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超音波洗浄機を試す
メガネ屋さんに行ってメガネの部品交換などをした時に、超音波洗浄機で洗ってピカピカにしてくれます。とはいえ、メガネが汚れるたびにメガネ屋さんに行くのも手間です。で、ネットをチェックすると、数千円で家庭用超音波洗浄機が売られています。
今回は、超音波洗浄器 OCDAYを使って、洗浄力をチェックしてみました。
2020/03/16追記
アマゾンの商品ページは消滅しており、商品リンクも切れていました。申し訳ありません。
超音波洗浄機の原理
超音波洗浄機は、槽内の水に高周波を照射して水の分子を圧縮、膨張させます。この「膨張」において水が気体になり、これがパンと弾けた時に発生する衝撃力で対象物の汚れを除去します。
洗浄テスト
洗浄前
やはり対象はメガネですね。軽く1年は洗っていないメガネ。鼻あてがとても汚れています。
鼻に当たる面はまだ掃除ができるのですが、反対側のメガネ本体に取り付けられている金具の付近は掃除がとても難しいです。
洗浄
タンクに水とメガネ、そして台所用中性洗剤を数滴投入します。
中央部でちょっとモヤッとしているのは中性洗剤です。
スイッチオンすると、すぐさま黒い汚れが溶け出してきました。すごいですね、こりゃ。
よくここまで放っておいたなあ(呆)
一回ボタンを押すと、5分間洗浄して自動的にスイッチが切れます。
今回は、もう一回洗浄を行いました。
洗浄結果
洗浄を二回行うと、こんな感じです。ちょっと見づらいですが、水槽の底に細かい粒子状の汚れが沈殿しているのがわかります。水も灰色に濁っているのがわかりますか?
洗浄で、鼻あてがこんなに綺麗になりました。
どうですか?
特に、金具の周り(左側の写真)を比べていただくと、汚れがよく落ちているのがわかります。
レンズ表面の油汚れは?
このメガネ、レンズ表面をわざと指でベタベタ触って油を付けておいたのですが、こちらはあまり良く落ちていませんでした。ま、手で簡単に拭き落とせるので良いのですがね。
フレームとレンズの間に詰まったゴミは?
ちなみにもう少しフレームが厚いメガネもあり、こちらはレンズの隅とフレームの境目あたりに油汚れの拭き残しが堆積していたのですが、超音波洗浄を行っても残念ながらほとんど除去できませんでした。写真も撮ったのですが、この汚れをうまく画像にすることができませんでした。m(_ _)m
洗浄液
取説に、台所用中性洗剤を入れるのも可、とありましたので今回はそれですませましたが、超音波洗浄機専用の洗浄液が色々と販売されており、1000円くらいで入手できます。ただ、レビューを見ると、その効果は微妙な感じですね。
工業用の強力そうなものもありますが、家庭用には購入がためらわれる価格とサイズです。
超音波洗浄機でメガネを洗う際の注意事項
今回使用した超音波洗浄機の取説には、下記のような注意事項が書かれていました。購入を検討される方はご注意ください。
1.水を入れずにスイッチを入ない(破損のおそれあり)
2.水は、maxのラインより多く入れないこと
3.天然真珠、ターコイズ、サンゴ、エメラルドなどの柔らかい宝石には使わないこと
4.木、皮革、繊維、ポリカーボネート製レンズ、コーティングされたプラスチックレンズ(←要注意:コーティングが剥がれてくる場合があるそうです。但し、今回のメガネもプラスチックですが、特に問題はありませんでした。たまたま?)などには使わないこと
以上、読んでくださり、ありがとうございます。