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車中泊で冷蔵庫を切り忘れる、入れ損なう
車中泊の時はエンゲルのポータブル温冷蔵庫とTerzoの大型冷蔵庫を両方積んでいくことが多いのですが、これまで何回かエンゲルの温冷蔵庫の加熱を切り忘れたり、冷蔵にしたつもりでスイッチが入っていなかったり、というミスをしたことがあります。スイッチ入れ忘れはもちろんですが、切り忘れてサブバッテリーに蓄えた貴重な電力を無駄にしてしまうのも非常に痛いです。
以前にご紹介したシチズンコードレス温度計ならリモートで庫内の温度測定が可能ですが、どうせなら子機がたくさんあった方が便利です。そういった用途に使えそうな温度計を見つけたので早速買ってみました。
冷蔵庫や外気温をリモートで測定可能な温度計
トランスミッターが3台付属しており、室内と合わせて4箇所の温度と湿度が表示されます。子機の測定可能温度は-50℃~70℃を謳っています。また、上限値、下限値を設定するとアラームを鳴らすこともできます。販売ページはこちらです。
届いた温度計とトランスミッターに電池を入れ、しばらく置いておいた状態が下記の写真ですが、温度、湿度の表示が素晴らしくそろっています。この精度で5,000円弱とはすごい。(わたしの用途では精度はあまり問題では無いので検証していませんが、少なくとも±0.5℃程度には入っていそうです)
中国製のこの手の製品はボタン電池が多い印象ですが、この温度計の親機は単四電池3本、子機は単三電池2本を使います。これならどこでも手に入るので使いやすいですね。
電池ボックスの周りにはパッキンが付いており、一応防水です。ふたはネジ止め。締めすぎるとふたがしなって浮き上がるので締めすぎに注意しましょう。
作動テスト
この温度計の用途はあくまで屋内、屋外の温度、湿度の測定ですので、フリーザーに入れっぱなしにしてもちゃんと作動するかをテストしてみました。子機を3つとも冷蔵庫のフリーザーに入れます。(午前8時9分)
徐々に親機の温度表示が下がってきます。ちなみに、4段目は室温です。(午前8時32分)
フリーザーの温度はマイナス15℃以下なので、まだ下がりきっていません。(8時51分)
ほぼ実際の温度になりました。(午前9時48分)
翌日の12時21分。問題なく作動しています。
テスト結果
- 子機を冷蔵庫のフリーザーに丸一日入れておいても親機との通信には問題なし
- フリーザーに入っている子機の表示視認性も問題なし
- 1階にある冷蔵庫からの電波は2階に置いた親機で問題なく受信できる(拙宅は木造です)
- フリーザーに入れてから温度表示が定まるまでに1.5時間程度を要した(結構長い)
操作法
本体の上にスイッチが7個並んでいますが、左の三個と右の三個は同機能なので、使うぶんにはスイッチ3個と同じです。左から順にA,B,Cとしました。
操作法の概要は下記の通りです。詳細は製品に同梱されている取説をご覧下さい。
そのほかの用途
わたしがもう一つの用途として考えているのは災害時の食品管理です。電気が止まった場合は屋根に設置してある太陽光からの電力とポータブル電源装置で冷蔵庫を運転して可能な限り食品の鮮度を保つつもりです。それはつまり、晴れの日の日中は冷蔵庫をフルに運転、夜間はできる限り冷蔵庫を切った状態でしのぎ、どうにもならないときだけポータブル電源を使って冷蔵庫を運転する、ということです。その際、この温度計の子機を冷蔵庫に入れておけば精度の高い温度管理が簡単に行えますし、アラームを使えば食品の温度を気にせず安心して眠ることもできます。
まとめ
- この4チャンネルリモート温度計は、子機を冷蔵庫、冷凍庫に入れておけば遠隔で温度を知ることができる
- 今回は1階に置いた冷蔵庫内の温度を2階に置いた親機で受信したが、問題なく作動した
- -17℃前後のフリーザー内に丸一日放置したが、低温下でも作動は問題なかった
- これを使えば、車中泊でのポータブル冷蔵庫、クーラーボックスや災害時の食品の温度管理が簡単に行える
※アマゾンのレビューには短期間で故障した、というものもあったので、全幅の信頼を置ける装置ではないことに注意
※また、本品が冷蔵庫内の使用を前提とした製品ではないことにも注意
以上、読んでくださりありがとうございます。