以前の記事でご紹介したとおり、エンゲルポータブル冷蔵庫 MD14F-D に加えて温蔵庫機能の付いた MHD14F-D を追加で購入しました。
また、別記事にて冬場に冷凍肉を MD14F-D に入れて運んだことをご紹介しましたが、今回は冷蔵庫が2台になったので、一台に自宅用に買った冷凍ジンギスカン、もう一台に友人用に買ったロイズのチョコレートを入れて苫小牧から自宅まで輸送してみました。バッテリーさえ切れなければ問題はありません。フェリーに乗っている約21時間の間、充電なしで頑張ってくれるでしょうか。
目次
苫小牧にて(1日目 23:00頃)
この日は2019年お盆の超繁忙期が終わって運賃が安くなった初日ということもあり、非常に混雑していました。出港が23:30、乗用車の乗船開始は23:15とアナウンスされていましたが、15分では乗用車の積み込みが完了せず出港が予定より若干遅れました。
乗船直前のバッテリー電圧はこちら。電圧。電流計が2個並んでいますが、上側がフェリー内で冷蔵庫2台を稼働させるバッテリー1で、電圧は25.92Vとほぼ満タンです。
冷蔵庫は、1台が冷蔵(ダイヤルの目盛り=1)、もう一台が冷凍(ダイヤルの目盛り=5)にセット。いずれもバッテリー1からの給電で稼働させます。(わたしのハイエースでは、冷蔵庫を一台ずつバッテリー1,バッテリー2で稼働させる、という使い方はできません)
敦賀にて(2日目 20:20頃)
珍しく予定より早く敦賀港に入港となり、予定の20:30よりも若干早く車両甲板に降りました。すぐに冷蔵庫を確認したところ、2台とも稼働しており、バッテリーの電圧も問題のない値だったのでそのまま出発。
大津にて(2日目 22:30頃)
敦賀から南下、大津市の堅田で飲食店に入りました。その時の電圧がこちら。
一昼夜に渡って冷蔵庫を動かしていたバッテリー1の電圧は、苫小牧での25.92Vから23.31Vに下がっています。(このあと、使用するバッテリーをバッテリー2に切り替えました)
わたしのハイエースはディープサイクルバッテリー2個を直列につないでいますので、
満タンで 13V×2=26V
空になると、10.5×2=21V
苫小牧では25.92V=21+4.92V よって、電池残量=4.92/5.00=98.4%
ほぼ26時間後の大津では23.31V=21+2.31V よって、電池残量=2.31/5.00=46.2%
この間のバッテリー残量の減少は、98.4%-46.2%=52.2%
ということになります。
これなら太平洋フェリー(苫小牧出発から名古屋到着まで約40時間)でも行けそうです。
自宅到着(2日目 13:30)
自宅に到着後、ジンギスカンとチョコレートを確認しましたがどちらも異常ありません。ジンギスカンはしっかり冷凍されており、チョコレートも溶けた形跡なし。
ちなみに、フェリー車両甲板における車内、車外の温度変化は、下記グラフの通りです。乗船したときは23℃くらいだったのが、下船のときは30℃近くまで上昇しています。ロイズのチョコレートは25℃以下で保管するよう注意書きがあるので、冷蔵せず車内に置いたままだと溶けてしまっていたかもしれません。
まとめ
フル充電のディープサイクルバッテリー2個直列で、エンゲル冷蔵庫を、一台は冷蔵(ダイヤル1)、もう一台は冷凍(ダイヤル5)に設定して26時間運転
→バッテリー残量は98.4%から46.2% に、52.2%減少
よって、フル充電からバッテリーを使い切るまで合計48時間程度連続運転が可能と思われる。
以上、読んでくださりありがとうございます。
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