大糸線(電化区間)絶景撮影地13選

この春に久しぶりに大糸線の電化区間へ撮影に行きました。調べてみると、最後に電化区間を撮影したのは2007年。いつのまにか15年経ってしまいました。

今回電化区間の新しい撮影地も開拓したので、電化区間の撮影地を別記事として独立させることにしました。本記事では、松本-南小谷間の撮影地を松本側から順番に紹介します。

以前は現状未確認の撮影地が含まれていましたが、本記事でご紹介する電化区間の撮影地はすべて撮影可能であることを確認済みです。(非電化区間は一部未確認)

なお、作例で記載した列車の行き先表記は下記の通りです。
松本-南小谷間 (電化区間)
南行き 松本方面行き と記載
北行き 南小谷方面行き と記載
糸魚川-南小谷間(非電化区間)
南行き 南小谷方面行き と記載
北行き 糸魚川方面行き と記載

信濃松川-安曇沓掛

電線がたくさんありますが、そこはちょっと目をつぶってください。残念ながら田んぼにはまだ水が入っていないのが残念ですが、この日は山がとても綺麗に見えていました。

アルプスをバックに走る大糸線普通列車

4月中旬13:20撮影 松本方面行き

光線状態

列車は午前中順光です。バックの山は昼過ぎまで順光です。

地図

Googleマップ

矢印の向きは、撮影方向を示します。

安曇沓掛-信濃常盤1

線路脇から山バックの素敵な写真が撮れます。昔からの人気撮影地です。

アルプスをバックに走る大糸線普通列車

2006年1月下旬14:49撮影 松本方面行き

アルプスをバックに走る大糸線特急あずさ

2006年1月下旬15:29撮影 松本方面行き

国道147号線が線路を超える付近からも見下ろす形で撮影可能です。

アルプスをバックに走る大糸線特急あずさ

2003年2月上旬13:23撮影 松本方面行き

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飯山線絶景撮影地15選

初めて飯山線に行きました

今なら飯山線は大糸線のついでに行きそうなものですが、ウィキペディアによるとここは1997年には全ての車両がキハ110系に置き換えられていたとのこと。わたしが撮影を始めた2003頃はまだ大糸線を始め東北の各線でキハ52が走っていましたのでそちらを優先し、行かないままで現在に至ってしまったようです。(それと大糸線なら当時住んでいた名古屋から土日で行けましたが、飯山線となると週末の撮影は難しいのもあったかもしれません)

結果的に訪問が後回しになってしまいましたが、飯山線はわたしの好きな大糸線や三江線同様川沿いに走っているのでバラエティに富んだ撮影が楽しめる路線だとわかりました。本記事では飯山線の撮影地を長野側から順番に紹介します。

上今井-替佐1

今回はまず大糸線で桜が咲いたところを撮影し、時期的にその後になる飯山線へと移動しました。飯山線は列車本数の少ない北部から回ったため、南部のこの付近を撮影する頃には既に桜吹雪になっていました。

こちらの撮影地は「飯山線 桜」で検索すると真っ先に出てくる人気の場所。ここの桜はまだ派手に散り始めておらず、満開(風)の写真を撮影できました。

飯山線と上今井の桜

4月下旬8:56撮影 越後川口方面行き

光線状態

桜と列車側面は午前中順光です。列車正面は終日逆光。

地図

ここは跨線橋なのでフェンスがありますが、そのすき間から撮影しました。レンズが一本入るすき間しかありませんので定員は1名です。(そしてこのときはわたし以外誰もいませんでした)

Googleマップ

矢印の向きは、撮影方向を示します。

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2500円ホットマットでリチウムイオンサブバッテリー低温対策

低温に弱いリン酸リチウムイオンバッテリー

鉛蓄電池と比べると高出力・大容量で圧倒的に使いやすいリン酸リチウムイオンバッテリーですが、ほぼ唯一負けているのが低温特性です。

下記の表はRenogyのスマートリン酸リチウムイオン電池の仕様ですが、放電はマイナス20℃までOKなものの、充電は0℃までという制約があります。

renogyリン酸鉄リチウムイオンバッテリー 使用温度

Renogyのバッテリーは、Bluetooth経由でデータを取得することができるのですが、概ね10℃以下になると充電低温警告が表示されます。(0℃以上なら充電はできます)

スマホの画面に充電低温警告が出る

昨年後半にRenogyから下記のヒーター付きリン酸鉄リチウムイオンバッテリーが発売されました。しかし、わたしが使っているのは以前購入したヒーターなしのもの。

ヒーター付きのrenogyリン酸鉄リチウムイオンバッテリー

そこで、冬でもバッテリーの充放電ができるよう対策を考えることにしました。

冬のサブバッテリーはどのくらいまで冷えるのか?

