ハイエース

DCDCコンバーターによる充電能力アップは失敗

DCDCコンバーターでバッテリーの充電を試みるが…

以前の記事でハイエースのオルタネーターにDCDCコンバーターをつなげて12V直流を36V直流に変換、これをソーラーパネル用のチャージコントローラーに供給してバッテリーを充電しようというところまでご紹介しました。
この図でいうと、赤枠で囲んだDCDCコンバーターを追加し、ソーラーパネルに代わってここから供給した電気をチャージコントローラーに送ってチャージコントローラー(青枠)からバッテリーを充電しようという目論見です。

ハイエースソーラーシステムの能力アップ

がしかし、結局のところ取り出した12Vの電流をチャージコントローラーが作動する36Vまで昇圧することはできませんでした

使用したDCDCコンバーターはこれ

DC8V-60Vの入力を10V-120Vに変換可能、出力も900Wを謳っています。わたしは150Wも出れば御の字なので、これを試してみました。この価格では国産の類似品は見当たりません。(国産だと価格の桁が違ってきます)
また、これ以外の中国系メーカーのものは☆が一つ、二つといった低評価なので怖くて手が出せません。

テストしてみる

商品説明では電圧は120Vまで上がることになっていますが、きちんとした仕様書があるわけではありません。取説もいかにも中国語を機械翻訳したようなわけのわからない英語が書いてあります。このお値段なので能書き通りに動くとは全く考えていませんでしたが…

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【災害時の電力】200Wソーラーパネルで使える電気製品は?

災害時の停電にどこまで耐えられるか?

私のハイエースは、通常はレジャーに使っていますが災害のときにシェルター代わりに使うことも意識して手を加えてきました。昨今は日本国内においても甚大な被害をもたらす災害が毎年発生しており、もはや絶対に安全な場所はどこにも無いという状況です。
電気や水道が長期間止まる事例も発生しており、わたしもなるべく多くの電力がまかなえるようハイエースの充電能力のアップを行ってきました。
しかし、燃料が手に入らず電気も止まったとなると、最後はソーラーパネルですべてをまかなわなくてはいけません。一体全体、私のハイエースに取り付けた200Wソーラーパネルだけでどの程度電気製品を使うことができるのでしょうか。

発電量と消費量の収支を知りたい

そこで、この秋、只見線を撮影するために福島県/新潟県に一週間ほど滞在した際、下記のデータを測定して発電される電力と消費される電力の内訳がどうなっているかを調べました。

  1. ソーラーパネルからバッテリーに充電される電力の積算値
  2. 走行充電装置からバッテリーに充電される電力の積算値
  3. バッテリーの電圧
  4. 毎日の天候(晴れか、曇か、雨か?)

収集したデータ一覧

主として朝起きたときと夜寝る前にバッテリーの電圧充電された電力の積算値を記録、これをもとに、充電された電力を計算しました。

車中泊旅行における充電量と消費電力データ一覧
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サブバッテリーがへたって湯が沸かせなくなる問題がやっと解決

頻繁にヘタるバッテリー

以前の記事で、サブバッテリーが約一年でヘタってしまったことを報告しました。しかし、この判断は間違っていたようです。

と申しますのは、この記事にあるバッテリーの不調は昨年10月下旬。このときはよく調べずにバッテリーを交換しました。

その後、昨年末からの正月前後の旅行中にも同様の症状が出ました。さすがにそう続けてバッテリーがへたるのはおかしい。そこで、バッテリーチェッカーとバッテリー充電器を購入して状況をきっちりと調べることにしました。

購入した機材

バッテリー診断機

バッテリーの内部抵抗を測定する装置です。内部抵抗が大きくなると、大電流を流した時に電圧が下がってエンジンなどが起動できなくなります。湯沸かしのときも20A程度の電流が流れるので、内部抵抗が高いと同様の現象が起きます。しかし、内部抵抗値は0.01Ωレベルの微小な抵抗なので普通のテスターでは測定できず、こういった装置が必要となります。

ハイエースサブバッテリー電圧降下

バッテリー充電器

当初はサブバッテリーユーザーから熱い支持を受けている下記の購入を考えていました。
ACDelco(エーシーデルコ) 新世代全自動バッテリー充電器 12V専用 AD-0007

