目次
とりあえず10選
今回は木次線です。実は今年の6月に行こうと予定していたのですが、当日思いの外暑そうだったので先送りしたところ7月の西日本豪雨で運休に。復旧まで一年以上とのことだったのが予想外に早く復旧となったので出掛けてきました。
キハ120はあの安っぽい造りがあまり好きではなかったのですが、三江線で撮りまくったので最近は愛着を感じます。
実は木次線には2012年の冬に二度ほど出掛けたことがあるのですが、どれもぱっとしないので今回の記事では紹介していません。この冬に頑張りたいと思います。(とはいえ、木次線の出雲横田から先は毎年真冬には運休になるので冬の前半が勝負ですね)
撮影地は、備後落合側から順にご紹介します。
2019/05/23追記
この冬は北海道に行き、3月頭に帰ってきたらみるみる暖かくなって雪どころではなく、木次線の撮影に行く機会を逃しました。
広島の田植えは5月の上旬~中旬ごろと比較的早いため、田植え直後の水田と列車がきれいに取れる場所での撮影を目的に出かけました。
2019/06/04追記
5/23に追加した写真を撮影したレンズが故障しており、画像の周辺部がピンぼけに。そこで、一週間後に出直してボケていた写真の撮り直しと新しい撮影地の開拓をしましたので、更に撮影地を追加しました。
2019/11/14追記
紅葉の写真を追加しました。
2020/02/07追記
雪景色の写真を追加しました。
2020/12/18追記
雪景色の写真を追加しました。
備後落合-油木1(2019/06/04追加)
こういう風景には癒やされます。キハ120の単行がとてもしっくり来る撮影地ですね。国道314号線のトンネル脇を走る旧道から撮影しています。
5月下旬16:56撮影 備後落合方面行き
2019年11月14日追加
午後は他に行く予定でしたので、下りの一番列車を撮影しましたが、午前中は光線状態が今ひとつ。(まあ、好みの問題かもしれませんが)
あと、5月の写真のときと比べると枯れ枝のようなものがニョキニョキしているのが気になります。
11月中旬9:06撮影 備後落合方面行き
2020年2月7日追加
この時間、おろちループ付近ではまだ雪がバンバン降っていたのですが、油木駅あたりから南に入るとすでに雪は溶け始めていました。仕方なくカメラを右に振って雪を多めに入れてみましたが…
2月上旬14:29撮影 備後落合方面行き
2020年12月17日追加
今回は最優先で出向き、一本目の列車を撮りました。その甲斐あってか雪がたくさん積もった写真が撮れました。直前まで降っていたのですが、列車が遅れたお陰でちょうど通過の頃に雪が止み、日が射してきたのでした。
12月中旬 9:40撮影 備後落合方面行き
光線状態
昼前~午後良好
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
備後落合-油木2(2019/05/23追加)
どうもこういう見通しの良い場所を見つけるとつい撮影してしまうという悪い癖が…。
5月下旬14:25撮影 備後落合方面行き
光線状態
方角的には午前中順光ですが、薄曇りが幸いしました。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
備後落合-油木3(2019/11/14追加)
ここはちょっと通りかかって「おお、いいねえ」と錯覚してしまったのですが、撮ってみたらそれほどでもなかったです。それでも、すぐに列車が来てしまうのでどうしてもどこかで撮りたい、という方はどうぞ。
ちなみに、この写真はEF17-40を目一杯広角にしてフルサイズで撮影しています。じっくり見ていると橋桁が歪んでいるような気がしてクラクラします。
11月中旬14:56撮影 宍道方面行き
光線状態
この場所は両側が山で、いわば谷底に位置するので光が入るとしても昼頃だけだと思われます。
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
備後落合-油木4(2019/11/14追加)
前項は今ひとつでしたが、こちらは時間に追われて付け焼き刃で探した割には素敵な場所でした。
おろち号の通過時間が迫る中、油木駅付近をウロウロしてここにたどり着きました。右側の枝が邪魔ですが、しょうがない。
ちなみに、帰ってから気づきましたが、この場所はこれの反対側にあたります。
そして、アップでも背景とのバランスが良好です。
11月中旬13:17撮影 宍道方面行き