わたしはサブバッテリーを荷台に設置したベッドキットの下に格納しています。この床下がどのくらい冷えるかというと、明け方の外気温が-10℃程度まで下がった場合でもマイナス5℃くらいにしかなりません。ベッドキットがあるために外気が流れ込まない「地下室」のような状態になっていることと、ハイエースの後席暖房は床面に向けて温風が吹き付けてベッド下が温まりやすいため思われます。

冬の北海道では外気温マイナス10℃くらいなら頻繁に遭遇しますが、昨今それ以下は意図的に寒い場所を狙って行かなければあまりお目にかからなくなっています。従って、床下温度がマイナス5℃程度まで冷えた状態を想定して対策すればまあ良かろうと判断しました。

温める方法を調べてみる

ホットカーペットが良さそうですが、バッテリーの重量に耐えられない恐れがあるためもう少し頑丈そうなものがないかと探してみました。

すると、一見良さそうなものがありました。爬虫類ヒーター。ペット用のヒーターで、温度は45℃固定。ただ、頑丈かどうかは現物を見ないと判断できません。そして用途から想像するに、恐らくこのままでは10キロを超えるバッテリーの重量には耐えられないと思われました。

爬虫類用ヒーター
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【酷暑対策】車載リチウム電池でスポットクーラーを何時間運転できるか?

おことわり

本記事は、2021年9に行ったテストについて記載しています。

機種検討

ネットの評判を調べる

2021年初夏にハイエースサブバッテリーを鉛蓄電池からリン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4)に交換しました最初に導入した電化製品は電子レンジ。Renogyの充電器は走行時に50A つまり650W程度の電力が無理なく充電できるので移動しながらの旅行なら電力を潤沢に使えます。そこで、次なる野望であるクーラーの導入を検討することにしました。

価格.comで調べると、どうやらナカトミMAC-20の評判が良さそうです。

スポットエアコンの仕様比較表
価格.com より引用 データは2021年9月時点のもの

また、ネットを検索すると車中泊に利用されている方が多数おられます。

55Hzインバーターでの運転可否

電子レンジの時もそうでしたが、インバーターの周波数が55Hzなのでうまく動くかどうかわかりません。がしかし、調べてみるとエアコンは周波数が変わっても問題無さそうです。

MonotaRO HPより引用

サイズ

クーラーは助手席に置いて使うつもりでしたので、本体のサイズは幅45センチ、奥行き50センチが上限です。

これを買いました

さしたる迷いもなくナカトミ(NAKATOMI) 移動式エアコン MAC-20 (リンクはアマゾン商品ページへ飛びます) を購入。

今見るとわたしが購入した昨年秋と比べるとかなり価格が上がっています。これからが売り時だからなのでしょうか。

ナカトミスポットエアコン MAC-20
アマゾン HPより引用

スペックはこちら。

ナカトミスポットエアコン MAC-20 主要諸元
ナカトミ HPより引用

寸法は助手席に設置可能な範囲です。消費電力は60Hzでも770Wなので55Hzならもう少し低いでしょうか。今回テストに使用するリン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4)の容量は約4.3kWhなのでフル充電なら計算上は5時間くらい運転可能ということになります。

ダクト設置

クーラーの設置

助手席にクーラーを載せ、ダクトをどう這わせるかを検討します。

エアコンのダクト設置場所を選定する
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55Hzインバーターでヘルツフリー電子レンジは使えるか?

