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電気ポットを低消費電力にして、インバータを安く上げる
ハイエースにソーラーパネルとディープサイクルバッテリーを取り付けたのは、「ハイエースにDIYでソーラーパネル設置」でご紹介しました。
バッテリーの12V/24V直流電流を100V交流電流に変換するのがインバータですが、これは、出力が大きくなると価格がどんどん上がっていきます。
2017/10/30現在のアマゾンの販売価格で見てみると、こんな感じです。SKの後の太字の数字が100V交流出力のワット数です。このワット数にほぼ比例してインバータの価格もアップします。(上から拾っていったのでバッテリー電圧12V用と24V用が混在していますが、価格はほぼ同等なのでご容赦を)
菱電 SK120-124 12,800円→16,000円
菱電 SK350-112 19,780円→18,760円
菱電 SK700-124 43,000円→40,140円
菱電 SK1000-112 71,102円→記載なし
菱電 SK1500-112 58,750円→54,500円
一部価格が逆転していますが、これはアマゾンではよくあることですね。
2019/09/27追記
矢印の右側に、2019/09/27現在のアマゾンの価格を追記しました
車載ソーラーシステム用に、700Wのインバータを購入
わたしは電子レンジは必要なかったのですが、お湯は沸かしたかったので700Wのインバータを購入しました。
湯沸かしポットは、最近はティファールを筆頭に1000Wを越える高い消費電力で一気に湯を沸かしてしまうタイプが人気ですが、昔はそんなものは売っておらずもっと低い消費電力でちんたら沸かしていたものです。
そこで、インバータ選定時に目を付けていた、恐らくは昔からの生き残りと思われる低出力ポットを購入しました。
象印 沸とう電気ポット 1.0L CH-DT10-XJ ステンレスブラウン
デザインがあまり今風ではありませんが、容量1リットルで、定格消費電力は430ワットと少なめながら湯を沸騰させることができますので、コーヒーやカップラーメンを作りたいというわたしの用途には必要十分です。
ちなみに、危うく同じく象印の別のポットを買うところだったのですが、こちらはお湯が沸騰しないタイプのため、カップラーメンは作れないことに注文寸前に気づいて難を逃れました。
2019/09/27追記
一つ書くのを忘れていましたが、このポットは再沸騰ボタンはありません。従って、例えば1リットル沸かした湯を200mlだけ使い、これに200mlの水を足してもう一度沸かす、といった操作はできません。
ポットの中の水の温度を検知して湯沸かしがスタートするので、800mlの湯に200mlの水を足してちょっと冷えた、という微妙な状態ではポットは保温のままとなります。
2020/03/19追記
価格が随分上がって4000円を突破しています。メーカーのHPを見ても製造中止とはありませんが。
1リットルの湯が何分で沸くか?
今回は、出先でインバータから電気を取って湯が沸くかどうかを試してみました。
1.ポットに1リットルの水を入れます。
水は車中泊した道の駅の水道から汲んだもので、当時の外気温は15度くらいでしたから水温もそのくらいのはずです。
2.プラグを差し込むと、加熱が始まります。
電気関係のスイッチはありません。水を入れてプラグを差し込むと湯沸かし開始。沸騰が完了すると自動で保温に切り替わります。
3.湯沸かし完了
沸かし始めてからおよそ12分で湯が沸騰し、保温モードに切り替わりました。(写真の時計は13分を過ぎていますが、これはすぐに撮影しなかったためです)
4.注ぎ口から湯を注ぎます。
結構な量が注げずに残りますので、ポットを収納する場合は蓋を開けて完全に注ぎ切ります。
まとめ
- 定格消費電力が430Wの低消費電力型沸騰電気ポット。
同じく象印で、湯が沸騰しないタイプもあるので注意。
- 湯が沸騰するのでカップラーメンも作れる。
- 水温約15℃で、1リットルの水を沸騰させるのに約12分必要。
- 蓋をしたままで湯を注ぎきってもまだ中に残っているので注意。蓋を開けないと全部注ぎきることができません。
- 再沸騰ボタンはありません。
2019/09/27追記
1500Wと700Wの値差が15,000円程度と小さいのはこの時たまたま発生した特異なケースだと思っていたのですが、現在も同様でした。15,000円の値差で容量が倍なら1500Wを購入するのも悪くないですね。(もっとも、私の場合は湯沸かし以外に大容量の用途はないので1500W型よりは効率が良いであろう現有の700Wの方が適しています。)
以上、読んでくださり、ありがとうございます。