ところがよく調べてみるとこのバッテリー充電器はこちらの製品のOEMでした。
OMEGAPRO OP-0007

しかもこのあと新製品が出ています。最高出力はOP-007が40Aに対してこちらは15Aと低いですが、わたしはせいぜい10Aあれば十分なのでこちらを購入しました。それ以外の機能は同等で、小型化されて価格も安くなっています。

ハイエースサブバッテリー電圧降下

バッテリーを充電してチェックする(2019年1月)

バッテリーを充電する

まずは取り付けたばかりのAC100V対応スイッチング電源を使ってバッテリーをしっかり充電しました。

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車中泊の車内がスッキリ片付く4つの小ネタ

わたしは昔から整理が下手なのですが、特に車の中で失せ物を見つけ出すのにはいつも苦労します。車内でものが無くなったら大抵の場合は家に戻って荷物を全部引っ張り出すまで見つからない、というのが実態。

また、車中泊のときに使用する日用品を何かの拍子にそのへんに置いてしまうと、あっという間にどこにあるかわからなくなります。もう、探すよりコンビニで新しく買ったほうが早いくらい。

こういったことを防ぐためには整理整頓をしっかりやらなくてはいけないのですが、普段やれていないことが車で遊びに行ってできるわけがない。ならばなるべく簡単、迅速に整理整頓ができるよう工夫するしかありません。

そういう気持ちでハイエースを買ってからのこの2年間を過ごしてきましたが、他の方のブログで拝見したネタをヒントにしたり、自分で思いついたネタをいくつか実用化することで車内の整理整頓がかなり簡単に行えるようになってきました。

今回は、そういったネタをご紹介したいと思います。

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【ソーラー発電・充電能力アップ】関連記事まとめ

【ソーラー発電・充電能力アップ】関連記事の内容と相互関係についてまとめました。

ソーラー発電システムの機器を選定し、これらを取付て配線作業を行いました。

ソーラー発電の施工にあたってかき集めた電気の基礎、部品などの規格、必要な工具の種類などの情報を、自分の覚えも兼ねてなるべく体系的にまとめてみました。

当初はバッテリー2個を直列につないで使っていましたが、これでは厳冬期に電力が不足するため、2個追加して4個に増やすための検討を行いました。

サブバッテリー2個を使ってデスクトップPCを何時間運転できるかテストしてみました。

検討に基づいてバッテリーを2個追加しようとしたのですが、回路に致命的な問題が発生したため、工事を中断して検討をやり直しました。

冬の北海道旅行に備え、サブバッテリーだけで電気毛布が何時間使えるのかをテストしました。

ルーフキャリアに取り付けたソーラーパネルの脱着が非常に難しいため、一部部品を交換して作業性を改善しました。

発電状態、充電状態がわかるよう、電圧計4個を取り付けました。

冬の北海道へ出かけて車中泊旅行をしながら厳冬期のバッテリーの持ち具合を調べました。

使い始めてから一年強でバッテリー2個がヘタってしまいました。

2回目の極寒北海道旅行に備えてチャージコントローラーを利用した走行充電装置を追加しました。

ものはついでと、家庭用100Vコンセントにつないでバッテリーの充電が行えるようにスイッチング電源を追加しました。

初めての車検でしたが、ルーフキャリア、ソーラーパネル、各種機器を自力で取り外さずに済むようトライしました。

今までは同時に使えなかったソーラーパネルと走行充電装置ですが、ある部品が見つかったことで同時使用が可能となりました。

実際にサブバッテリーにどれだけ充電されているのかがわかるように、アマゾンで見つけた電流/電力計を取り付けました。

定期的に発生していたバッテリーの電圧降下によって湯が沸かせなくなる問題の原因と対策がわかりました。

災害時にハイエースで暮らした場合、ソーラーパネルの発電する電力だけでどの程度の家電製品を使うことが可能なのかを検証しました。

ハイエース アイドリングでエアコンを使用時の燃料消費は?

