2019年 12月 の投稿一覧

【災害対策】ポータブル電源で家庭用冷蔵庫を何時間運転できるか?

先日はポータブル電源、PowerArQ2で電気毛布を何時間使えるかテストした結果を御覧いただきました。

個人的には電気製品で災害時に一番欲しいのはスマホ、次は冷蔵庫だと思っています。将来的には冷蔵庫を二三日運転できるだけの電力を何らかの形で蓄えたいと考えているので、今回はそのためのデータ収集も兼ね、PowerArQ2で冷蔵庫が何時間運転できるかをテストしてみました。

テスト内容

満充電にしたポータブル電源に、先日も使用した簡易電力計を挟んで冷蔵庫をつなぎ、何時間運転できるかをテストしました。
この間、下記データを記録しました。

  • 消費電力(W)
  • 消費電力量(kWh)
  • この時のポータブル電源の電力残量表示(点灯しているセグメントの数)

テスト状況

ポータブル電源のAC100Vプラグに簡易電力計をつなぎ、さらに冷蔵庫を接続しました。

PowerArQ2で何時間冷蔵庫を運転できるか

冷蔵庫とポータブル電源の位置関係はご覧のとおりです。

冷蔵庫とポータブル電源の位置関係

記録したのは下記の値です。

今回記録した項目
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非純正HDDでパナソニックテレビをうまく録画できるか?

高価な純正HDD

先般の記事でご紹介したとおり、パナソニックのポータブルテレビUN-19CFB9-Kを購入しました。最近のテレビ事情に疎いため、このポータブルテレビでもHDDに録画できるというのはちょっと驚きでした。しかし、動作確認されているHDDはこの純正品だけ。

アマゾンHPより引用

これが1TBで2万円と、結構高いです。

ネットで調べてみると、録画用のHDDとPC用HDDは、機能面、規格面では特に違いはないようです。重要なのは、テレビ録画用は稼働時間が長いので排熱にも配慮された長時間稼働用のHDDが適しているということで、あとは相性の問題だけ、ということです。(たぶん)

手持ちの古いポータブルHDDで試す

そこで、長いこと使っていなかったPC用の1TBポータブルHDDで録画してみることにしました。
2011年に約一万円で購入しています。そして、よく見るとテレビ録画もできると書いてあり、PCとTV録画の兼用機だったようです。ただし、USBは2.0です。

IOデータHPより引用
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テレビのスマホ視聴で省スペース&コストダウン

正月の特番が見たい

わたしはあまりテレビを見ないのですが、妻と娘はテレビが好きなので、ハイエースでテレビが見られるようにしようと考えました。というのも、この年末年始はまた北海道に行く予定なのですが、一泊だけホテルに泊まるもののあとは車中泊のつもり。従って、このままでは年末年始の特番はほとんど見ることができません。今回だけでなく、妻と娘に今後の旅行にもついてきてもらうためにはこの機会にテレビを取り付けるのが良かろうとの判断です。

さてどうしよう

とは言いつつも、そう簡単ではありません。

調べてみると、一般的には アンテナ+車載用地デジチューナー+モニター でテレビを視聴する、というのがオーソドックスな方法のようです。しかし、アンテナだけで5千円~1万円。地デジチューナーも最低約1万円。そして、モニターはPC用のモニターで1万円くらいから。アンテナケーブルなどもひっくるめて最低三万円はかかりそうです。
そして一番の問題はモニターを車内のどこに取り付けるかということです。空いている場所がありません。そして走行中は落下の恐れがあるのでどこかに格納しなくてはならず、そのためのスペースも必要。とはいえ、すでに色々と取り付けてある4ナンバー標準ボディのハイエースにはそんなスペースの余裕はありません。特に家族旅行となると荷物も増えますし。

だったら走行中の視聴は諦めてもらって アンテナ+ポータブルテレビ という組み合わせの方がテレビも小型で堅牢なので収納、取り付けも楽そうです。

これはいいじゃない?

そう考えながら調べていたら、面白いものを発見。価格.comのランキングを席巻するパナソニックのポータブルテレビに、こんな機能があるじゃないですか。(なお、これはパナソニックだけの技術ではなく、他社も同様の機能があるということは後で知りました)

パナソニックHPより引用

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ポータブル電源で電気毛布を何時間稼働できるか?

最近人気のポータブル電源

災害時はもちろんのこと、アウトドアや車中泊で役に立つポータブル電源ですが、実際にどの程度使い物になるのでしょうか。今般、アマゾンVINEプログラムで容量500Whのポータブル電源、PowerArQ2を入手したのでその能力をテストしてみました。本記事で使用しているポータブル電源は無償で入手したものですが、例によってこの記事は私が勝手に書いているもので、アマゾンもしくはメーカーであるSmart Tapとのタイアップではありません。本記事の内容はすべて私(筆者)が責任を負っていますのでご承知おきください。

今回テストしたポータブル電源

こちらです。

powerarq2 の商品説明
アマゾンHPより引用

ポータブル電源の仕様

主要スペックは、下記のとおりです。効率の良いMPPT方式によるソーラーパネルからの充電も可能です。(ソーラーパネルは別売り)

