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3年ぶりの自作PC組み立て
3年前にAMDのRyzenで小型の自作PCを組んだ時の失敗を記事にしましたが、今回はRyzen7を使ったPCを組みました。5年前から使っているPC(自作1号)を予備機に格下げし、新しいメインPCとして使おうという算段です。
さほど大きな失敗はなかったのですが、自作PCの組立ガイドなどを見ても見当たらない珍しいミスが2つ発生したので他山の石としていただけるようここで紹介したいと思います。
ミスその1
自作PCを組むのはこれで4台目です。それなりに分かっているつもりでいるものの、前回組んだのは前述の記事を書いた3年前なので結構間が開いています。その間は何をやっていたかというと、DIY関連で言うとハイエースのソーラー発電や充電関連の作業が多かったです。他の目的のために買ったドライバーを今回のPC組立に使いました。右の2本はソーラー関連作業のために買った電工ドライバー。左の2本はホームベーカリーのタイミングベルトが切れたのでそれを自分で修理するために買った軸長250mmの長いドライバー。
CPUの取り付けでは若干緊張したもののそれをクリアしたらあとは楽勝、とばかりに調子に乗って組立を進めていました。CPU、メモリー、SSDをマザーボードにセットし、マザーボードをケースに取り付けます。
ネジをいくつか締めたのですが、マザーボードの穴とケースの穴が合いません。押しても引いても駄目です。
仕方ないので1回ネジを全部外して取り付け直そうとしたのですが、ネジが固い。そして、固いネジを緩めて引っ張っても抜けてきません。どうやらネジの選択を誤って大きめのネジをスペーサーにねじ込んでしまったようで、ネジとスペーサーが一体化していました。こりゃ抜けんわ。
普通ならネジが固いのに気づきそうなものですが、この三年間たびたびハイエースのソーラー関連で端子台のネジを力任せにねじ込んできたため、PCを組み立てる時に必要な繊細さを失っていたようです。固いネジでも楽にぐいぐい締めることができる電工ドライバーも良くなかったですね。
この後、苦労してネジとスペーサーを分離してマザーボードから取り外しました。これらのスペーサーはもう使えませんので、以前に組んだPCで余っていたスペーサーを使って作業を続けました。
よそであまり聞かないすごく間抜けなミスなのですが、わたしのように緊張感なくボーッと組んでいると起きてしまいます。皆さんも気をつけてください。
ミスその2
その後は大きなミスもなく部品を全て取り付け終わりました。モニターを繋いでPCのスイッチを入れます。
やったー、ファンが回った。
画面も点いた!
そこでいったんPCを落とし、ウィンドウズインストール用のUSBメモリーを取り付けて起動。
何故かBIOS設定に入るよう促されますが、何もすることはないのでこのままBIOSから出ます。
ブート方法を尋ねられたので、ウィンドウズの入ったUSBドライブからのブートを選びます。
ウィンドウズのセットアップ法を選択(以前、こんなこときかれたっけ??)
するとPCが再起動されました。
またこの画面。
よく見ると… エラーです。
ん? CPUファンは回っているのに。
まさか。
そう、CPUファンのコネクターの接続位置はしっかり指定されていたのです。ファン用のコネクターはケースファン用のものとCPUファン用のものと区別があるということを今まで知りませんでした。しかも、それぞれのファンの回転を監視し、回っていなければこのようにエラーが出るとは。(今まで組んできたPCはたまたま正しいコネクターに接続していたらしい)
老眼でよく見えなかったのですが、よく見るとマザーボードの取説にもしっかり書いてあります。
そして、最初にPCが立ち上がったときの画面の写真を見ると、そこで既に画面にエラーと出ていたのですが、そのときは全く気づきませんでした。
今にして思えばここでPCをシャットダウンすれば良かったのですが、わたしは既にウィンドウズのインストールが始まってしまったと勘違いし、このままの状態でファンのコネクターを差し替えることにしました。(実はここでやめてPCをシャットダウンしても何ら問題なかったと後になって気づきましたが…)
余計なところに触ると感電したりショートしたりしそうなので非常に緊張します。写真の矢印の場所がCPUファンのコネクターです。
それでも何とか差し替え終わりました。
そしてモニターを見ると…
うわー なんですか、この砂嵐は??
久しぶりに見ましたよ、砂嵐。 これはやばい。(多分)
しばらく呆然と眺めていましたが、何も起きません。
どうしようもないので意を決してPCを落としました。
緊張しながら見ていると、無事に立ち上がってウィンドウズがインストールされたのでした。
結果的にはめでたしめでたし、ということになりました。
まとめ
- PCケースにマザーボードを固定するときは、ネジサイズを間違えないようにしよう
- CPUファンのコネクター差し込み位置を間違えないようにしよう
ミス自体はAMD Ryzenと何も関係ありませんでしたが、参考になりましたら幸いです。(あまりならんかな?)
今回のPCに使用した部品(一応書いておきます)
最低価格 というのは kakaku.comで調べた最低価格です。また、メモリの購入価格はヨドバシのポイント込みですので、ポイントを引いた実際の価格は1500円くらい安くなります。また、ケースとSSDは手持ちを流用しました。
おしまい
以上、読んでくださりありがとうございます。