アリババで買ったDCDCコンバーターを試す

前回の記事は11月にアップしたので、それからすでに3ヶ月経過してしまいました。もともとは、冬の到来に間に合わせるつもりだったのですが、2月にずれ込んでしまったのでした。

回路を変更してテストするが…

当初はこのように、ソーラーパネルとDCDCコンバーターのどちらかを選んでチャージコントローラーにつなげるような配線でした。

しかし、前回の記事でお伝えしたように、Drok DCDCコンバーターの電圧はチャージコントローラーが充電可能な36Vまで上がらないため、これを下記のように変更し、DCDCコンバーターからチャージコントローラーを介さず直接バッテリーを充電するようにしました。

作業を終え、ハイエースのエンジンをかけてDCDCコンバーターに供給したのですが、なんとDCDCコンバーターは反応せず。運悪くこのタイミングで故障してしまいました。

Drok DCDCコンバーター故障
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レンタサイクルを使って岳南電車を撮影する

新富駅士観光案内所で自転車を借りる

レンタル可能な時間は、朝9時から夕方17:00(4月~9月)、16:00(10月~3月) です。雨の日はレンタルできません。
三段変速付き。岳南電車の沿線は基本的に平地ですが、時折のアップダウンや跨線橋を走るときに助かります。
レンタサイクルは電話で予約も可能。もっとも、冬場の平日はそう混んでいないようです。

新富士駅レンタサイクル

かごは横長なので四角いカメラバックは厳しそう。

新富士駅レンタサイクル
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岳南電車富士山バック絶景撮影地10選

一年ぶりの岳南電車

実は昨年の冬にも岳南電車(旧岳南鉄道)の撮影に出かけたのですが、撮影を始めたその日の昼前から雲がかかり始めた富士山はそれっきり姿を出さず、やむなく撮影中断→帰宅となりました。宗谷本線利尻富士バックとセットで岳南電車の撮影地もご紹介したかったのですが結局昨年はそのまま再訪の機会を逸しました。

今年は是非とも富士山にお目にかかろうと、天気予報と自分の都合を突き合わせながら予報では2日続けて晴れと出ている1月下旬に再訪しました。2日とも途中で山に雲がかかることがありましたが、なんとか予定していた撮影地をほぼ網羅することができました。

車で回るのが難しい岳南電車

昨年は富士山に雲がかかった後も予定していた撮影地に行って状況を確認しようとしたのですが、車を停める場所を見つけるのが難しく、もっぱら歩いて移動することになりました。とはいえ、普段運動をしていないのにいきなり長距離を歩けるものでもなく、撮影地を3つ4つ回ったあたりで力尽きてしまいました。

そこで、今回は新富士駅観光案内所レンタサイクルを借りることにしました。なんと無料です。新富士駅周辺の駐車場は上限1000円弱で24時間利用可能。また、新富士駅から岳南電車の撮影地まで自転車で所要20分~30分くらいです。詳細はこちらの記事をどうぞ。

では、撮影地を吉原駅から岳南江尾駅に向かって順番にご紹介します。

なお、岳南電車は朝の通勤時間帯は15分に一往復、日中でも30分に一往復と多数運転されているうえに、日中は前照灯も尾灯も点灯せず運転されていて後追い運転でもそうとはわからないため、列車がどちら方面行きかの記載は省略します

吉原-ジャトコ前1

画面内が非常にごちゃごちゃしていて申し訳ありません。ここはJRと岳南電車が並走する区間で、高圧線が通っているので電線の映り込みも半端ない。しかし、今回沿線を一通り回り、このなんともごちゃごちゃした感じが岳南電車の持ち味だなあ、と考えてボツにせずご紹介する次第です。
なお、これ以降も何度か登場する2月中旬撮影という記載ですが、これらは昨年の2月に撮影した写真です。

岳南電車絶景撮影地
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初めての新日本海フェリー

初めて新日本海フェリーで旅行してみようという方に、知っていると役立つ情報をまとめました。HPに書かれている一般的な手続きの方法は記載していませんので、新日本海フェリーのHPを御覧ください。利用する港をクリックすると乗船手順の説明が現れます。

乗船前

e乗船券お客様控えを印刷して持っていきましょう。これがあれば、フェリーターミナル窓口で並ぶ必要はありません。もっとも、こういった便利な仕組みがなかった以前と違って今は窓口に並ぶ人は少ないので、仮に並んだとしてもさほど時間はかからないでしょう。

インターネット予約が完了すると、下図左のe乗船券お客様控えの印刷が可能となります。これを印刷して持参しない場合、窓口で下図右のタイプのものを発行してもらいます。乗船時はこれを提示して改札を受けます。(きっぷみたいなものです)

新日本海フェリーHPより引用

e乗船券お客様控え
新日本海フェリーHPより引用

なお、このe乗船券お客様控えは下船時も提示する必要があるのでなくさないようにしましょう。(もしなくしたら船内で再発行してくれます)

乗船時

ワンボックスカーは、乗船の列に並ぶ前に後部ハッチから荷物を取り出しておく

手続きが終わったら係の人の誘導に従って乗船待ちの列に並びます。このとき車間を詰めるよう指示されるので、大型のワンボックスは後部ハッチが開けられなくなることがあります。そして、船倉でも車間を詰めますので、同様の事態となる可能性が。ドライバーが船内に持ち込む荷物は後部ハッチを開けなくても取り出せる位置に移動させてから乗船待ちの列に入りましょう。

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道外ドライバーが北海道の雪道を安全に走る8つのコツ

初めて冬の北海道を車で旅行したのは2003年。そして、この冬の家族旅行で8回目になりました。この歳になって運転がうまくなることはもはやあり得ませんが、冬の北海道特有の危険がどこに潜み、それを回避するにはどうすべきかはかなりわかってきました。そこで、今回の記事では北海道以外から来られた方が冬の北海道を車で安全に旅行するために役に立つポイントをご紹介したいと思います。

必須の装備

ここではフェリーに乗り、自分の車で北海道入りする方向けに必要な装備について記載します。レンタカー利用の場合は読み飛ばしてください。

スノーブレード(雪用ワイパー、冬用ワイパー とも)

氷点下で雪の中を走るとワイパーの可動部が凍結して固着し、ワイパーゴムが窓の曲面に沿わなくなってきれいに拭き取りができなくなります。そこで、凍結を防ぐために可動部をラバーフードで覆ったスノーブレードを使用します。冬の北海道では必須の装備です。

写真は、今回スノーブレードではなく普通のワイパーブレーを取り付けてあったリアウィンドウです。ちょっと見づらいですが、ほぼ全面に拭き残しが発生しているのがわかります。 (下部に雪が、それ以外には水が付着しています) これがフロントとなると、絶え間なく風と雪が吹き付けてきますのでたちまち前がほぼ見えなくなってしまいます。

スノーブレードの必要性

ウォッシャー液を冬用に変更

これも視界確保のために必須です。一昨年の冬に北海道に行ったときはハイエース新車購入時に入っていたウォッシャー液のままで行ったのですが、朝起きて車を始動したときにウォッシャー液のノズルが凍りついて噴射できないことがありました。(走り出してからほどなく回復しましたが)

また、もっと危険な状況としては、知り合いが北海道でウォッシャー液のタンクに水だけを足して噴射したところ、フロントグラスが一気に凍りついたそうです。ぞっとしますね。

わたしはこの製品を使っています。入れ替えが面倒なので一年中これを入れっぱなしですが、夏は20%くらいに薄めて使用し、冬は濃度を50%くらいに上げてから北海道へ行っています。「氷解」を謳っており、窓に薄っすらとはった氷ならウォッシャー液をかけるだけで溶けてしまいますのでとても便利。ただし、関東以南では便利なこの機能も、真冬の北海道では全く役に立ちません。

