テレビのスマホ視聴で省スペース&コストダウン

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正月の特番が見たい

わたしはあまりテレビを見ないのですが、妻と娘はテレビが好きなので、ハイエースでテレビが見られるようにしようと考えました。というのも、この年末年始はまた北海道に行く予定なのですが、一泊だけホテルに泊まるもののあとは車中泊のつもり。従って、このままでは年末年始の特番はほとんど見ることができません。今回だけでなく、妻と娘に今後の旅行にもついてきてもらうためにはこの機会にテレビを取り付けるのが良かろうとの判断です。

さてどうしよう

とは言いつつも、そう簡単ではありません。

調べてみると、一般的には アンテナ+車載用地デジチューナー+モニター でテレビを視聴する、というのがオーソドックスな方法のようです。しかし、アンテナだけで5千円~1万円。地デジチューナーも最低約1万円。そして、モニターはPC用のモニターで1万円くらいから。アンテナケーブルなどもひっくるめて最低三万円はかかりそうです。
そして一番の問題はモニターを車内のどこに取り付けるかということです。空いている場所がありません。そして走行中は落下の恐れがあるのでどこかに格納しなくてはならず、そのためのスペースも必要。とはいえ、すでに色々と取り付けてある4ナンバー標準ボディのハイエースにはそんなスペースの余裕はありません。特に家族旅行となると荷物も増えますし。

だったら走行中の視聴は諦めてもらって アンテナ+ポータブルテレビ という組み合わせの方がテレビも小型で堅牢なので収納、取り付けも楽そうです。

これはいいじゃない?

そう考えながら調べていたら、面白いものを発見。価格.comのランキングを席巻するパナソニックのポータブルテレビに、こんな機能があるじゃないですか。(なお、これはパナソニックだけの技術ではなく、他社も同様の機能があるということは後で知りました)

パナソニックHPより引用

スマホにアプリを入れると放送中の番組がどこでも視聴できるとは。ならば、テレビ本体は自宅のアンテナに繋いだままにして旅先ではスマホでテレビを視聴すればよいではないですか。

うちの家族は見逃し配信(Tverなど)をスマホで見ていますので、リアルタイムの視聴がスマホ画面でも苦にしないでしょう。おまけにこれならハイエースにアンテナを付ける必要はないし、モニターの取り付けや収納のためのスペースで悩むこともない。

パナソニックのポータブルテレビは、10インチ~15インチでお風呂でも使える防水タイプと、部屋での視聴に向いた非防水の19インチがあり、いずれもチューナーとモニターが別体でモニターを好きな場所に移動させて視聴できます。そして、19インチの機種はいずれもモニターにHDMI端子を備え、PCと繋いで使うことも可能とのこと。これなら高価なポータブルタイプのモニターの購入を決断できずずっと宙ぶらりんになっていた車載用PCに流用できるじゃないですか。

いっぺんに二つの問題が綺麗に解決できるとあって、早々に購入する気満々になってきました。

19インチの機種は、モニタースタンドでモニターをぶら下げることができる+モニターにバッテリーを備える機種と、このいずれも備えていない機種の二つがありました。前者の方が約1万円高いのですが、車内でPCモニターとして利用することを考えると、モニターを吊り下げられる という機能は外せません。(下記は、パナソニックHPより引用。)

パナソニックHPより引用

とりあえずその日は深呼吸をして眠り、翌朝もう一度よく考えた上で、モニターを吊り下げられる機種、UN-19CFB9-Kをアマゾンに注文しました。

アマゾンHPより引用

セットアップ

翌々日に商品が到着しました。
発泡スチロールの中はモニターが入っています。(今回は画像に余計なものがたくさん写っているのでモザイクを入れてみました)

ハイエースにテレビ取り付け

大柄なのはモニターだけで、チューナーはこんなに小さいのですね。

ハイエースにテレビ取り付け

B-CASカードを差し込みます。

ハイエースにテレビ取り付け

さて次はアンテナ、というところでアンテナケーブルは別売りだということに気づきました。いきなりここでストップ。

さすがのアマゾンでも最短で「明日中」の到着だったので、ホームセンターにひとっ走り。しかし、アマゾンなら安いものは500円くらいからあるのに、ホームセンターのものは倍以上します。まあしょうがない、と思ってよく見ると、ケーブル両端につける端子が2個350円位で売っています。そして、ケーブルが1メートル150円くらい。そこで、これらを買って自分で作ることにしました。(みみっちいですが)

ハイエースにテレビ取り付け

作業時間20分くらいでケーブルが完成。これを使って程なくチューナーの取り付け完了。

ハイエースにテレビ取り付け

あとは取説に従ってセットアップ。途中若干手こずりましたが、2時間ほどでセットアップ完了。スマホでのリアルタイムテレビ視聴が可能となりました。

使い勝手は?

使う前に気になっていたのは下記の諸点ですが、いずれも問題ありませんでした。

スマホからチャンネルの切り替えが簡単にできるのか?

地デジのリモート視聴は色々と制約が多そうなので、ひょっとするとチャンネルの変更は自宅でしかできない、なんていう制約もあるのではないかと危惧しましたが、アプリを開くと地デジテレビ同様の番組表が現れ、希望の番組をタップすればそれが視聴できました。タップしてから番組の放送が始まるまでしばらく待たされますが、一旦始まってしまえば特にストレスはありませんでした。
よって 問題なし

データ通信量はどれくらいか?

民放の見逃し配信、Tverをスマホで見ると、1時間あたり1Gほど必要なので、Wimaxを使って連日見ているとあっという間に3日間10Gの制限に達してしまいます。
ところが、パナソニックのスマホアプリ、どこでもディーガは素晴らしい。自宅以外(つまり、自宅のWi-Fiの外)で視聴する場合、通信速度が150Kbpsから3.5Mbpsまで5種類の中から選べるようになっています。そして、最小の150KbpsならUQモバイルの低速通信(300Kbps)で使えてしまうのです。これはありがたい。(画像が乱れる、止まるなどの発生もなく再生できました)
150Kbpsだと画質もさぞ悪いのではと思いきや、ニュース番組の字幕もほとんど判読可能ドラマですと遠くにいる人の顔はぼやけて潰れてしまいますが、アップはちゃんと見えるので、ストーリーの理解には(ほぼ)支障ありません。

パナソニックHPより引用

パナソニックHPより引用

複数のスマホを切り替えて使うことは可能か?

一度に一台のスマホしか接続できない、とあったので、ひょっとするとスマホの切り替えも外ではできないかも、と危惧していましたがこれも大丈夫でした。どこでもディーガをインストールした複数の端末を切り替えて視聴してみましたが、問題なし

その他注意すべき事項

90日間リモート接続をしなかった場合、リモート視聴ができなくなるので、再度自宅Wi-Fiで接続をやり直さなくてはなりません。
パソコンでリモート視聴するばあいは、別の有料ソフトを使う必要があります。

その他、「よくある質問」を読むと色々と制約があることがわかり、参考になりました。

以上、読んでくださりありがとうございます。

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