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初めて飯山線に行きました
今なら飯山線は大糸線のついでに行きそうなものですが、ウィキペディアによるとここは1997年には全ての車両がキハ110系に置き換えられていたとのこと。わたしが撮影を始めた2003頃はまだ大糸線を始め東北の各線でキハ52が走っていましたのでそちらを優先し、行かないままで現在に至ってしまったようです。(それと大糸線なら当時住んでいた名古屋から土日で行けましたが、飯山線となると週末の撮影は難しいのもあったかもしれません)
結果的に訪問が後回しになってしまいましたが、飯山線はわたしの好きな大糸線や三江線同様川沿いに走っているのでバラエティに富んだ撮影が楽しめる路線だとわかりました。本記事では飯山線の撮影地を長野側から順番に紹介します。
上今井-替佐1
今回はまず大糸線で桜が咲いたところを撮影し、時期的にその後になる飯山線へと移動しました。飯山線は列車本数の少ない北部から回ったため、南部のこの付近を撮影する頃には既に桜吹雪になっていました。
こちらの撮影地は「飯山線 桜」で検索すると真っ先に出てくる人気の場所。ここの桜はまだ派手に散り始めておらず、満開(風)の写真を撮影できました。
4月下旬8:56撮影 越後川口方面行き
光線状態
桜と列車側面は午前中順光です。列車正面は終日逆光。
地図
ここは跨線橋なのでフェンスがありますが、そのすき間から撮影しました。レンズが一本入るすき間しかありませんので定員は1名です。(そしてこのときはわたし以外誰もいませんでした)
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
上今井-替佐2
先ほどの撮影地から歩いてすぐの場所です。列車をもう少し手前に配置したかったのですが、そうなると列車が桜から離れすぎてしまうのでこれに落ち着きました。このあたりは既に桜吹雪でした。立ち位置は斜面を上がっていく小道ですが、たまに軽トラが通るので注意。
4月下旬10:21撮影 長野方面行き
光線状態
午前中順光です
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
上今井-替佐3
こちらは前項(上今井-替佐2)の桜を反対側から撮影しました。若干桜吹雪になっていますが、もうちょっと量が多いとよかったな。
4月下旬11:00撮影 越後川口方面行き
光線状態
午前中順光です。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
信濃平-戸狩野沢温泉1
ここはいっぺんに3シーンの写真を撮影することができます。それなりに時間の余裕はあるのですが、1台のカメラで焦点距離を変えながらの撮影となると結構難しい。一回目は失敗し、二回目で何とかうまくいきました。カメラを2台使って二枚目だけ別のカメラで撮影すればかなり楽になると思います。(一枚目と三枚目の焦点距離はほぼ同じですので)
一枚目の画像は越後川口方向を向いて撮影。
二枚目は(焦点距離とシャッター速度を変えて)線路に向かって撮影
三枚目は、次項(信濃平-戸狩野沢温泉2 (高社山バック))の画像とほぼ同じですので省略。
4月中旬16:04撮影 長野方面行き
光線状態
いずれの向きも午後順光です。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
一枚目
二枚目
三枚目
信濃平-戸狩野沢温泉2 (高社山バック)
大糸線の八方尾根スキー場バックの撮影地に似た景観です。調べてみると、こちらもこの斜面はスキー場があるのですね。Googleストリートビューでは真っ黒な山影しか見えていなかったのですが、行ってみたらなかなか良いじゃないですか。(モンスターの缶のイラストみたい)
タイミングよく遠くに桜も咲いています。
前項の位置でもほぼ同じ画像が撮れるのですが、桜が山の中央部下に来てしまうので列車との配置を考えると桜の時期はこちらの方がよいと思います。
4月中旬15:10撮影 越後川口方面行き
光線状態
ポイントとなる山の斜面は午後順光です。列車側面も午後順光。
地図
このあたりは車を止める場所がなくて苦労しました。かなり北の方に停めてここまで歩きました。
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
上境-上桑名川
ここも人気の撮影地。特に雪景色が綺麗で、ネットで冬に撮影された素敵な画像がたくさん見つかります。わたしもまた冬に来るつもりです。
一枚目は川の上流側(長野側)を向いています。朝早かったので手前に山の影が落ちています。
二枚目は越後川口側を向いています。(実はこのときの撮影順としてはこちらが先です)
4月中旬6:47撮影 長野方面行き、一枚目は後追い
光線状態
一枚目は早朝を除いて終日順光、二枚目は午前中順光、午後は山の陰に入ると思われます。
地図
撮影は橋の歩道のない側に立って見下ろす体勢で行います。(下の写真の向かって左側が立ち位置)危ない思いをするかと心配していましたが、この画像の通り通行量がとても少ないこともあって身の危険はさほど感じませんでした。(それでも一応常備品の安全ベストを着用して撮影しました) その後もここを何度か通りましたが、一日を通して通行量は比較的少ないようです。
橋の南西側(長野側)に駐車帯があるのでそこに車を停めて歩きました。橋の上の駐車は非常に危険ですのでやめましょう。
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
一枚目
二枚目
桑名川-西大滝
ここはGoogleマップで見つけました。山の上にサーキット場があり、脇の駐車スペースから下界が見下ろせそうに思われたので結構期待して登っていったのですが、下界を見下ろすと周囲は樹木が伸びていてあまり素敵な眺めではありませんでした。それでもかろうじて列車が見えるのでそれを撮影して退散しました。
4月中旬7:21撮影 長野方面行き
光線状態
午前中順光
地図
