2021年 3月 の投稿一覧

断熱されていない車の中で暖かく過ごすにはカーテンが最強

断熱パネルをカーテンに代えた理由

当初は 以前の記事 冬でも快適車中泊 ハイエース断熱化で車内温度はどうなる? でご紹介した断熱パネルを作り、側面、及びリアゲートの窓を断熱していました。しかし、取り付け取り外しが思いの外面倒なのと外したパネルの置き場所を車内に確保するのが大変なため、2018年の冬からは荷室の四方に配置したカーテンだけで過ごしてきました。

カーテンだけだと車中泊時の室内が冷え切ってしまうのではないかと危惧していましたが、断熱板と比べてさほど寒い思いをすることもなく現在に至っています。

カーテンが暖かいことをデータで裏付けたい

翌朝冷え切っているのは断熱板もカーテンもさほど変わりません。しかし、カーテンの方が暖かさが逃げにくく、現地に到着して暖房を切っても長時間快適に過ごせることが体感でわかってきたのでこれをデータで裏付けることにしました。

現在の断熱状況

車体

下記の通り、見よう見まねのDIY断熱なのでお世辞にも完璧とは言い難いです。

  • 天井 DIYで断熱材(グラスウール)を封入。
  • 側面 窓はそのまま、内張を自力で剥がせた場所には断熱材(銀マット)を貼付。
  • 床面 購入時、荷室床面に敷いてあったフロアマットの下に断熱材(銀マット)を貼付。

車内

①床面 ベッドキットの上に、以前の記事でご紹介したウレタンマットレスを敷いています。
②ベッド前がわ 以前の記事でご紹介した断熱カーテンを使用しています。
③ベッド後ろがわ こちらは外光を取り入れる必要はないので、カーテン 遮光1級幅100cm×丈120cm を使用しています。
④側面 本当はベッド前側に使用している断熱カーテンと同じ素材で丈の短いものが欲しかったのですが、見当たらなかったので ミラー カフェ カーテン 幅140cm X 丈70cm   を使っています。

車内の状況は下記の通りです。(散らかっていてすみません)

車内の断熱状況
車内の断熱状況
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【一日100Wh以下】車載冷蔵庫で手作りおかずを長期保存する

撮影には行きたいが、外食は避けたい

2020年3月以降ずっと引きこもっていたのですが、木次線・芸備線の撮影に行ったのが引き金になってこれ以上我慢できなくなり、2021年1月に大糸線撮影に出掛けました。2月になって今度は只見線と、そのついでにあわよくば大糸線も、ということでまた出掛けることにしました。色々な情報から推察すると、どうやら他の人と同じ場所で食事をするのを避け、車外では必ずマスクを着用していればコロナ感染の危険性は大きく下がりそうに思われましたので外食は避け、極力持参した食料で食いつなぐことにしました。(なお、いつもながら宿泊はすべて車中泊です)

2021年1月に大糸線に出掛けたときは妻に惣菜を詰め合わせた弁当を5個作ってもらってこれを毎日1個食べていましたが特に問題なし。そこで、今回は(なんと)10準備してもらいました。1日1個×10で食べ切ろう、という算段です。

なお、念のため申し上げておくと一日一食というわけではなく、朝、昼はこれも自宅から持参したチーズやミックスナッツ、カップラーメン、野菜ジュースなどを食べてしのいでいます。

ポータブル冷蔵庫の設定

大糸線撮影で5日間もたせたときは、Terzo冷蔵庫の温度設定を3℃にしました。こうすると冷蔵室壁面の温度は0℃前後になり、5日後でも味の劣化はありませんでした。今回もこれにならって0℃前後の半冷凍状態で保管することにしました。ご覧の通り、Terzo冷蔵庫はほぼ満タンです。ちなみに、画像右端の小部屋は冷蔵されない区画で、200ml紙パックが綺麗に8個収納できるので重宝しています。