おことわり

本記事を参考に55Hzインバーターで電子レンジを使用される場合、必ず実際と同じ条件でテスト運転を行うと共に、その後の使用中も十分な注意を払っていただくようお願いします。

結論

結論を先に申し上げておくと、アイリスオーヤマのインバーター式ヘルツフリー電子レンジを使うことができました。2021年夏の旅行で20日ほどのあいだ毎日15分~20分程度使っていましたが問題は発生しませんでした。(そしてその後も発生していません)

55Hzのインバーターを買った理由

電子レンジの消費電力は60Hzで1300Wくらいが一般的。そうすると1500Wではちょっと心配なのでインバーターは2000W用を購入することにしました。今までハイエースで使っていたのは電菱ブランドで売られていたCOTECの600Wインバーターでしたが、COTEKの2000Wインバーターはアマゾンで15万円もするのでとても手が出ません。そこで、以前12Vリン酸リチウムイオン電池で使えるように600Wを購入したことのあるGIANDELというオーストラリアのメーカーの製品を買うことにしました。こちらなら3万円少々と、COTEKより遙かに安い。55Hz固定というのが引っかかりますが、まあ何とかなるだろうと考えて注文しました。(詳細はこちらの記事をご参照下さい)

アマゾンの商品ページはこちら

GIANDEL 2000W インバーター

60Hz指定電子レンジを運転してみる

自宅に使っていない60Hz電子レンジが1台あったので試しに運転してみたところ、しばらく作動していたのですがやがて警告音が鳴り響いて停止してしまいました。庫内に入れたタッパー入りのご飯は温まっていませんでした。

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新日本海フェリー家族割で小学生無料(2022年夏)

個室なら大人一人に小学生一人無料

昨年同様、2022年夏は家族割が実施されます。新日本海フェリーのサイトはこちら

新日本海フェリー家族割り
新日本海フェリーで家族割りが実施されます

割引内容は2022年と同様です。適用期間はとりあえず7月末まで。(2021年も当初は7月末まででしたが、4月の終わりに8月16日から8月21日までの期間が追加されました。詳細はこちらの記事をご参照)

  • 期間限定(2021/7/19~7/31)
  • 同行する家族が乗用車で乗船
  • ステートAかステートB利用の場合
  • 大人一人に小学生一人無料(ただし、大人と小学生は親+子、祖父母+孫、大人運賃の兄・姉+弟・妹 という家族同士でなくてはならない)
  • 乗船28日前までに電話か窓口(インターネット不可)で予約し、予約日を含めて3日以内に精算
新日本海フェリー家族割りの条件
新日本海フェリーHPより引用
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2022年4月版只見線ダイヤグラム現地撮影地情報入り

本ダイヤグラムについて

ご無沙汰しております。2022年4月号JR時刻表に準拠した只見線のダイヤグラムを掲載しましたので撮影にお役立てください。ダイヤグラムは、ダイヤ作成ソフトOuDia(http://take-okm.a.la9.jp/oudia/)を用いて作成しました。

ダイヤグラムは5:00から25:00までを4ページに分けて掲載しました。

ダイヤグラムには旧田子倉駅の位置を記載しましたので、列車通過時刻の目安としてお役立てください。

なお、図中に記載した撮影地の番号は、下記の2つの記事の撮影地につけたカッコつき数字に対応しています。


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Synology NAS ディスク交換3つのポイント

HDDを交換してNASの容量をアップ

久しぶりにNAS(Synology DS418play)のHDDを交換しました。4本のHDDのうち1本だけ4TBが残っていたのですがこれを8TBにして容量アップしようという目論見です。以前、NASのHDD交換では下記の記事のとおりひどい目に遭っているので今回は慎重に進めます。

ポイントは、

  • ホットスワップ可能な機種でも念のためディスク交換時はNASの電源を切る
  • 交換するHDDを間違えない

2つ目は、当たり前すぎて恥ずかしいですね。(なお、3つめのポイントは記事末尾のまとめをご参照下さい)

DS418playはホットスワップができるとされている機種ですが、前回は通電中にディスクを抜いたらエラーが発生し、もう一度ディスクを押し込んでも許してもらえませんでした。おまけにこのディスクは目当てのものではなかったのです。つまり電源を切らず間違ったディスクを取り出すというミスを一瞬にしてしでかしてしまったのでした。そしてこのあと復旧に多大な時間を浪費しました。