2020年2月7日追加
ここももう少し小降りならよかったのですが、向こうの山が霞んでしまうほどの降雪でした。
2月上旬14:55撮影 宍道方面行き
光線状態
後ろの山の斜面は西を向いているので午後に日光が当たります。車両側面も同様。
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
油木-三井野原1(2019/05/23追加)
あまり目立ちませんが、藤の花が咲いていたので列車、水田とセットで撮影してみました。画面左上に電線が入りましたがフォトショップで消してあります。
5月下旬15:03撮影 宍道方面行き
光線状態
方向的には午前中順光のはずですが、作例の通り午後三時でも問題ありませんでした。(でも、列車には光があたっていませんね)
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
油木-三井野原2(2019/11/14追加)
最近一番人気の撮影地です。(特に紅葉の時期)
私は平日に行ったのでおろち号の時刻でも10名くらいでした。今週末はちょっと混むかもしれませんね。
このときは、午前中は晴れていたのですが午後は曇りがちになり、おろち号の通過時にはご覧の通り日光は届きませんでした。
11月中旬13:26撮影 宍道方面行き
翌日は雲ひとつ無い好天でしたのでもう一度行きました。(ただし、このときはおろち号ではなくその前の普通列車)
晴れてはいますが、時間が早いので路盤には光が当たりません。
11月中旬9:45撮影 宍道方面行き
ちなみに、こちらのサイトを拝見すると、去年は左側の樹木が赤く紅葉しているのですが、今年は緑の葉がしおれて黄色くなったような感じです。地球温暖化の影響でしょうか?それとも、もう少しすると赤くなるのでしょうか?(ならないだろうなあ…)
2020年12月17日追加
この場所は雪景色も絵になります。紅葉の時期は賑わうこの場所も、この日はわたしだけでした。一本目の列車なので路盤に陽が当たっていませんが、二本目まで雪がある保証もないのでこれで良しとしましょう。
12月中旬 10:13撮影 宍道方面行き
光線状態
昼前後に路盤が照らされて良好な光線となります。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
なお、下記の位置に広い駐車スペースがあります。撮影地から150メートルくらいです。路上駐車は迷惑かつ危険なのでやめましょう。
また、紅葉の休日等は多数の方が詰めかけますので、車は奥から停めるようにしましょう。
おろちループ
今回、ここより備後落合寄りでは撮影しなかったのでいきなりおろちループまで飛びます。ここからは絶壁に沿って走る列車を撮ることができます。この眺め、個人的には気に入っているのですが検索しても作例がほとんど出てきません。あまりに安易すぎ?
おろちループではあちこち動き回り、5箇所で撮影してきました。それぞれの位置と撮影方向は下図の通りです。
順番にご紹介します。
ポイント1
三井野大橋の備後落合よりから撮ります。昔買ってあまり使っていなかったシグマの12-24を使って無理矢理撮りました。このレンズは周辺がぼけるのでこれでしか撮れない場合に限って使用しています。無理して撮りましたが、周辺もくっきりなキヤノンの17-40ズームで撮影したポイント2とアングル的に大差無いような気もします。
作例のレンズ焦点距離(35mmカメラ換算)
15mm×1.3
作例の撮影時刻
12:06
光線状態
午前中順光です。
地図
Googleマップ
ポイント2
国道314号線の真上から撮りました。国道と鉄道を並列に扱ってみた(つもり)です。
作例のレンズ焦点距離(35mmカメラ換算)
17mm×1.3
作例の撮影時刻
8:37
光線状態
午前中順光です。
地図
Googleマップ
ポイント3
さらに道の駅側に寄りました。眼下の国道は見えません。カメラの向きに気をつけないと、三井野大橋の橋脚が画面の隅に入ってしまいます。岩泉線の押角峠ばりに秘境感を出してみた(つもり)です。
作例のレンズ焦点距離(35mmカメラ換算)
12mm×1.3
作例の撮影時刻
16:31
光線状態
午前中順光です。(しかし、作例は午後撮影しています。曇っていたので…。)
地図
Googleマップ
2020年12月17日追加
このときは風が強くて滅茶苦茶寒かったです。写真ではわかりませんが、暴風で雪が舞い飛んでいました。ちなみに、列車は山肌のトンネルから出てきたところにいます。
