天候次第で天国と地獄
サラリーマン時代に冬の北海道に何度も撮影に来ていたのですが、毎回ネックは天気です。
釧網本線沿線は冬でも比較的晴れが多いとはいえ、正月休みにうまく晴れるかどうかは運次第。ましてや、雪が降っていたり吹雪だったりすると目も当てられません。せっかく来たのだからと無理して撮影するのですが、離れると雪で車両が見えないため、いきおい撮影は踏切とオーバークロスばかりになってしまいます。
釧網本線の沿線には、わたしの好きな山バックの撮影地がたくさんあるので、今回の北海道行きでは好天の雪景色を是非ともものにしたいと考えていました。
硫黄山バック(川湯温泉-緑間)
わたしが心酔する満島満秀先生が執筆された「全国鉄道絶景撮影地300」に記載されている撮影地です。ずっと行きたいと思いながら天候に恵まれませんでした。
川湯温泉を摩周国道(国道391号線)まで走り、脇道にそれて除雪された道を走ると到達します。午前中が順光。北海道は朝明るくなるのが早いので、撮影した3月上旬には、一番列車でもまったく問題ありませんでした。
最高の天気のなか、長年果たせずにいたこの場所での撮影がかなっただけでも北海道に来た甲斐はあったと思えました。
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