CO2による地球温暖化が叫ばれる昨今、停車中のアイドリングは極力控えてきたのですが、この夏京都のPAで車中泊したときは車内の家族が誰も眠れず、やむなくエンジンを掛けてエアコンを使うことにしました。せっかくなのでついでに燃料消費量も調べてみました。

テスト条件

測定日 8月21日
天気 降雨なし
車種 200系4型 3000ディーゼル 標準ボディ4WD
エアコン 純正オートエアコン(最初だけリアエアコンも使用、ざっと冷えたところでフロントのみに切り替え)
温度設定 27℃くらい(うろ覚え)、循環モード

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ソーラーシステムに電流・電力計を設置する

ハイエースのソーラーシステムに走行充電、100V充電を付け加え、更に走行充電のパワーアップも行ったのですが、それぞれどれくらい充電できるのかがよくわかりません。わかることと言えば、充電を行うとバッテリーの電圧が上がるので「おお、充電してるね」というくらいのものです。ソーラーパネルについても、充電能力が最大200Wということは知っていても、今、この天候でどれだけ充電できているのかがわかりにくい。(チャージコントローラーに表示させることは可能ですが、ボタンを何回も押さねばならず使い勝手はよくありません)そこで、前から付けたいと思いながら面倒で先送りしていた電流計をつけることにしました。

電流計を探す

できればアナログよりデジタル、ついでに電力も表示できればなおよし、と思って探していたら、良さそうなのがありました。電流、電圧、電力、それに積算電力まで表示できるとは素晴らしい。メーカーは、ハイエースソーラーシステムの充電能力50%アップで使用したDCDCコンバーターと同じDrokです。アマゾンで2,088円だったのですが、商品紹介ページが消えていますね。先日買ったばかりなのに。
メーカーのHPはこちらです。(そしてこちらのほうがずいぶん安い)

ハイエースソーラーシステムに電流計設置

ちなみに、DC用は、50A用、100A用もあるのですが、DCの100Aとなると被覆も含めた電線の太さが鉛筆くらいになるはずなのに商品説明にある端子の形はこの20A用と変わらないように見えます。どうやって配線するのでしょうか??

回路図

本体裏面に接続図が描かれています。

ハイエースソーラーシステムに電流計設置

つまり、こういうことです。(端子の番号はわたしが勝手に付けただけで、商品には書かれていません)

回路図
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【家族3人で楽に眠れる】ハイエース子供用ベッド製作

子供用エキストラベッドを作る

以前の記事で、昨冬二段ベッドを初めて使ったことをご報告しました。しかし、家族で長期の旅行となると二段ベッドの上段を付けたままではベッドの上で食事ができませんし、ベッドからの出入りも私のような年配者には辛い。

そこで、今しばらくは上段なしの一段ベッドで過ごせるよう、まだ背の伸びていない娘がハイエースの幅方向に横になれるエキストラベッドを作ることにしました。基本的な仕組みは以前ご紹介した簡易棚を踏襲し、片側を畳んだ後部座席に引っ掛け、もう片側は脚で支えるという構造としました。

おことわり

  • このエキストラベッドは最大積載荷重30kg程度のつもりで作りました。(ただし、強度計算などはしていません)
  • 振動による衝撃に耐えるような配慮はしていませんので、 エキストラ ベッドを使用状態にしたままで走行しないでください。
  • エキストラ ベッドの幅や長さが大きくなると強度が下がりますので、その場合は角材をより太いものにする、補強材の本数を増やす、もしくはベニヤ板の厚みを増やす、といったこともご検討ください。
  • 現状の寸法は十分使い込んで強度を確認したわけではありませんので、本記事を参考にされる場合は各自の責任において十分強度を検討いただくようお願いします。

2019/08/22追記

子供の夏休みにあわせて2週間ほどこのベッドを使用しましたが、体重20kgの娘が寝る分には強度は全く問題有りませんでした。また、何回か妻が寝たこともありましたが、これも問題なし。
逆に考えるともう少し角材を細くして軽量化できるかもしれません。

最終形状

完成品を取り付けた状態の写真がこちら。荷造り用のゴムベルト(写真では赤いゴムベルト)で脚を固定してベッドの転倒を防いでいます。

これをイラストにすると下記のようになります。ちょっと脚の前後位置が変ですがご容赦を。
写真、イラストからおわかりの通り、この エキストラ ベッドは片側を畳んだ二列目シート(斜線部)の上に載せ、反対側のみ脚で自立するという構造です。

イラストに赤色で書かれた部品がタッチポンという折りたたみ式の棚などに使われる部品で、2個ペアで耐荷重が40キロ。2本の脚で支えているのはベッド荷重の半分ですから子供が寝るぶんにはある程度余裕があります。(ただし、わたしはネジの数が少ないベッドマットにつける側を脚に取り付けていますので耐荷重40キロもないはずです)
このタッチポンがこの エキストラ ベッドの肝となる部品です。(そして結構高価)

代わりにやや安価な折りたたみ式棚受け金具でも良かったのかなあ、という気もしますが、(耐荷重は同じですが) タッチポンのほうが見た目がしっかりしているのと畳む時の操作も簡単そうだったのでこちらにしました。
二列目シート側(上記イラスト右側)のタッチポンは、背もたれと座面の間にはめ込んでベッドの位置を固定するためのものです。

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【暑さ対策】遮光パネルで直射日光を遮って涼しく過ごす

炎天下の車内が暑くなる原因は?

