Overview: You’ll find the test result of THERMOS FFX-900 heat insulation in a cool temperature.
目次
次回の北海道行きに備える
10月も後半に入り、だんだん寒くなってきました。この冬も北海道へ行きたいと考えて準備をしています。
北海道で冬に車中泊をすると、水筒に入れておいた熱湯が急速に冷えてしまうので、午後にもう一度湯を沸かさなくてはなりません。できれば、朝わかした湯がその日の夕方くらいまでは飲み頃の温度をキープしていて欲しいものです。何度も湯を沸かすのは手間ですし、バッテリーも傷みますから。
サーモス山専用ボトル発見!
何か良いものがないかと調べていたら、普通の魔法瓶(いや、今時は魔法瓶なんて言いませんね、多分)よりも保温/保冷力をアップさせた「山専用ボトル」(もしくは、山専ボトル)なるものを発見。
普通のマグボトルが2,500円くらいで買えるのに対して「山専用ボトル」はその倍くらいします。しかし、アマゾンのレビューは極めて高評価で、サーモスなら耐久性も間違いないと判断し、(それでも3日ほど考えてから)注文しました。
三本のボトルの保温力を比較
わたしが今まで使っていたのは、よくわからないブランドの古い金属製の水筒です。今回は、これと合わせて、サーモスの500mlマグボトルも比較、保温力を下記の手順で測定します。
テスト内容
使用するボトル
- よくわからないブランドの金属製ボトル (容量約900ml)
- サーモス マグボトル (容量500ml)
- サーモス 山専用ボトル FFX-900 (容量900ml)
テスト方法
上記3本のボトルにそれぞれ容量一杯まで熱湯を注ぎ、立てたままの状態で室温に放置して時間経過と温度変化を調べる。
測定
熱湯を入れる前に、ボトルの余熱は行わない。
(山専用ボトルには、予熱してから湯を注ぐと長時間高温がキープできるとありますが、わたしの使い方では余熱はできませんので)
測定前には、水筒の中の温度のばらつきをなくすため、ボトルを振って中身を混ぜる。
測定は、キッチン温度計を使用する。
温湿度データロガーを用いてテスト中の室温も測定する。
テスト結果
それぞれのボトルの水温の変化を測定した結果をグラフにしました。凡例の番号は、上に書いた番号に相当します。
①のノーブランドの水筒は②のマグボトルより保温力は劣るだろうと思っていたのですが、意外にもほぼ同じでした。
そして、ほぼ丸一日放置したところ、①と②はいずれも50℃くらいまで下がったのに対して③の山専用ボトルは、71.0℃をキープしていました。十分インスタントコーヒーをおいしくいただける温度です。
なお、途中で長時間データが抜けていますが、これは夜間でわたしが寝ているためです。
ちなみに、室温は下記の通り、テスト中はほぼ25℃で一定でした。(テスト開始は10/14 8:49で、終了が翌日10/15 7:23です。
外は寒いのですが、暖房をしているわけでもないのに中はほぼ25度で一定。さすが一条工務店アイスマート。
(写真は以前の記事でご紹介した温度計で、上の24.3が室温、下の15.9が子機の置いてある屋外の温度です)
まとめ
熱湯を容量いっぱいに入れて常温(25℃)に丸一日放置した場合、
普通のマグボトルなら50℃近くまで冷えるところ、サーモス山専用ボトル(900ml)は、70℃をキープし、その差は歴然です。
(70℃は、ちょっとフーフーしながら飲むコーヒーの温度です)
以上、読んでくださりありがとうございます。
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