冬用のウォッシャー液
アマゾンHPより引用
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家族で-10℃極寒北海道にて快適車中泊する6つのコツ

冬の北海道へ家族旅行

一昨年(2018年)、極寒の北海道でどうすれば快適に眠れるかをテストしました。

今回は冬の家族旅行で北海道へ出かけることにしました。(言い出したのは私ですが、娘も妻も納得の上での実行です。無理に連れ出したわけではありませんよ)
家族旅行で家族を辛い目に合わせるわけにはいかないので、昨年・一昨年の冬の北海道での経験を活かし、(可能な範囲で)準備万端で臨みました。

具体的には、下記の通りです。

  • 昨冬の白川郷で使用した極寒用寝袋を今回も持参
  • ハクキンカイロを人数分用意
  • 電気毛布を用意
  • 電気毛布が長時間使えるように充電能力をアップ(こちらの記事ご参照)
  • エンジンを掛けて車内を温める可能性に備え、燃料タンクの燃料が50リットルを下回らぬようこまめに給油

金のかからない対策ばかりですが、災害避難時の練習も兼ね、簡単にできる対策を積み重ねてなんとか暖を取ろうという目論見です。

前回との違い

前回の記事で実施した防寒対策と比べると、

という点が異なっています。運転の下手な私には車両の斜め後方の視野が遮られる断熱板は危険と判断して昨年から使用を中止、代わりに荷室の窓にはレースのカーテンを使っています。スタイロフォームと比べるとカーテンの断熱性は低いですが、窓が冷えることによる冷気の対流の影響を防いでくれるので、防寒能力はさほど遜色ないと感じています。

これは、カーテンを閉めた状態で後部ハッチ側から前方を見たところ。運転席と荷室の間も含め、カーテンでぐるりと囲んでいます。(なお、この写真は今回の旅行の前に撮影したものです)

車内のカーテンを閉めて冷気の流入を防ぐ
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【災害対策】ポータブル電源で家庭用冷蔵庫を何時間運転できるか?

先日はポータブル電源、PowerArQ2で電気毛布を何時間使えるかテストした結果を御覧いただきました。

個人的には電気製品で災害時に一番欲しいのはスマホ、次は冷蔵庫だと思っています。将来的には冷蔵庫を二三日運転できるだけの電力を何らかの形で蓄えたいと考えているので、今回はそのためのデータ収集も兼ね、PowerArQ2で冷蔵庫が何時間運転できるかをテストしてみました。

テスト内容

満充電にしたポータブル電源に、先日も使用した簡易電力計を挟んで冷蔵庫をつなぎ、何時間運転できるかをテストしました。
この間、下記データを記録しました。

  • 消費電力(W)
  • 消費電力量(kWh)
  • この時のポータブル電源の電力残量表示(点灯しているセグメントの数)

テスト状況

ポータブル電源のAC100Vプラグに簡易電力計をつなぎ、さらに冷蔵庫を接続しました。

PowerArQ2で何時間冷蔵庫を運転できるか

冷蔵庫とポータブル電源の位置関係はご覧のとおりです。

冷蔵庫とポータブル電源の位置関係

記録したのは下記の値です。

今回記録した項目
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非純正HDDでパナソニックテレビをうまく録画できるか?

高価な純正HDD

先般の記事でご紹介したとおり、パナソニックのポータブルテレビUN-19CFB9-Kを購入しました。最近のテレビ事情に疎いため、このポータブルテレビでもHDDに録画できるというのはちょっと驚きでした。しかし、動作確認されているHDDはこの純正品だけ。

アマゾンHPより引用

これが1TBで2万円と、結構高いです。

ネットで調べてみると、録画用のHDDとPC用HDDは、機能面、規格面では特に違いはないようです。重要なのは、テレビ録画用は稼働時間が長いので排熱にも配慮された長時間稼働用のHDDが適しているということで、あとは相性の問題だけ、ということです。(たぶん)

