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目次
ソーラーパネルの取り付け方法
以前の記事、 ハイエースにDIYでソーラーパネル設置 でご紹介したソーラーパネルは、現在も元気に稼働しています。
このときの記事には詳しく書かなかったのですが、コの字型金具とステンレス製六角ボルト、六角ナットを使ってソーラーパネルをルーフキャリアに取り付けました。
六角ボルト・ナットとコの字金具で取り付け
久しぶりに簡単な図面を書いてみたのですが、非常に下手くそになっていてちょっとショック。
設置当初からの取り付け方法を描いてみました。下記の図面、わかりますか?
青がボルト・ナット、黄色がソーラーパネル(の部材)、赤がキャリアの梁です。
![ハイエースソーラーパネル取り付け改善](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2018/05/1b143e804eb3b3fc4da07afa8ff13d7e.jpg)
ハイエースの屋根の上を横方向に走るルーフキャリアの梁3本に、コの字金具とM6の六角ボルト・ナットで取り付けてあります。
![ハイエースソーラーパネル取り付け改善](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2018/05/26c0590a665e027605f323a1f1670757.jpg)
上図Bの方向から見ると、下記写真のような状況です。(こちらは蝶ナット・ボルトに組み替えたあとの状態ですが)
![ハイエースソーラーパネル取り付け改善](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2018/05/268751f5f37c4ab07f3353d18c3e934f.jpg)
写真の通り、蝶ナット・ボルトは上からボルトが差し込んでありますが、組み換え前の六角ボルト・ナットは何故かボルトが下から差し込まれています。(あえて下から差し込んだのは何か理由があったはずなのですが今となっては思い出せません)
六角ボルト・ナット締結の欠点は?
上の図と写真ではわかりにくいと思いますが、ソーラーパネルはC形鋼で補強されており、このC形鋼に穴を開けてコの字金具を取り付けてあります。
下の図の赤い部分がC形鋼で、このC形鋼に開けた穴をボルトが通っているのですが、このボルト・ナットを締め付ける/緩めるためには①、もしくは②の方向から手を突っ込んでナットを固定しないとボルトを回すときにナットが連れ回り(=ボルトとナットが一緒に回ってしまうこと)してネジが締まりも緩みもしない、ということになります。
![ハイエースソーラーパネル取り付け改善](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2018/05/e9d41b73639a13392d420bf0fe694b13.jpg)
しかし、この、ナットを固定するのがとても大変。メガネレンチを手探りでナットに嵌め、そのまま外れないようにしてボルトを締める/緩めるのですが、メガネレンチをナットにはめるのに一苦労。そして、嵌めたメガネレンチが外れないように維持するのにまた一苦労。(要するに、嵌めにくく外れやすい)
そのため、仮にネジが緩んでいるのを見つけて締め付けたいと思っても一筋縄では行きません。そして脚立の無い外出先ならネジ締め付けはまず不可能。考えてみるとこれはとても危険な話です。
締結方法を変更してネジの締め付けを容易にする
![ハイエースソーラーパネル取り付け改善](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2018/05/ec814c57be15e9c3bae07b6b59bc2b1c.jpg)
そこで、上図の案①の如くC形鋼の内側を押さえなくても良いように六角ナットを四角ナットに変更し、C形鋼の壁に当てて連れ回りを防止してはどうかと思ったのですが、実際には図のLの寸法が20ミリくらいあり、こんなに大きいM6四角ナットは見つかりませんでした。
![ハイエースソーラーパネル取り付け改善](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2018/05/23ef35803d18fc1ebaa7dbf82f3ffa2c.jpg)
そこで上図案②の如くC形鋼の内側を簡単に押さえられるようにボルト・ナットを六角から蝶ボルト・ナットに変えてみることにしました。(本当は連れ回り防止を一切しなくても良いようにしたかったのですが、やむを得ません)
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ステンレスの場合、ボルト・ナット一組で約200円と結構高価ですが、下手にケチって鉄製を使い、錆びてしまっては本末転倒。よってステンレス製を購入しました。
ネジをすべて蝶ボルト・ナットに交換
六角ボルト・ナットをすべて蝶ボルト・ナットに交換しました。
六角ボルト・ナットの取り外しに手間取り、そして蝶ボルト・ナットの取り付けにも手間取ったため、全部で12組のボルト・ナット交換作業に半日程かかってしまいました。とはいえ、蝶ボルト・ナットですとネジの締め付けに道具は不要ですし、手で押さえれば連れ回りを防止できるようになりました。これなら、出先でも簡単に緩んだネジを締め込みことができます。
![ハイエースソーラーパネル取り付け改善](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2018/05/268751f5f37c4ab07f3353d18c3e934f.jpg)
また、あわせてコの字金具にクッション材(ダイソーで売っている滑り止めシート)を噛ませ、ソーラーパネルが振動によって左右に動くのを防止するようにしました。(実際、取り付けた当初は運転席側に寄せて取り付けてあったソーラーパネルがいつの間にか車体の中央に移動していましたので…)
![ハイエースソーラーパネル取り付け改善](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2018/05/ec98f2237bb7dce28594ab5f9c20642e.jpg)
それでもやはりネジはC形鋼に固定したい
とはいえ、車検の時などにソーラーパネルを取り外さねばならない場合、外すときはともかくも再度取り付けるときに蝶ボルトをC形鋼の中から手探りで穴に差し込み、さらにこのグラグラのネジにコの字金具を挟んで蝶ナットを取り付けるのはやはり大変です。(というか、この部分については六角ボルト・ナットの場合に比べて何ら作業性はアップしていません)そこで、次回ソーラーパネルを取り外すことになったら、下図のように四角ナットを追加してボルトとC形鋼を固定したいと考えています。この構造なら、蝶ボルトを四角ナットにねじ込んでやれば、蝶ボルトのネジがソーラーパネルを補強するC形鋼に固定されますので、万が一パネルの取り外し、取り付けが必要な場合でも作業がかなり簡単になります。
![ハイエースソーラーパネル取り付け改善](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2018/05/3f2f3c4ddc85ad22ce7c7365b63db859.jpg)
以上、読んでくださりありがとうございます。
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