わたしはコーラが好きなのですが、車載のエンゲルポータブル冷蔵庫は容量が限られているのでコーラを入れるスペースはありません。それに、缶入りよりも1.5リットルボトルの方が遙かに割安なので、仕方なく生ぬるいコーラをボトルからコップについで飲んでいました。初夏まではこれで何とかなっていたのですが、真夏になると車内の温度もグングン上昇するため、コーラもどんどんまずくなっていきました。
そこで、試しに水筒に氷を入れて持ち歩いてみたところ、これが思いの外長持ちすることがわかりました。
目次
使用した水筒
最近はあまり見なくなった古いタイプの水筒です。(購入したのは20年以上前なので、実際とても古いわけですが)
容量は2リットル。サーモス製ですが、現在サーモスはこのタイプは作っていないようです。何故これを選んだかというと、うちに転がっている水筒の中では口径が75ミリと一番でかく、氷が入れやすかったからです。
実際、口径75がミリあるとコンビニで売っているロックアイスも問題なく入ります。
氷は何時間持つのか?
冬場は朝湯を沸かして500ccくらいこの水筒に入れておくのですが、夕方にはぬるま湯になっています。(←極寒北海道での話ですが)氷はどうだろう、とは思ったのですが、この夏持ち歩いて使ってみたところ、冷蔵庫で作った氷でも48時間は楽勝、コンビニのロックアイスなら72時間後でも氷は残っていました。(氷もある程度は溶けるので、氷と水が混じった状態です)
出先での氷の補充はコンビニが頼りですので、ロックアイスが入るだけの口径があるかどうかは重要なポイントです。
氷の残り具合テスト
夏場にはきちんとデータを取っていなかったので、やや涼しくはなりましたがまだまだ暑い9月上旬、経過時間に伴う氷入り水筒の状況変化をチェックしました。
冷蔵庫の氷を投入(1日目22時)
冷蔵庫の製氷機で作った普通の氷を水筒の6割くらいまで入れました。コンビニのロックアイスですと1キロでこの水筒がほぼ一杯になりますので、それから推測すると氷の量は600グラム程度、ということになります。
15時間後(2日目13時)
夜はそれほど暑くなかった(最低気温が20℃を若干下回るくらい)のもあって氷はほぼそのまま残っています。ちなみに、投入時より量が減っているのはコップに氷を取ってから水筒の中を撮影したためです。
21時間後(2日目19時)
氷が溶けて水がたまってきましたが、まだまだ氷は健在です。
39時間後(3日目13時)
氷がさらに溶けて水の量が増えていますが、ご覧の通りコップに氷を取り出して冷たいコーラが飲めました。
これにて帰宅したのでチェックはここで終了です。
まとめ
水筒にまとまった量(500グラム以上)の氷を入れておくと、48時間程度は氷として取り出せる。
→夏にロックアイスを1キロ買って入れていましたが、ある程度の量が入っていれば3日後(72時間後)でも氷が残っていました。
2~3日に1回コンビニのロックアイスを買って補充すれば、常に氷を手元に置いておける
そのためには、コンビニのロックアイスが入る大きめの口径の水筒が良い(わたしが使用したものの口径は75ミリ)
補足
熱湯は夕方にはぬるま湯なのに、何故氷は長持ちするのでしょうか?
これは恐らく、温度差が違うからだと思われます。
つまり、氷の温度はいくら冷たくてもせいぜいマイナス10℃くらいでしょうから、外が40℃でも温度差は50℃です。
ところが、真冬の熱湯の場合、熱湯は100℃。仮に外の気温がマイナス10℃なら温度差は110℃。
温度の異なる二つの物質の間の熱の移動量は温度差に比例するので、熱湯の方が持ちが悪い、ということだと思われます。
それともう一つは、同じ0℃でも、氷を水にするためには融解熱を与えなくてはならず、これが氷1グラムあたり約80calと、とても大きいそうです。(ご参考 氷の実験室)
従って、100℃の熱湯が60℃のぬるま湯になるのと同じ熱量(=40cal/g)を氷に与えたとしても、氷の方は余裕で氷のままでいられるというわけです。
以上、読んで下さりありがとうございます。
暑さ対策の関連記事一覧はこちらです