  • 定格容量 500Wh (45Ah✕11.1V)
  • 定格出力 300W
  • 瞬間最大出力 450W(最長 2分)
  • AC出力 100V 50Hz,60Hz(切替式) 二口
  • DC出力 9.6V~12.6V、10A (シガーソケット) 一口
  • DC出力 9.6V~12.6V、3A (5521ピンクラグ) 二口
  • 使用可能温度 0℃―40℃

個人的には使用可能温度の下限をもう少し頑張ってほしかったと思います。(他社ではマイナス10℃のものもあり)

テストの目的

電気毛布の稼働時間以外に、下記の諸点を明らかにしたいと思いました。

  • 正弦波出力を謳っているが、電気毛布の長時間連続稼働は可能か?
  • 定格容量に対して実際に取り出せる電力はどの程度か?
  • 電気毛布は周期的にオンオフを繰り返すが、オフの間にスリープ状態に入ったりしないか?
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500円のカーナビタイムと無料のヤフーカーナビ どちらを選ぶべきか?

無料ながらなかなかの性能を備えていると評判のヤフーカーナビ。あわよくばカーナビタイムから乗り換えようと考え、今回広島県から兵庫県まで約200キロ、5時間ほどの行程を移動する際に使ってみました。経路はずっと下道で、最後に有料のバイパスを使いました。

結論から申し上げると、使い勝手はカーナビタイムに遜色ないものでしたが私にとっては許容できない問題があり、乗り換えは難しいということがわかりました。

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知っておきたいカーナビタイムのおせっかい機能

ヤフーカーナビを試してみようと思いつつ、面倒でいまだにカーナビタイム一筋です。しかし、決して手放しで満足はしていません。今回は、以前の記事を書いて以降に気づいた新たな「」をご紹介します。これを知っておくとカーナビタイムが使いやすくなると思います。

目的地を過ぎても教えてくれない

以前使っていたカーナビは、ナビが設定したルートを外れると、「ルートを外れています」と一言注意され、その上でカーナビがルートを検索し直すようになっていました。従って、カーナビが指示する転回場所まで到着する前に適当な場所を探してUターンして余分な走行を減らすことができました。

ところがカーナビタイムはこういった指摘はしてくれません。無言でルートを検索し直して案内してくれます。なんだ、別に問題ないじゃない、と思われるかもしれませんが、このあとカーナビタイムは自分が転回可能だと考えている場所まで案内してくれることになります。大抵は、交差点を折れて走っていた主要道から逸れ、もう二回くらい角を曲がって元の道に入るのですが、このために結構な距離を余分に走らされるのです。特に交差点のない田舎道ではこの余分な距離が長くなり、これは逆に走っていないか?と思っていたらUターンのために3キロ、4キロ走らされていた、ということも。

もしも「ルートを外れています」と一言言ってくれていればコンビニの駐車場などUターン可能な場所を自分で見つけて余分な走行を回避できるのに。

そして、これの拡大版とも言えそうな下記の機能が曲者です。

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ドウシシャHEXARはサーモス山専用ボトルに勝てるか?

先日、アマゾンVineプログラムでサーモス山専用ボトルの対抗馬的位置づけにある高性能水筒、ドウシシャHEXARを入手しました。そこで、今回はこの両者の比較をしてみたいと思います。一番気になるのは、どちらの保温性能が優れているかということですが、合わせて使い勝手などもチェックしていきます。
なお、例によって本記事は無料で入手した商品をもとに書いていますが、あくまで私が勝手に書いているもので、アマゾンやドウシシャとのタイアップ記事ではありません。よって、記載内容もあくまで私の個人的見解であり、アマゾンやドウシシャは一切関係ありません。

なお、わたしがHEXARとの比較で使用している山専用ボトルはこの秋に登場したFX-901ではなく旧モデルのFX-900です。(メーカー記載の保温性能スペックは同じです。)

スペックの比較

無敵の山専用ボトル

山専用ボトル 0.9リットルの性能は、下記の通りです。山頂でカップラーメンが食べられる、と言われるだけのことはありますね。そして、以前の記事でわたしが(あくまで個人的に)行ったテストでは、室温25℃で12時間冷蔵庫の冷凍室(約-20℃)でも6時間の間80℃以上をキープできています。実際、冬の北海道では、前日の夜に熱湯を入れておくと、翌朝適温のインスタントコーヒーを飲むことが可能なので助かっています。

サーモスHPより引用

そして、この数字のもととなった条件がこちら。

サーモスHPより引用

山専用ボトル以上のスペックを謳うHEXAR

山専用ボトルfx-901の0.9リットルに比べて内容量が0.8リットルと少なく、形も細長いHEXARは保温性能的に不利なはずですが、スペックは山専ボトルの上を行く数値を打ち出しています。

ドウシシャHEXARの保温能力テスト
ドウシシャHPより引用

また、測定条件は下記の通り。山専用ボトルとほぼ同じ文言ですね。かなり挑戦的とも言えそうです。

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