近年は年を追うごとに夏の暑さが厳しくなっており、これをなんとかしないと車中泊旅行で体調を崩すことにもなりかねません。夏場の日中、ベッドキットを設置したハイエースの荷室で過ごすと、下記の3つのルートで大量の熱がが車内に流入していると感じられます。

  1. 直射日光で熱くなったアスファルトから立ち上る熱気が車内に入る
  2. フロントガラスから入った太陽光で運転席付近が熱くなり、熱気が後部へ流れてくる
  3. 車両後部のプライバシーガラスが熱を持ち、おかげで荷室が暑くなる

この中で意外に侮れないのが3です。直射日光下に置かれたハイエースは、フロントよりも荷室のプライバシーガラスのほうが熱くなっています。これは太陽光が黒いガラスを通り抜けるときに熱を吸収しているためと思われ、そうだとすればカーテンで太陽光が車内に入るのを防いだとしてもプライバシーガラスはしっかりと太陽光で加熱されていることになります。

したがって、プライバシーガラスが熱くなるのを防ぐためには、遮光パネルを車内ではなく車外に設置しなくてはなりません。

遮光パネルの材料を探す

車内に設置するのであればダイソーで売っている薄い銀マットを窓に貼り付ければ良いのですが、車の外となると、風を受けてもそれに抗して固定できるようある程度厚みが必要です。そこで、やや高価ですが下記を購入しました。

ハイエース暑さ対策

本来の用途は日よけではなくキャンプや車中泊で寝床の下に敷くための断熱マットです。

すべての窓を覆ってしまうと車内が薄暗くなるので、フロントガラス運転席側面荷室側面用に各1枚ずつ作り、運転席側面と荷室側面は日の当たっている側だけに使うことにしました。購入したのは、MサイズとLLサイズ各1枚です。

遮光パネルを作る

ダイソーで売っている荷造り用のベルトを両面テープとプラスチック板を使って貼り付けました。ベルトを直接断熱マットに貼り付けると、風に煽られて強い力がかかった際にベルトが断熱マットから千切る恐れがあるのでこのような方法にしました。

ハイエース暑さ対策

そしてこのベルトにバックルを取り付け、パチンパチンとはめるだけで車体への取り付けができるようにしました。

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ハイエースソーラーシステムの充電能力50%アップ

夏を涼しく過ごすために充電能力をパワーアップしたい

以前の記事、【暑さ対策】エンゲル冷蔵庫で食料と人を両方冷やせるか? でご紹介した通り、車内の暑さをアイスノンでしのぐためには現在の充電能力では電気が足りなくなってしまうことがわかりました。

このための対策としては下記の2点が考えられます。

① エンゲルポータブル冷蔵庫をもう一台追加し、食品を冷やすために保冷剤を凍らせることをやめる→保冷剤を凍らせるためには冷蔵庫をほぼフル稼働させることが必要であるが、フル稼働は消費電力が大変多いため、冷蔵庫を2台体制にしてフル稼働させる時間を減らす。
② サブバッテリー充電回路の能力を上げることで使える電力を増やす
今回の記事では、この②の課題を解決していきます。

何が問題か?

図を御覧ください。上のブロック図は現状の回路、下のブロック図は問題を解決するための改造案です。

ソーラー発電回路ブロック図

現状

発電側: スイッチAとBを使ってAC100V(外部電源)、ソーラーパネル、オルタネーター(走行充電)の中から一つ選ぶ
充電側: スイッチCを使ってバッテリー1,バッテリー2のいずれかを選ぶ
という回路になっており、バッテリー1とバッテリー2の両方を同時に充電することはできません

改造案

発電側: AC100Vとソーラーパネルのいずれかを選ぶ
充電側: スイッチBとスイッチCを使って選び、AC100Vとソーラーパネルのいずれかオルタネーター(走行充電)のどちらかをバッテリー1に、他方をバッテリー2に割り当てる

という回路に変更するとバッテリー1とバッテリー2の両方を同時に充電できます

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