冬でも快適車中泊 ハイエース断熱化で車内温度はどうなる?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

断熱化をやってみた

ハイエース購入に当たっては、諸先輩のブログを参考にして様々な改造を行いました。中でも、絶対にやろうと思っていたのが断熱です。下記のサイトを参考にさせて頂きました。

HIACE-SGL.net 様

ハイエースで、どこまでいけんの? 様

48rider.com 様

あまり要領よくできなかったわたしの断熱工事についてご説明してもしょうがないので、断熱工事をされようという方は、上記の諸先輩の記事を参考にしていただければと思います。

皆さんこの道のベテランばかりなので比較的容易に作業されているようなのですが、ド素人のわたしは相当てこずりました。内張をはずして断熱材を入れ、元に戻すのに丸五日くらい作業をするはめに。でも、絶対にやりたかった作業なので、やり遂げたことには満足しています。(仕上げが若干問題ありですが)

断熱パネルも作ってみた

断熱材を仕込んだ後、同じく48rider.com 様の下記の記事を参考にして、(というか、そのまま利用させていただいて)窓の断熱パネルを作りました。

ハイエース断熱パネル

ハイエース断熱パネル

冬の車中泊で効果絶大な断熱窓! 〜スタイロフォームで快適化ハイエース200系

48rider.com 様は側面の大窓のみ断熱されているのですが、わたしは冬の北海道での車中泊も考えているので同様のパネルを後部ハッチの窓とスライドドアの側面窓用にも作成しました。

また、ものはついでということで、荷室と座席の間を仕切る断熱カーテンも準備しました。

ハイエース断熱

ハイエース断熱カーテン

48rider.com様は、市販の型紙を入手され、それを利用されたとのことでしたが、どうも現在は市販されていないようでしたので、わたしは窓を巻き尺で測り、スタイロフォームに線を引いてカッターで切りました。そのため、誤差が結構大きく、窓の隅にすき間ができています。

その効果が知りたい

色々と準備したのですが、これらの効果がどれくらいあるのかを知りたくなったので、その保温効果をテストしてみることにしました。

準備したもの

断熱パネル

上で説明しましたが、48rider.com 様に習ってホームセンターで厚み30ミリのスタイロフォームを購入し、外側はダイソーで売っている不織布、内側は同じくダイソーのフェルトを貼ってみました。

なお、スタイロフォームと紙や布の接着にあたっては、スタイロフォームには軽石のように気泡がたくさんあるので、木工用ボンドをこの気泡がつぶれて無くなるくらいたっぷり塗って接着すると良いです。(これもわたしが開発したわけではなく他のサイトに教えてもらったのですが)

断熱カーテン

アマゾンでこのカーテンを購入。ダイソーで買った突っ張り棒を使って車内に取り付けます。白いですがそれなりに厚手で、向こう側はまったく見えません。

ハイエース断熱

ハイエース断熱カーテンはアマゾンで購入

ちょっと非常識なウルトラミラーレースカーテン 強力遮像+断熱+紫外線カット 幅100cmx丈108cm 2枚組

電気毛布

消費電力60Wの電気敷き毛布です。温度設定は、弱→中→強→ダニ の順に強くなります。ダニは、毛布に付いたダニを退治するモードで、一番熱くなります)

ハイエース断熱

人間の発熱をシミュレートするため、電気毛布を使用

コイズミ 電気掛・敷毛布 室温センサー付 188×130cm KDK-6051

温度計

室内と室外の温度が同時に測定できます。残念ながら現在は品切れの模様。

ハイエース断熱

この温度計で車内、車外の温度を同時に測定

MIDWEC デジタル温湿度計 室外 室内温度計 温度湿度時刻表示 卓上 スタンド ホワイト (AAA電池タイプ)

テスト1

ハイエースの車内に電気毛布を一枚拡げて、「強」(消費電力60Wなので、恐らく「強」であれば出力40Wくらいか?)で付けっぱなしにし、断熱状態を変化させて車内、車外の温度を測定します。

なお、温度計は車内にあり、毎回ドアを開けて中に入り、温度計の文字盤を目視で記録していますので、そのたびに外の空気が中に入っています。(テスト2,テスト3も同様)

テスト結果

ハイエース断熱

テスト1の測定結果グラフ

グラフの青線が車内の温度、赤線が車外の温度、そして緑の棒グラフが「車内の温度-車外の温度」です。(つまり、これが大きいほど車内は車外に比べて暖かいことになります。)

電気毛布で車内を暖めながら、断熱状態をだんだんとアップしていきました。

  • 最初は断熱パネルなし
  • 次に側面の大窓のみに断熱パネル取り付け
  • 次に後部ハッチ窓、スライドドア側面窓にも断熱パネル取り付け
  • 最後はそれに加えてカーテンも取り付け

普通に考えるとだんだんと車内が暖かくなり、

 「車内の温度-車外の温度」

が大きくなりそうなものですが、実際はその逆になっています。

テスト2

ネットで調べると、「人が一人いると、おおよそ100Wの熱を発生させる」という記事を複数見つけました。ひょっとしてテスト1の結果がおかしいのは発熱が足りないためではないかと考え、毛布を二枚にしたうえに、発熱量も、一番熱い「ダニ」(ダニを熱で退治するモード)に変更しました。消費電力60Wを最大出力にしたので出力はおおよそ60W、これが二枚なら120Wで、ほぼ人一人分です。

窓は、断熱パネルを作成した全ての窓(後部ハッチ、側面の大窓、スライドドアの窓)に断熱パネルを取り付け、断熱カーテンも取り付けます。(現在わたしが持っている断熱フル装備、ということです)

テスト結果

ハイエース断熱

テスト2の測定結果グラフ

毛布を二枚に増やした上に、窓を全面断熱しているので、室内と室外の差が大きくなり、室内がテスト1よりも暖かくなっています。それは分かるのですが、朝は何故か車内よりも車外の方が暖かくなっています。また、21時頃までは車内は車外よりも6℃くらい暖かいのですが、その差が夜遅くなるとだんだん小さくなっていきます。

テスト3

引き続き、毛布をダニモードで二枚つけっぱなしにして断熱パネルとカーテンを全て取り払ってみました。

テスト結果

ハイエース断熱

テスト3の測定結果グラフ

こちらは、テスト2とは明らかに傾向が異なります。

テスト2は、断熱パネルによって熱が逃げにくく、入り込みにくいので、車外温度の変化に対して車内温度がちょっと遅れてついて行っている感じです。朝も、外気温の上昇に車内の温度上昇がついて行けていけず、車外温度に追いつかれている、という感じです。

しかし、テスト3は、こういった遅れが非常に小さいように思われます。(天井や側面が断熱してあるので、何もしていない場合よりは変化が若干遅れてはいるのでしょうが…)

そう考えると、テスト1がおかしな結果になったのは、この、断熱による車内温度変化の遅れが原因なのであろうと思われます。

(現時点での)まとめ

  • 車内に人が一人いる場合、天井と側面にグラスファイバーで断熱を施したハイエースは、暖房をしなくても車外よりも3程度高い車内温度を確保できる。
  • この車両に、さらに荷室の窓全面に断熱を施し、荷室と運転室の間を断熱カーテンで区切ると、暖房が無くても夕方は、車外よりも6程度、深夜でも5程度高い車内温度を確保できる。

引き続きデータを収集し、有用な結果がでましたらまたご紹介させていただきます。

以上、読んでくださり、ありがとうございます。

2017/11/23追記

この続きは、下記の記事をご参照下さい。

冬でも快適車中泊 ハイエース断熱化で車内温度はどうなる その2

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA