2020年 11月 の投稿一覧

【災害対策】リン酸リチウムイオン電池で冷蔵庫運転時間を延ばす

リン酸リチウムイオン電池とは?

アマゾンのvineプログラムで出品されていたRenogyのリン酸リチウムイオン電池を入手しました。

リン酸リチウムイオン電池は、普通のリチウムイオン電池に比べて発火、爆発の危険性が少ないと言われており、また、鉛蓄電池のように水素ガスが発生することもありません。そのため、最近は高級なキャンピングカーのサブバッテリーにも採用されつつあります。

ネックはその価格。ディープサイクルバッテリーとほぼ同じ100AHレベルの容量になると、10万円前後になります。

その特徴をざっと、下記の表にまとめてみました。(にわか知識で作っているので、間違いがあったらご容赦を)

バッテリー比較表

高価ではありますが使い勝手は抜群です。

  • 大電流が流せるので、100AHのバッテリー1個で1000Wの電気器具が使える
  • 寿命に達するまでの充放電回数がディープサイクルバッテリーの10倍以上
  • 容量の90%くらいまで放電可能

バッテリーの寿命を考えるとコスパが良いのは間違いありません。しかし、ディープサイクルバッテリーでも数年は使えるのでリン酸リチウムイオン電池がその十倍使えるとしても実際に寿命まで使い切るのは難しそうです。

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モニター5台を2台のPCで自在に切り替える

モニターは多いに越したことはない

以前の記事で、自作PC1号にグラフィックボードを増設してモニターを4台使えるようにしたときの作業内容をご覧いただきました。

その後、モニターはもう1台増えて5台になるとともに組立から5年が経過した自作1号に代わって今後メイン機となる自作PC1号を2020年10月に組み立てて使い始めました。

AMD Ryzenを備えた自作PC4号は、モニター端子を3個備えたグラフィックボードを2個取り付けましたので、モニターは6台までOK。そこで、今後は予備機となる自作1号(こちらはモニター端子7つ)と組み合わせ、全てのモニターを自在に切り替えて使えるようにしてみました。今回は、その際に使用した機材と方法についてご説明致します。

モニターとPCの接続方法

わたしが所有するモニターとPCの端子はこの表の通りです。所有するほとんどのモニターがVGAに対応しており、切り替え機も持っているのですが、VBA端子を備えたグラフィックボードは現在ほぼ四条から姿を消しています。よって、組んだばかりの自作4号にはVGA端子はありません。そして、自作1号を組んだ5年前にはまだまだ頑張っていたDVIですが、いまやDisplayPortに押されて少数派に転じていました。

モニターの接続端子一覧
PCの接続端子一覧

今後有望なのはHIMIDisplayPortのようなので、下記の構成としました。

  • DisplayPort接続       2台
  • HDMI接続   2台
  • DVI-D接続   1台

これに合うよう、切り替え機とケーブルを調達します。

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AMD Rizen 自作PCでハマった珍しいミス2つ

3年ぶりの自作PC組み立て

3年前にAMDのRyzenで小型の自作PCを組んだ時の失敗を記事にしましたが、今回はRyzen7を使ったPCを組みました。5年前から使っているPC(自作1号)を予備機に格下げし、新しいメインPCとして使おうという算段です。
さほど大きな失敗はなかったのですが、自作PCの組立ガイドなどを見ても見当たらない珍しいミスが2つ発生したので他山の石としていただけるようここで紹介したいと思います。

ミスその1

自作PCを組むのはこれで4台目です。それなりに分かっているつもりでいるものの、前回組んだのは前述の記事を書いた3年前なので結構間が開いています。その間は何をやっていたかというと、DIY関連で言うとハイエースのソーラー発電や充電関連の作業が多かったです。他の目的のために買ったドライバーを今回のPC組立に使いました。右の2本はソーラー関連作業のために買った電工ドライバー。左の2本はホームベーカリーのタイミングベルトが切れたのでそれを自分で修理するために買った軸長250mmの長いドライバー。

ネジ回し

CPUの取り付けでは若干緊張したもののそれをクリアしたらあとは楽勝、とばかりに調子に乗って組立を進めていました。CPU、メモリー、SSDをマザーボードにセットし、マザーボードをケースに取り付けます。

マザーボードをPCケースに取り付ける

ネジをいくつか締めたのですが、マザーボードの穴とケースの穴が合いません。押しても引いても駄目です。

ネジが合わない
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Synology NAS にぴったりのUPSは?

UPSでデータ保護の死角を埋める

SynologyのNASを導入して早くも一年半が経過しました。その間、色々と問題が発生しましたが、サポートがバッチリ指導してくれるのでなんとか乗り切ることができました。費用はかかりますが手動のバックアップと比べると安心感が違います。
とはいえ、一つ大きな問題が残っています。停電に備えたUPS(無停電電源装置)が設置できていません。

これまでわたしは自宅でも職場でもUPSを使ったことはなく、それで問題が起きたこともありません。しかし、このところ毎年のように「数十年に一度」クラスの災害が発生しており、停電もいつ発生するかわかりません。そこで、思い立って急遽UPSの選定に取り掛かりました。

どの方式が良いのか?

UPSには、常時インターバー方式ラインインタラクティブ方式常時商用方式があり、その特徴は下表のとおりです。

詳細はメーカーのHPを御覧ください。

OMRON ホームページ

NASにはどの方式を選べばよいのかというと、SynologyのHPで対応機種を検索できます。私が選んだのは一番安い常時商用方式のものです。

Synology 製品互換リスト

どのメーカーが良いのか

私が所有するDS418play は オムロンのUPSが使えるので迷わずオムロン、と行きたかったのですが、どこかのレビューで SynologyのNAS用にきちんと確認せずオムロンのUPSを買ったら対応していなかった という記事を見かけたのでちょっと調べてみることにしました。

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