Overview: you’ll find the analysis of Hokkaido winter’s meteorological data.
目次
正月休みの道北はいつも曇りだった
わたしは会社員時代に正月休みを利用して北海道に何回か行きました。
目的の一つは雪晴れの写真を撮ることだったのですが、正月休みの北海道が晴れていることは少なく、撮りためた写真の大半は吹雪か曇り。
吹雪や曇りの写真も悪くはないですが、やはりわたしは雪晴れを狙いたい。
下記のような写真も、晴れていればもっと別の表情を見せてくれるに違いありません。
道東の釧網本線あたりはまだ比較的晴れが多いですが、道北の宗谷本線や富良野線、留萌本線などは正月に晴れていることはまずありません。
道北の天気を分析してみる
昨冬は道東の釧網本線、石北本線を撮影したので、この冬は道北の宗谷本線、留萌本線、そして富良野線あたりを撮影したいと考えています。
そこで、気象庁のホームページから気象データをダウンロードして日照時間、積雪量、気温の平均値をまとめてみました。
道北地区の冬の気候(2010年~2018年の平均)
日照時間は10日間の合計です。(ただし、1月下旬と3月下旬は11日間、2月下旬は8日間か9日間、です)
データを取った3都市、いずれも1月は20時間以下だった日照時間が時間の経過とともに増え、3月下旬には60時間以上に増加しています。
稚内や美瑛は、1月上旬は日照時間がたったの10時間程度(つまり一日1時間、もしくは合計で一日強)しかありませんが、3月下旬には5~6倍に増えています。
一方で積雪量は3月中旬から減少に転じ、4月に入ると激減。年度によっては4月上旬は積雪ゼロの年もありました。
従って、道北地区で雪のある晴れた写真を撮りたいなら、3月中旬~下旬がベスト、ということになります。
道東はどうか?
比較の意味で、道東の気候同じグラフを描いてみました。
太平洋側の帯広、釧路は1月から日照時間が約60時間と道北の3月下旬並み。
そして、その後も60時間前後を維持し、3月に入るとさらに増えています。
一方、オホーツク海側の網走は、道北同様に1月から3月に向けて日照時間が徐々に増えていきます。
まとめ
道北で雪晴れを狙うなら、晴れる日が多い3月中旬~下旬がおすすめ
一方、道東の太平洋側は1月から3月の間ならいつでもOK
以上、読んでくださりありがとうございます。