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西日本旧型車両の宝庫
島原鉄道は、諫早を起点として長崎県の島原半島をぐるっと回る私鉄です。現在は島原外港駅が終点ですが、2008年3月までは島原半島南端の加津佐まで路線がありました。
そして、このときまでは旧型ディーゼルカーの宝庫だったのですが、路線の廃止と同時にこれら旧型車両も全て廃車になりました。
山田線、岩泉線のキハ20系車両も2007年11月に廃止になっており、東北、長崎とあちこち出掛けて忙しい年でした。
では、2007年5月1,2,3日に撮影した画像を諫早方面から順番にご覧いただきます。
なお、下記地図の吹き出しに書かれた番号は、見出しの番号に対応します。
1.阿母崎駅付近
ここはまだ海に面しておらず、列車は見通しの良い田んぼの中のカーブを走ってきます。障害物が何もないので、好きな大きさで列車を捉えることができます。
2.古部駅付近
ここから先は、列車はほぼ海岸線に沿って走ります。下記の写真は、国鉄色のディーゼルが三連でやってくるのを見て慌てて撮影したものです。残念ながら三両目は切れてしまいました。2007年当時は、島原鉄道自社発注、及び国鉄から払い下げを受けたキハ20系が合わせて8輌現役だったため、キハ20系の二輌、三両編成に何度かお目にかかることができました。
3.大正駅付近
この場所は道が細く踏切も小さいために車両が大きく感じられます。この写真を撮る前に新型車両の二輌編成が来たのですが、予想より巨大で画面に収まらず慌てました。
こちらは旧型車両の2輌編成。今度は編成を全て納めることができました。
4.第三東駅
ホームで列車を待っていたらこれが来ました。島原鉄道のオリジナル塗色です。赤を大胆に配して注意喚起を図ったのでしょうか。そして、これも三両編成。はるばる名古屋から来た甲斐がありました。
5.南島原駅付近
これは当時走っていたトロッコ列車です。貨物車両を改造して作ったトロッコ車両を新型車と旧型車で挟んで走ります。ちなみに、このアングルは某撮影ガイドの作例そのままです。
そしてこちらが南島原駅に隣接する車両基地です。
キハ20系が三両も。こんな光景は当時でもこことひたちなか海浜鉄道くらいでしか見ることはできなかったと思います。
6.普賢岳
普賢岳をバックに走るトロッコ列車です。もうちょっと山がくっきり見えたら良かったのですが。
こちらは夕刻の新型車両列車
7.南島原市布津町付近
南島原駅から先は、駅の位置が現在の地図では確認できないため、地名で表記します。
ここは、川が海に注ぐ直前、川岸に置かれた船と列車を一緒に撮ることができました。(ありがちな構図で恐縮です)
8.斎場裏(南島原市口之津町)
海をバックに旧型車両を入れて撮れました。ちょっと海にもやがかかっていました。
9.旧加津佐駅
三本ひげ塗装の車両が折り返しで発車するまでしばらく停車しているあいだ、ちょっとした撮影会の様相でした。
乗らずに撮るだけ
3日間島原に滞在しましたが、撮っているばかりでまったく乗らずに帰りました。
乗れば良かったとは思いますが、乗っていたら当然写真の量は減っていたのでまあ致し方ないか、という感じです。
今でこそある程度乗るようにしていますが、写真を撮っていた10年ほどは、ひたすら撮影で、列車に乗るということはほとんどありませんでした。
ですから、写真はあるが、乗ったことのない路線、列車がたくさんあります。
以上、読んでくださり、ありがとうございます。