わたしは小学校入学から10年間、京浜急行の沿線に住んでいました。当時は前面二枚窓の600系と旧1000系が二枚看板。最高速度105kmで疾走する列車の先頭に陣取り、運転手さんの後から景色をのぞき込んで喜んでいました。
このスピードと共に、急行、特急、快速特急と、優等列車を3種類も持ち、これらが同時に運行されているのも魅力でした。わたしの鉄道好きは京浜急行に触発されて始まったように思います。
自宅があった横浜の金沢文庫から東京に出掛ける用事があると、早めに出て各駅停車で品川まで乗り通したり、敢えて品川から急行に乗って帰ってきてみたりと色々楽しんでいました。
今回は、この京浜急行の撮影地ガイドをお送りします。
撮影は2006年。いつのまにか10年以上昔になっていました。例によって、できる限りGoogleマップとグーグルアースで現状を確認して追記してあります。(なお、確認した限りでは状況が大きく変わっている撮影地はありませんでした)
目次
三崎口駅
三崎口駅に入ってくる列車を撮影します。
撮影は、ホームに隣接する駐車場だと思われます。(撮影のために入場券を買った記憶が無いので)
作例は下り列車です。
Googleアースによる現状チェック
今回から、グーグルアースの3D画像を使用しています。黄色いピンの位置が撮影時の立ち位置で、撮影方向は画像の正面(上側)に合わせてあります。(以下同様)
マンションが建ってこのアングルでは撮影できない、という記事をどこかで見ましたが、グーグルアースを見る限りはこのアングルで撮影できそうです。
光線状態
日中順光です。
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
三崎口駅-三浦海岸駅1
このときは天気が良かったので綺麗に撮れました。晴天限定の撮影地かな?
作例は上り列車です。
Googleアースによる現状チェック
当時と変化していないようですので、作例の写真が現在も撮影可能なはずです。
光線状態
午前中順光です。(車両の正面は朝のみ順光。)
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
三崎口駅-三浦海岸駅2
跨線橋の上から上り列車を撮影します。ストリートビューで見る限りは、下り列車は樹木に遮られて撮影は難しそうです。
青い京急が青空に合いますね。
Googleアースによる現状チェック
向こう側の海は相模湾ですが、撮影者の立ち位置からでは海は見えません。
当時と変化していないようですので作例の写真が現在も撮影可能なはずです。
光線状態
午前中順光です。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
京急長沢駅-YRP野比駅
トンネルの上から下り列車を撮影します。
京急線には、ここのようにトンネルの上にある道路から撮影できる場所が多数あります。
Googleアースによる現状チェック
何も変わっていないようです。
光線状態
日中順光です。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
YRP野比駅-京急久里浜駅
カーブを駆け抜ける列車を踏切から撮影します。
たまたますすきが入っていますが、京急の電車にはすすきは合いませんね。
Googleアースによる現状チェック
問題なし。
光線状態
車体は日中順光ですが、車両正面は朝のみ順光です。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
浦賀駅-馬堀海岸駅
そして、ここも前項同様、トンネルの上から見下ろせる場所です。当時最後のおつとめをしていた旧1000系が撮りたくて行きました。
Googleアースによる現状チェック
ここも、まったく変わっていないようです。
光線状態
溝の底を走っているので、恐らく太陽が真上に来る正午前後のみ光が当たると思われます。(にしても、北を向いて走ってくる車両の正面には光りは当たりませんが)
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
京急富岡駅-杉田駅
カーブを俯瞰できるポイントです。
Googleアースによる現状チェック
このグーグルアースの画像、三浦半島の先の方では建物がただの箱でしたが、このあたりでは詳細に描画されてまるで本当の航空写真のようです。一体どうやってこのデータを取得しているのでしょうか?恐るべし、グーグルアース。
で、ここも以前と変わりなし、です。
光線状態
日中順光。車体の右側面は午前中順光。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
屏風浦駅-上大岡駅
街中に入ると障害物が多いので、ついついこういう構図を選んでしまいます。
12輌編成でも全て入りますね。
800系と旧1000系、古参同士のすれ違いです。
Googleアースによる現状チェック
こういう見下ろすポイントは、ほぼ昔通り撮影可能のようですね。
光線状態
日中順光です。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
南太田駅-黄金町駅
道路をまたぐ高架線を行く列車を撮ります。作例は下り列車です。柵と電柱が気になりますが、比較的すっきりと列車を納めることができます。
Googleアースによる現状チェック
光線状態
日中順光です。
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
京急川崎駅-港町駅
線路が潜ったところを上から撮るという毎度お馴染みのパターンです。
当時、大師線は1000系の天下でした。(実は700系を期待していたのですが、この前年に廃止になっていました。残念)
作例は、京急川崎行きです。
Googleアースによる現状チェック
グーグルアースは建物の色まで正確に描写されているので、データに不備があっても写真を撮った位置が容易に確認できますね。ご覧の通り、当時と変化はありません。
光線状態
作例は曇っていますが、たとえ晴れていたとしても、太陽光は天井部分くらいにしか当たらないと思われます。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
川崎大師駅-東門前駅1
京急ではもうあまり残っていないスタイルの踏切ですが、わたしが子どもの頃は、こういう幹線道路と交差する踏切が京急本線にも各所にありました。(そして、大抵は人が安全を確認しながら遮断機を上下させていました)
作例は、小島新田方面行きです。
Googleアースによる現状チェック
まるでホテルの窓から撮影した写真のようです。(樹木の描写が若干怪しいですが)
昔と変わりありませんね。
光線状態
踏切の北側なので終日逆光です。(南側からも撮れると思うのですが、この日は曇りだったのであまり考えずに北側から撮影したものと思われます)
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
川崎大師駅-東門前駅2
大したことのない撮影地ですね。はい、ただ1000系が撮りたかっただけです。すみません。
作例は、小島新田方面行きです。
Googleアースによる現状チェック
先ほどの踏切からすぐの場所です。当時と何も変わっていません。(ビルの色も!)
光線状態
線路の南側ですが、建造物の陰に入って終日逆光であると思われます。
地図
Googleマップ
矢印の向きは、撮影方向を示します。
以上、読んで下さりありがとうございます。