Modify HIACE VAN for comfortable trip

55Hzインバーターでヘルツフリー電子レンジは使えるか?

おことわり

本記事を参考に55Hzインバーターで電子レンジを使用される場合、必ず実際と同じ条件でテスト運転を行うと共に、その後の使用中も十分な注意を払っていただくようお願いします。

結論

結論を先に申し上げておくと、アイリスオーヤマのインバーター式ヘルツフリー電子レンジを使うことができました。2021年夏の旅行で20日ほどのあいだ毎日15分~20分程度使っていましたが問題は発生しませんでした。(そしてその後も発生していません)

55Hzのインバーターを買った理由

電子レンジの消費電力は60Hzで1300Wくらいが一般的。そうすると1500Wではちょっと心配なのでインバーターは2000W用を購入することにしました。今までハイエースで使っていたのは電菱ブランドで売られていたCOTECの600Wインバーターでしたが、COTEKの2000Wインバーターはアマゾンで15万円もするのでとても手が出ません。そこで、以前12Vリン酸リチウムイオン電池で使えるように600Wを購入したことのあるGIANDELというオーストラリアのメーカーの製品を買うことにしました。こちらなら3万円少々と、COTEKより遙かに安い。55Hz固定というのが引っかかりますが、まあ何とかなるだろうと考えて注文しました。(詳細はこちらの記事をご参照下さい)

アマゾンの商品ページはこちら

GIANDEL 2000W インバーター

60Hz指定電子レンジを運転してみる

自宅に使っていない60Hz電子レンジが1台あったので試しに運転してみたところ、しばらく作動していたのですがやがて警告音が鳴り響いて停止してしまいました。庫内に入れたタッパー入りのご飯は温まっていませんでした。

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ハイエースサブバッテリーをリチウムイオン化

ディープサイクルバッテリー4個全てが要交換に!

長い間お世話になっていたACDelcoのディープサイクルバッテリーですが、昨年(2021年)1月から2月にかけて大糸線や只見線に出掛けた際にずいぶんと容量が小さくなっている感じがしました。そこで2021年2月にベッドキットの床板を上げてバッテリーチェッカーで久しぶりにチェックしたところ4つ全てが劣化して要交換の判定でした。バッテリーチャージャーでメンテナンス充電をやっても改善せず。

今更ディープサイクルバッテリーを4個買い直すのもいかがなものかと思い、調べてみるとサブバッテリーにリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使っているという方がちらほらおられます。その中でも特に参考になったのがこちらのサイトです。

こちらの管理人さんはもともとショービジネスに携わっておられたとのことですが、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの特性や施工に関するまとめ方が素晴らしく、非常に参考になりました。

技術的な話はこちらの記事をご覧いただき、本記事ではわたしが導入したリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの型番や仕様のご紹介をメインに記述致します。

配線図

バッテリーは自作と既製品の2系統

2021年5月から6月にかけて導入したリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、

  • アリババで購入した生セル(320Ah)とBMSを組み合わせて作ったもの (図の BAT1)
  • Renogyの100Ah スマートリン酸リチウムイオンバッテリー2個を並列に繋いだもの (図の BAT2)

の2系統があり、ロータリースイッチで切り替えて使います。

ただ、この冬はコロナを避けるため旅行には行きませんでしたのでこの2系統をフルに活用しなければならない状況にはまだ遭遇していません。

また、ディープサイクルバッテリーは24V系の回路でしたが、リチウム化後は12V系に変更しました。

あわせてインバーター、太陽光パネル、充電器などほぼ全ての機器を交換しました。そのまま使っているのは端子台の一部とブレーカーくらいでしょうか。(太陽光パネルは、図では2枚と記載がありますが、このあと1枚加えて計3枚設置しました)

リチウムイオンバッテリー回路図

24V系をやめて12V系に変更した理由

(諸説あるようですが)ディープサイクルバッテリーの並列接続はあまりよろしくないと聞いており、そうなると直列に繋いで容量を確保するしかありません。一方リチウムイオンバッテリーは単独でも十分な容量を持っていますし、人気のRenogy製品は直列接続禁止で並列はOK。そしてこちらも今人気のRenogy走行充電器は12V系にのみ対応しています。

よってわたしもあっさりと12V系に乗り換えることにしました。

生セル自作か、既製品か?

わたしがリチウムイオンバッテリーを導入した一年前は生セル自作も割安感があったのですが、今はRenogyのほか、より安価で信頼できそうなブランドからの既製品も増えていますので、敢えて生セルから組み立てるメリットは薄いと思います。BMSの設定も面倒ですし。

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