目次
次は目盛り5で温度を測定
前回のテストが終わってすぐに、今回のテストを行いました。
今度は、ほぼ同じ要領で目盛りを5(つまり、-18℃の冷凍モード)にしてみました。
前回の目盛り1では、常温の水900ccを5℃にするにもかなりの時間を要していたので、目盛りを5にしたとしても同じペースで下がるなら-18℃になるのに最低一昼夜くらいはかかるのではないかと予想しました。
テスト手順
- 900ccの水を入れたタッパー1個と温湿度データロガーを冷蔵庫に投入し、目盛りを5に設定
- そのまま冷やして温度を測定
テスト結果
昨日、車載バッテリーの電気をかなり使っており、バッテリー上がりを避けるため今回はソーラーがとまる夕方に冷却を止めてタッパーを取り出しました。冷却開始からの経過時間は6時間くらいです。
すると、あらびっくり。
冷えてもせいぜい5℃くらい、中身は全部水のまま、という予想に反して水は半分以上が凍っていました。
蓋を取ると、蓋の模様が氷に転写されています。
横から見ると、かなりの部分が凍っているのが分かります。
ボウルにあけてみました。
どうですか、この堂々たる凍りっぷり。
横から見ると、下面は数センチの厚さで凍っています。
恐るべし、エンゲル冷蔵庫!!
では、温度変化を見てみましょう。
うーむ、前回とは別次元の冷え方です。なんと、たった50分で0℃に達しています。
その後、タッパーに入っている900ccの水が氷になる間、-5℃にとどまっています。360分=6時間経過後に取り出してしまいましたが、全部凍ったらさらに下がっていったはずです。
そして、常温のタッパーが0℃になるまでの冷却速度は、-22.1℃/hという速さです。前回とは桁違いのスピードですね。ちなみに、下表のテスト①、テスト②は前回実施分、テスト③が、今回実施分です。
贅沢を言うなら、目盛り1の時もこのスピードで5℃まで冷やすことができれば非常にありがたいのですが。目盛り5である程度冷やして、途中で目盛り1に切り替えれば良いのでしょうが、ちょっと油断しているとビールやジュースが全部凍ってしまいそうです。
結論
目盛り1と目盛り5では、冷却速度がまったく違います
冷却速度は目盛り1に対して、目盛り5は10倍以上(今回テスト結果)
目盛り5なら、製氷も可能
以上、読んでくださり、ありがとうございます。
こちらはエンゲル冷蔵庫関連記事の一覧です。