2003年に特急いなばが、2005年に特急いそかぜが廃止となり、残るキハ181の定期列車は東海道本線~山陽本線~播但線~山陰本線を走るはまかぜのみとなりました。今にも廃止されるのではないかと危惧していましたが、その後2010年にキハ189系に置き換えられるまで思いの外長い間キハ181の活躍は続きました。密かに国鉄色の復活を祈っていたのですが、それは最後までかないませんでした。
2003年から2010年ごろに主に兵庫県ではまかぜを撮影した写真を姫路側から鳥取側へ順にご覧いただきます。
なお、毎回記載方法が変わってしまい、申し訳ありませんが、今回は撮影位置を地図上の吹き出しで表示しています。また、各撮影地の2010年以降の状況は当方では把握していませんので各自でご確認いただくようお願い致します。
目次
溝口-福崎間
小さな跨線橋からの撮影です。線路は北に向かって上り坂となっており、はまかぜは盛大に煙を吐きながら登っていきます。
福崎-甘地間
田んぼの中、緩やかなカーブを走るはまかぜを捉えることができます。当時の田んぼのオーナーさんは無礼者には厳しい方でしたが、こちらからきちんと挨拶をすれば気持ちよく撮影させて下さいました。
甘地-鶴居間
このあたりは田園地帯が広がります。当時は103系が走っていましたが、調べてみると今も元気なようですね。
ここは、こちらに向かってくる列車を正面から捉えることができます。
寺前-長谷間
流し撮りができそうだと、やらずにはいられません
長谷-生野間
小さな踏切の横から、カーブを走る列車を狙います。
この写真は、因美線~智頭急行線を走っていた特急いなばが廃止になった直後で、国鉄色で運用していたいなば用車両がまだそのままの塗色で使われていました。
このときは盛大に雪が降りました。雪を狙って前日に自宅のある名古屋を出発。狙いが当たって良かった。
このカーブの反対側を見ると、トンネルがあり、入ってくる列車の顔を捉えることができます。(ま、ありがちな構図ですが)
地図に吹き出しが2つ出ていますが、右側の吹き出しがこの写真の撮影位置です。
新井-青倉間
山深い景色が開けた田園風景に変わります。
このときは、気持ちの良い雪晴れでした。
青倉-竹田間
田植えの時期です。
竹田-養父間
2007年ごろは、毎年冬になると「カニカニエクスプレス」と銘打ってキハ181の臨時列車が2~3往復設定され、沢山の列車を撮ることができました。
八鹿-江原間
このカーブはわたしのお気に入りで、何度も出掛けました。
城崎温泉-竹野間
山の中をぐいぐいと登っていきます。
このときは国鉄色が先頭車だったので、あたかも全部が国鉄色のように…見えませんか?
竹野-佐津間
ここもわたしのお気に入りの場所でした。そして、このあたりには大阪方面行き(上り列車)の撮影地が少なかったのもあってこの場所には何度も通いました。
佐津駅
駅の西側にある跨線橋から。長い編成でも綺麗に収まります。
出雲でも大丈夫。
香住駅
廃止直前、2010年11月5日の夜に駅のホームでバルブ撮影しました。
こちらは、駅の西側から撮影。
この写真の撮影地は左の吹き出しの位置です。
餘部鉄橋
この界隈に撮影に来ると、餘部鉄橋に直行して橋の下に車を停めて仮眠を取り、朝早く起きて鉄橋まで登っていきました。いったん登ると2,3時間は降りてこられないので万全の装備で臨みます。
まずは上りのはまかぜを見送ります。
次に、お目当ての出雲がやってきます。
桜の時期には来たことがありませんでしたが、最後の年の春に思い立って撮影に行きました。でも、満開にはちょっと早かったです。
これもキハ181廃止の直前。餘部鉄橋はすでに新しいコンクリートの橋に切り替わっています。
以前の鉄橋をよけて通したため、新しい橋はトンネルから出たところでクイッと曲がっています。
餘部-久谷間
このあたりのトンネルはレンガ積みで風格があります。
以上、ご覧いただきありがとうございます。