12月中旬 16:32撮影 備後落合方面行き
ポイント4
今度は道の駅から、三井野大橋を入れて撮りました。この赤い橋は山の緑に映えますね。
作例のレンズ焦点距離(35mmカメラ換算)
17mm×1.3
作例の撮影時刻
9:48
光線状態
午前中順光です。
地図
Googleマップ
2019年11月14日追加
やはり紅葉の時期はきれいですね。このときはおろち号は右向きに進んでいます。(つまり、機関車が後ろから押している)
おろち号の折返しが帰ってくるときには、線路が走る山には光線は当たらないと思われます。(撮っていないので予想です)
11月中旬12:10撮影 備後落合方面行き
2020年2月7日追加
例年、冬になって雪が積もると出雲横田から南は運休になるため、おろちループからの雪景色撮影のチャンスに恵まれませんでした。贅沢を言えば、遠目に目立つ赤い車両が来てくれるともっと良かったのですが。
2月上旬14:06撮影 備後落合方面行き
ポイント5
ループを入れて撮りました。巨大なループを横目に見ながらけなげに走る列車を表現してみた(つもり)です。
ところで、列車の位置わかりますか?
作例のレンズ焦点距離(35mmカメラ換算)
13mm×1.3
作例の撮影時刻
9:48
ちなみに偶然ポイント4からの写真と同時刻ですが、こちらはポイント4の翌日に撮影しています。
光線状態
午前中順光です。
地図
Googleマップ
ポイント6(2020/2/7追加)
ここは、おろちループ展望台からすぐの場所です。このときは赤い車両が来たので車両が目立ちます。
2月上旬14:06撮影 備後落合方面行き
作例のレンズ焦点距離(35mmカメラ換算)
47mm
光線状態
午前中順光
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
ポイント7(2020/12/17追加)
ネット上で紅葉の時期に撮影された作品を見つけることができます。1輌編成ではちょっとさみしいですね。
12月中旬15:15撮影 宍道方面行き
作例のレンズ焦点距離(35mmカメラ換算)
90mm
光線状態
午前中順光
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
出雲坂根駅三段スイッチバック
このスポットは真島満秀先生の著書でも紹介されています。
また、こちらのサイトには行き方も含めて詳しい解説があります。(今回はこちらを参考にさせて頂きました)
いいもの!みっけ! 木次線 出雲坂根駅付近の撮影地案内
どうも以前に撮られた写真と比べると樹木が成長しているような気がします。(それとも、夏のせいでしょうか?)
上段の左に見えるスノーシェッドはほぼ木々に隠れつつあります。
まず、木次方面から来た朱色の単行が下側の線路を左から右へ。
次に備後落合方面から来たおろち号が上の線路を右から左へ。
光線状態
日中順光です。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
このあと朱色の単行が上段を行くのを撮り、おろち号が下段を通るのを待っていたらいきなり土砂降りとなり、おろち号は諦めて途中に止めた車に戻りました。
こちらへのルートは前述のサイトに詳述されていますが若干の補足を。
旧道から斜面を上がるのですが、そのポイントの写真はこちら。急斜面ですがロープが設置してあるので助かります。
また、この斜面があるポイントは下記の地図の通りです。
Googleマップ
出雲坂根駅から行った方が近いのですが、わたしはうっかり三井野原駅側から入ってしまいました。道路はそれなりに手入れされているようですが随所で雑草が茂り、太い丸太が転がっている箇所もありましたのであまり車では行きたくない場所ですね。
大した距離ではないので出雲坂根駅から徒歩で向かわれるのが良いと思います。
出雲坂根-八川間1
夏の昼下がり、山奥へ続く小道を横切ってのんびりと列車が進んでいきます。
光線状態
午後順光。
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
019/06/04追加
水田を入れてみましたが、ちょっと無理やりな感じですかねえ。
5月下旬13:23撮影 備後落合方面行き
出雲坂根-八川間2
お米が実った田んぼは、それ自体が美しいです。
2019/05/23追加