ここまでの道はさらに奥の田んぼまで通じており、私道ではないので一般の人も通行可能です。ただしサーキット場でイベントがある日は道が混み合いそうなので行かない方がよいと思います。(まあ、この程度の景色では行かないよなあ)
私が行ったとき、道は除雪されていましたが頂上付近にはまだ雪がたくさん残っていました。
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
西大滝-信濃白鳥1
西大滝ダムに植えられたサクラと列車の絡みです。私が行ったときはダムで工事を行っており、ダムの上に大きなクレーンが取り付けられていました。なるべくダムを大きく写真に入れたかったのですが、あまり入れると列車が小さくなりすぎるので悩みました。
4月中旬7:31撮影 越後川口方面行き
光線状態
終日順光です
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
西大滝-信濃白鳥2
前項の場所と立ち位置は数十メートルしか離れていませんが、レンズを川下(向かって右側)に向けています。桜は見事なのですが、樹木が邪魔して列車がよく見えませんね。
4月中旬7:21撮影 長野方面行き
光線状態
終日順光です。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
横倉-森宮野原1
ここは車で移動中に素敵な線形がちらっと目に入ったので行ってみたら(珍しく勘が当たって)本当に素敵な場所でした。残念ながら桜は画面の右端にちょっと入っている程度でしたが、雪が降ったらかなり良さそうな場所です。(ただし、ここは舗装されてはいるものの田んぼに降りるための細道なので、雪の時期に歩いて通れるかどうかはわかりません)
4月中旬14:24撮影 方面行き
光線状態
バックの雪山も列車も終日逆光です。周囲には一日中陽が当たります。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
横倉-森宮野原2
既にご紹介した 上境-上桑名川 の橋の上からの俯瞰と並ぶ飯山線の人気撮影地。そしてこちらも橋の上の歩道がない側からの俯瞰です。幸いこちらも通行量は比較的少ないのであまり肝を冷やさずに済みました。まだ雪がたくさん残っています。桜はありません。(いや、正確には線路の奥の方、画面の上部中央に小さく一本見えています)
ここもどちらかというと冬に来るべき場所ですね。
4月中旬7:00撮影 越後川口方面行き
光線状態
画面に大きく広がる川岸の斜面は午前中順光です。列車側面は常に逆光。
地図
下記は橋の立ち位置付近です。ちょうど画像の真ん中あたりになりますが、ちょっと気になるのが真冬に雪が積もったら手すりが全部雪に埋もれてしまうのではないかということです。そうなると高所恐怖症のわたしとしてはちょっと辛いなあ。
橋の東側(越後川口側)に駐車スペースがあります。
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
横倉-森宮野原3 (森宮野原駅)
国道からホーム全体を見渡すことができます。この時期は桜も咲いて(そして何故か雪もたっぷりあって)良い感じです。十日町と森宮野原の間には交換駅がないため、列車交換も頻繁に発生します。
4月中旬18:21撮影 長野方面行き(こちらを向いている方)
おまけ
列車だけを見てパシャパシャシャッターを切っていたのですが、帰ってから見たら偶然いいタイミングでシャッターを押していたようです。小さすぎて誰だかわかりませんからまあいいでしょう。
光線状態
終日右から光が当たります。(この写真は既に日が暮れています)
地図
電線をなるべくさけるため、三脚を低くして柵のすき間から撮影しました。
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
足滝-越後田中
列車がどういう経路を取るのかよく分からなかったので、列車がフレームに入っている間シャッターを切りまくりました。それでも一番よかったのがこれですから後は推して知るべし。手前の建物はこのあたりでは評判の温泉旅館です。
4月中旬12:35撮影 越後川口方面行き
光線状態
終日順光です。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
津南-越後鹿渡
ここはGoogleストリートビューで見つけました。景色は大したことありませんが、線形が良い!!
4両くらいで走ってくれると見栄えがするのですがね。
4月中旬8:53撮影 長野方面行き
光線状態
列車は終日逆光。線路は手前の崖や樹木の北側を走っているのでこれらの影は一日中線路にかかっています。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
越後鹿渡-越後田沢
ここも有名な場所のようですが、あまり期待せず消化試合のつもりで出向きました。そうしたら素敵なサクラが咲いていてびっくり。(事前に調べたつもりだったのですが、わたしはサクラの咲いた時期の写真を見つけられませんでした)
今回飯山線のベストは間違いなくこれですね。(サクラの向こうにある発電所の送電設備がちょっと透けて見えていますが許して下さい)
4月中旬12:03撮影 長野方面行き
光線状態
周囲と桜は終日順光ですが、列車は午後正面に光が当たるだけであとは逆光です。
ちなみに、立ち位置をずらすと線路の右側からも撮影可能で、その場合ですと列車側面は終日順光です。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
以上、読んで下さりありがとうございます。
下記は橋の立ち位置付近です。ちょうど画像の真ん中あたりになりますが、ちょっと気になるのが真冬に雪が積もったら手すりが全部雪に埋もれてしまうのではないかということです。そうなると高所恐怖症のわたしとしてはちょっと辛いなあ。
橋の東側(越後川口側)に駐車スペースがあります。
お知らせ
栄大橋 の東詰め の空地は私有地ですので、地主さんの許可を得てからの方が良いかと思います。
貴重な情報ありがとうございます。
皆様もお気をつけ下さい。