手持ちの古いポータブルHDDで試す

そこで、長いこと使っていなかったPC用の1TBポータブルHDDで録画してみることにしました。
2011年に約一万円で購入しています。そして、よく見るとテレビ録画もできると書いてあり、PCとTV録画の兼用機だったようです。ただし、USBは2.0です。

IOデータHPより引用
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テレビのスマホ視聴で省スペース&コストダウン

正月の特番が見たい

わたしはあまりテレビを見ないのですが、妻と娘はテレビが好きなので、ハイエースでテレビが見られるようにしようと考えました。というのも、この年末年始はまた北海道に行く予定なのですが、一泊だけホテルに泊まるもののあとは車中泊のつもり。従って、このままでは年末年始の特番はほとんど見ることができません。今回だけでなく、妻と娘に今後の旅行にもついてきてもらうためにはこの機会にテレビを取り付けるのが良かろうとの判断です。

さてどうしよう

とは言いつつも、そう簡単ではありません。

調べてみると、一般的には アンテナ+車載用地デジチューナー+モニター でテレビを視聴する、というのがオーソドックスな方法のようです。しかし、アンテナだけで5千円~1万円。地デジチューナーも最低約1万円。そして、モニターはPC用のモニターで1万円くらいから。アンテナケーブルなどもひっくるめて最低三万円はかかりそうです。
そして一番の問題はモニターを車内のどこに取り付けるかということです。空いている場所がありません。そして走行中は落下の恐れがあるのでどこかに格納しなくてはならず、そのためのスペースも必要。とはいえ、すでに色々と取り付けてある4ナンバー標準ボディのハイエースにはそんなスペースの余裕はありません。特に家族旅行となると荷物も増えますし。

だったら走行中の視聴は諦めてもらって アンテナ+ポータブルテレビ という組み合わせの方がテレビも小型で堅牢なので収納、取り付けも楽そうです。

これはいいじゃない?

そう考えながら調べていたら、面白いものを発見。価格.comのランキングを席巻するパナソニックのポータブルテレビに、こんな機能があるじゃないですか。(なお、これはパナソニックだけの技術ではなく、他社も同様の機能があるということは後で知りました)

パナソニックHPより引用

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ポータブル電源で電気毛布を何時間稼働できるか?

最近人気のポータブル電源

災害時はもちろんのこと、アウトドアや車中泊で役に立つポータブル電源ですが、実際にどの程度使い物になるのでしょうか。今般、アマゾンVINEプログラムで容量500Whのポータブル電源、PowerArQ2を入手したのでその能力をテストしてみました。本記事で使用しているポータブル電源は無償で入手したものですが、例によってこの記事は私が勝手に書いているもので、アマゾンもしくはメーカーであるSmart Tapとのタイアップではありません。本記事の内容はすべて私(筆者)が責任を負っていますのでご承知おきください。

今回テストしたポータブル電源

こちらです。

powerarq2 の商品説明
アマゾンHPより引用

ポータブル電源の仕様

主要スペックは、下記のとおりです。効率の良いMPPT方式によるソーラーパネルからの充電も可能です。(ソーラーパネルは別売り)

  • 定格容量 500Wh (45Ah✕11.1V)
  • 定格出力 300W
  • 瞬間最大出力 450W(最長 2分)
  • AC出力 100V 50Hz,60Hz(切替式) 二口
  • DC出力 9.6V~12.6V、10A (シガーソケット) 一口
  • DC出力 9.6V~12.6V、3A (5521ピンクラグ) 二口
  • 使用可能温度 0℃―40℃

個人的には使用可能温度の下限をもう少し頑張ってほしかったと思います。(他社ではマイナス10℃のものもあり)

テストの目的

電気毛布の稼働時間以外に、下記の諸点を明らかにしたいと思いました。

  • 正弦波出力を謳っているが、電気毛布の長時間連続稼働は可能か?
  • 定格容量に対して実際に取り出せる電力はどの程度か?
  • 電気毛布は周期的にオンオフを繰り返すが、オフの間にスリープ状態に入ったりしないか?
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