では、作業を順番に見ていきましょう。

事前準備

ストレージマネージャで、異常がないことを確認します。異常がある場合、まずそれを解消します。

また、NASにしか保存されていないデータがあれば、バックアップを取った方が良いです。何があるかわかりませんし、バックアップがあれば何かあっても冷静に対処できます。(これ重要)

nasに異常がないことを画面で確認

そのほかの注意事項は下記をご参照下さい。

NASの電源を切る

電源ボタン(画像では右下のボタン)を長押しします。ランプの点滅が始まったらそのまま完全にシャットダウンするまで待ちましょう。

nasの電源を切る
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【2022年3月見直し】2022年4月版山口線ダイヤグラム撮影地情報入り

時刻表3月号を買い損ねたので4月号を元に作成しました。残念ながらやまぐち号の運転開始には間に合わず。申し訳ありません。

昨年と比べてやまぐち号の時刻は変わっていませんが、普通列車の大半と特急一部で変わっています。

わたしもそろそろもう一度行きたいと考えてはいるのですが、果たせるかどうか。

これまで同様、勝手ながら始発駅の発車時刻が18:00を過ぎる列車は省略してあります。また、ダイヤグラムは、やまぐち号を除く臨時列車は破線で記載しています。

また、ダイヤグラム上に撮影地の位置上り下りどちらの撮影に適しているかを矢印で示してあります。撮影地の位置はカッコつき数字で示し、このカッコつき数字は弊ブログ撮影地ガイドの見出しに追加したカッコつき数字に相当します。

カッコつき数字が書いてある位置は、おおよそ撮影地から撮影できる列車の位置に配置したつもりです。(多少のズレはご容赦を)

なお、撮影地の番号は、下記の二つの記事の見出しにつけた番号に対応します。


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ハイエースサブバッテリーをリチウムイオン化

ディープサイクルバッテリー4個全てが要交換に!

長い間お世話になっていたACDelcoのディープサイクルバッテリーですが、昨年(2021年)1月から2月にかけて大糸線や只見線に出掛けた際にずいぶんと容量が小さくなっている感じがしました。そこで2021年2月にベッドキットの床板を上げてバッテリーチェッカーで久しぶりにチェックしたところ4つ全てが劣化して要交換の判定でした。バッテリーチャージャーでメンテナンス充電をやっても改善せず。

今更ディープサイクルバッテリーを4個買い直すのもいかがなものかと思い、調べてみるとサブバッテリーにリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使っているという方がちらほらおられます。その中でも特に参考になったのがこちらのサイトです。

こちらの管理人さんはもともとショービジネスに携わっておられたとのことですが、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの特性や施工に関するまとめ方が素晴らしく、非常に参考になりました。

技術的な話はこちらの記事をご覧いただき、本記事ではわたしが導入したリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの型番や仕様のご紹介をメインに記述致します。

配線図

バッテリーは自作と既製品の2系統

2021年5月から6月にかけて導入したリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、

  • アリババで購入した生セル(320Ah)とBMSを組み合わせて作ったもの (図の BAT1)
  • Renogyの100Ah スマートリン酸リチウムイオンバッテリー2個を並列に繋いだもの (図の BAT2)

の2系統があり、ロータリースイッチで切り替えて使います。

ただ、この冬はコロナを避けるため旅行には行きませんでしたのでこの2系統をフルに活用しなければならない状況にはまだ遭遇していません。

また、ディープサイクルバッテリーは24V系の回路でしたが、リチウム化後は12V系に変更しました。

あわせてインバーター、太陽光パネル、充電器などほぼ全ての機器を交換しました。そのまま使っているのは端子台の一部とブレーカーくらいでしょうか。(太陽光パネルは、図では2枚と記載がありますが、このあと1枚加えて計3枚設置しました)

リチウムイオンバッテリー回路図

24V系をやめて12V系に変更した理由

(諸説あるようですが)ディープサイクルバッテリーの並列接続はあまりよろしくないと聞いており、そうなると直列に繋いで容量を確保するしかありません。一方リチウムイオンバッテリーは単独でも十分な容量を持っていますし、人気のRenogy製品は直列接続禁止で並列はOK。そしてこちらも今人気のRenogy走行充電器は12V系にのみ対応しています。

よってわたしもあっさりと12V系に乗り換えることにしました。

生セル自作か、既製品か?

わたしがリチウムイオンバッテリーを導入した一年前は生セル自作も割安感があったのですが、今はRenogyのほか、より安価で信頼できそうなブランドからの既製品も増えていますので、敢えて生セルから組み立てるメリットは薄いと思います。BMSの設定も面倒ですし。

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