Terzo冷蔵庫の中は満杯

なお、わたしが所有するエンゲルポータブル冷蔵庫の温度設定はダイヤル式で、毎回きっちりと0℃前後に温度設定するのは難しい。そこで、こういった用途には迷わずデジタルで温度が設定できるTerzo冷蔵庫を使います。(もちろん、大容量というのも大きな理由です)

食べる前にエンゲルポータブル温蔵庫を使って温めます。おかずは1.5時間くらいで暖まるのですが、ご飯は麦が多いせいか3時間くらい温めないとふわふわのご飯になりませんでした。(なお、エンゲルポータブル温蔵庫の加熱温度は頑張っても57℃程度ですので、70℃以上の中心部加熱が必要とされる食中毒菌の殺菌には使えません)

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【EOS R6】暗闇でのAIサーボAF追従能力を試す

前回の記事では暗闇でのEOS R6の高感度撮影性能をテストしました。このときは基本的にワンショットAF+置きピンで撮影しましたが、今回はAIサーボAFを使って暗闇でどこまでAF撮影できるのかを試してみます。前回は芸備線でしたが、今回は呉線です。夕方、及び早朝の時間帯に走る列車のAIサーボ撮影を行い、ピントの合い具合を検証しました。

撮影地

ポインターのある位置が立ち位置で、ここから南東を向いて撮影しました。ポインターが左上に来るように地図をスクロールしていただくと、線路は海岸線に沿って緩やかな曲線を描いているのがおわかりいただけると思います。立ち位置から列車迄の距離は手前が200m、一番遠くが400mくらいあり、サーボAFが働いているかどうかを試すのに格好の撮影地です。

昼間の景色はこんな感じです。

撮影地の状況

撮影結果

日の入り前にも撮影しましたが、光量が十分あってISO1000程度で問題なく撮影できましたので省略します。(ちなみに、上に掲載した写真はそのうちの一枚です)
今回の撮影は、マニュアルモード(M)フレキシブルAEモード(Fv)で撮影しています。フレキシブルAEモードとは、EOS Rで新登場の撮影モードで、シャッター速度、絞り、露出補正、ISOのなかから任意の値を設定すると適正露出となるように(露出補正以外の)残りの項目を自動設定してくれるというものです。(詳細はこちらの記事をご参照)

今回わたしはシャッター速度と絞りを両方とも指定したので、ISO感度のみが自動設定されることになります。

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EOS R6で夜の列車走行写真を撮る

EOS R6の暗所性能を試す

ここ二年ほどEOS Rを使ってきましたが、驚異のAF性能異次元の暗所性能をもつというEOS R6の評判を聞いて試してみたくなり、一ヶ月強待って今年の1月に手に入れることができました。

EOS R6のISO感度上限は102400、一方、EOS Rは40000ですが、これまで高感度撮影はほとんどやっていませんでした。しかし、2020年2月にEOS RISO12800で撮影したこの写真を見る限り、EOS Rの暗所性能もなかなかのものです。(この画像はRAWデータからそのまま書き出したもので、レタッチやノイズ除去はおこなっていません)

EOS Rで撮影した夜間の写真
EOS Rで撮影した高ISO感度画像(ISO12800)

撮影結果

今回の撮影対象は、芸備線の備後落合-東城間と木次線の出雲横田以南。どちらも定期運行は一日三往復ですが、最後の一往復は暗くなるのでこれまでこの時期に撮影したことはありません。

全画像に共通の撮影条件

  • 使用カメラ EOS R6
  • 撮影モード マニュアル(AE使用せず)
  • 撮影画質 RAW

夕方の撮影

午後6時頃の撮影で、場所はこちらの人気スポットです。

曇天で粉雪が舞っており、列車の通過時刻がほぼ日没時刻なのであたりは薄暗くなっていました。とはいえ、ISO1000なので高感度ノイズは皆無。

元画像と撮影条件

画像はRAWで撮影したデータを何もせずライトルームでJPG書き出ししています。

EOS R6で撮影した夕方の列車走行写真
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