol1とvol2に分かれており、CD化された当初も同様でしたが、現在は「完全版」という形で一枚になっていますね。

1982年頃、NHKラジオのFM放送でやっていた「ゴールデンジャズフラッシュ」という番組で、クイックシルバーという曲が流され、たまたまそれを録音していたわたしはそれがいたく気に入ってしまい、レコードプレーヤーが無いのにこの曲が収録された「バードランドの夜 vol2を衝動買いしてしまいました。

当時、ブルーノートレコードは日本ではキングレコードが販売しており、2,300円と結構高価でしたが、大学の生協では一割引になるので助かりました。

1982年当時インターネットなどはないので、クイックシルバーがどのアルバムに収録されているかを調べるのに一苦労した記憶があります。その作曲をしたのが本作でピアノを弾いているホレスシルバー、トランペットが録音時(1954年)に若き新生と謳われていたクリフォードブラウン

録音はモノラルですが、名手揃いのライブアルバムとあってその迫力は素晴らしいです。

最初に購入したアルバムでありながら、いまだに愛聴盤です。

ディッピン ハンク・モブレー

前掲のバードランドの夜から、芋づる式にジャズメッセンジャーズ→リーモーガン→ハンクモブレーへと興味が広がっていきました。モーガンモブレーが共演したアルバムは多数ありますが、一番の人気盤が本作です。

モブレーの代表作というと、まずはソウルステーションということになるのでしょうが、とっつきやすさという点では本作が一番です。人気の曲は、A面2曲目のリカードボサノバ。とっつきやすい曲は往々にしてすぐに飽きてしまうのですが、この曲は聴くたびに新鮮。

サキソフォンコロッサス ソニー・ロリンズ

ジャズの名盤として必ず上げられるのが本作なのですが、わたしにはその良さが長いこと分かりませんでした。中でも、一曲目のセントトーマスを絶賛する記事をいくつも読みました。がしかし、わたしにはさっぱり。

良さが理解できるまでになんと30年もかかってしまいました。

昨今、この曲に限らず、以前はピンとこなかった名曲の良さが理解できた、ということに何度か遭遇し、やはりジャズという芸術はただ者ではない、と感じています。(それはお前の理解力が弱いだけだ、と言われればその通りかもしれませんが)

そして、YouTubeを見ると、セントトーマスがアップされていて、200万回も聴かれています。こういうのって、著作権の問題は無いのかな?無いのでしょうね。じゃあ、わたしもリンクを繋いでおきます。

アメイジングバドパゥエル vol5

これもディッピン同様、(名盤かどうかは議論がありますが)ジャズの人気盤です。モダンジャズピアノの始祖と言われているバドパゥエルは、全盛期には火の出るような名盤を何枚も残していますが、本作が一番安心して聴くことができます。

わたしの場合、ディッピンですとリカードボサノバが突出していると思うのですが、本作は全ての曲が素晴らしい。中でも特に人気なのがA面一曲目のクレオパトラの夢。ここからLPのA面最後のボーダリックまで一気に聴けてしまいます。ジャケット写真の後ろから覗いている少年は、バドパゥエルの息子さんだと聞いていますが、ボーダリックはこの息子さんのために作った曲だとか。

フライトトゥジョーダン デューク・ジョーダン

日本人好みと言われる哀愁を帯びたメロディーが印象的な一枚ですが、世間的には名盤とは認識されていないようでアマゾンでも現在(2018年8月8日)は完全な品切れになっています。

LPとしてはB面に配置されていた3曲(CDですと、後半3曲)は、この順番で聴くと背筋にゾクッと来るくらい素晴らしいと思います。

特に、最後のシジョヤ(危険な関係のブルース)は、ジョーダンの代表作であり、本作以外にも何回も録音されているのですが、わたしは本作のバージョンがベストだと思います。

以上、読んでくださり、ありがとうございます。

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