微妙に立ち位置を変えていますが、同じ場所です。
水をたたえた水田もまた美しい。
光線状態
午後順光。
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
5月下旬13:24撮影 備後落合方面行き
出雲坂根-八川間3 (2019/05/23追加)
このあたりは素敵な田んぼが広がっており、その気になればいくらでも撮影できそうですが列車の本数が少ないのが残念。ここでは跨線橋の上から撮影します。両方向撮影できるという嬉しい場所です。一枚目が備後落合側、二枚目が宍道側(列車は八川駅に停車中)を向いて撮影しています。
二枚目は物置小屋の屋根?が白く光っていますね。日にちが経って太陽の角度が変われば解消されると思われます。
5月下旬15:47撮影 宍道方面行き
2019年11月14日追加
このあたりは派手に紅葉するわけではありませんが、あたりが茶色くなって日本の里山の秋、という風情です。
列車が5月の写真とは逆方向ですので、まず八川駅側を撮影し、その後振り向いて去っていく列車を撮影しています。
11月中旬11:25撮影 備後落合方面行き
2020年2月7日追加
今回は備後落合行きのみ撮影しました。
2月上旬13:15撮影 備後落合方面行き
光線状態
宍道方面行き:列車正面は午後順光
備後落合方面行き:列車正面は午前中順光
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
宍道方面行き
2枚め
八川-出雲横田間 (2019/05/23追加)
列車が通り過ぎるとまた静寂が訪れます。
5月下旬18:47撮影 宍道方面行き
光線状態
午後順光です。
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
出雲横田-亀嵩(2019/06/04追加)
国道314号線の旧道に降りて撮影しました。
5月下旬15:32撮影 備後落合方面行き
光線状態
列車側面は午前中順光(作例は午後撮影なので陰になってしまいました)
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
亀嵩-出雲三成(2019/06/04追加)
これは私の好きなアングルです。これを見つけると川をがっぽり入れて撮らずにはいられない。(でも、ここはちょっとやりすぎかも。)
5月下旬14:52撮影 宍道方面行き
光線状態
午後順光
地図
5月下旬の作例撮影時には道路工事中でした。作例は片側交互通行区間の西端にある広場(?)から撮影しました。
矢印の向きは、撮影方向を示します。
出雲三成-出雲八代間
ここも、美しい田んぼが広がります。列車の姿がかろうじて入ります。
2019/05/23 追加
晴れの日も良いですね。
こちらも立ち位置が前回と微妙に変わっています。
光線状態
午後順光です。
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
5月下旬10:51撮影 備後落合方面行き
下久野-日登間
ここはストリートビューで見つけました。曇りがちの一日でしたが、幸いにも列車の通過に合わせて日が射してきました。
2019/05/23 追加
ここは単行のほうがしっくりきます。
2020年2月7日追加
雪がたくさん降っていたので山が霞んでいます。
2月上旬12:06撮影 備後落合方面行き
光線状態
朝~昼過ぎまで順光(列車正面は午前中順光)
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
5月下旬12:12撮影 備後落合方面行き
以上、読んで下さりありがとうございます。
こちらの記事もどうぞ
いつも詳しい撮影ガイドをありがとうございます。
木次線もいよいよ廃線の噂で持ち切りとなっています。
一度行ってみたいと思っております。
非常に参考になります。
コメント&弊ブログご愛読ありがとうございます。
そうですよね、木次線の先っぽ、芸備線の先っぽ、大糸線あたりはかなり危ない気がします。
実際、平日などはお客さんが非常に少ないのが撮影して拡大画像チェックをしているとよく分かります。
いきなり廃止はないと思いますが、発表になると一気に撮影をされる方が増えるのでできるだけ今のうちに撮影しておきたいです。
弊ブログでも最近芸備線撮影地へのアクセスが増えてきています。(木次線は人気路線ゆえ、以前と比べてお客様が増えた、ということはありませんが・・・)