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久しぶりに石北線を訪ねる
国鉄時代の特急型気動車、キハ183系気動車が網走と旭川、札幌の間を結ぶ石北本線。以前はDD51がプッシュプルで牽引した玉ねぎ貨物列車が人気でしたが、最近は沿線でラッセル車を狙う方も多いようです。
わたしはキハ183非貫通先頭車の無骨な作りが好きで冬を中心に何度か撮影に来たことがあります。そしてこの冬、久しぶりに石北線を再訪して新しく設定された特急大雪などの撮影をしました。(残念ながら今回は非貫通にお目にかかることはできませんでしたが…)
これも含めてこれまでに訪れた撮影地の中から選んだ16箇所をご紹介いたします。
玉ねぎ貨物列車を撮影したことはありませんので、常紋越えなどの名スポットには行っておりません。
なお、今回(2018年3月)訪れた場所はデータが新しいですが、それ以外の場所は私が訪れてから最低でも10年が経過しており、現在の状況がここに記載したものとは異なっている可能性がありますのでご注意ください。
古い撮影地については、できる限りストリートビューで確認し、その結果を記載してあります。
美幌
最終確認時期 2018年3月
国道39号線が石北本線をまたぐところで撮影します。
ここは、正直さほど絶景とは言えませんが、上りも下りもそれなりに編成写真が撮れ、美幌バイパス入り口にある駐車スペースが近いので気楽に撮影できます。
一枚目が網走方面行き、二枚目が旭川方面行きです。網走方面行きはご覧の通り電線が横切ります。フォトショップで消しましょう。
国道39号線の跨線橋部分に歩道はありませんが、ガードレールの外には立って撮影できるだけのスペースがあります。
端野
最終確認時期 2018年3月
踏切からの撮影です。たまたま通りかかって「おお、いいね」と思って撮っていたら地元の方も来られて撮影されていました。このときは曇っていたので晴れた日に出直し。そのときに地元の方とお話させていただいたところ、SL時代には撮影の名所だったとのことです。
ここも上り、下り、両方撮影可能です。
一枚目が網走方面行き、二枚目が旭川方面行きです。
留辺蘂の跨線橋
最終確認時期 2008年12月
(2014年現在のストリートビューを見る限り、その時と変化なし)
ここも国道39号線が石北本線をまたぐポイントです。
絶景でもなんでもありませんが、冬場の天気の悪いときはこういう場所から撮るしかありません。そして、雪があるとそれなりにサマになるような気がします。
当時わたしはこの先頭車の存在を知らず、「あれ?115系電車みたいな変な車両だな」くらいにしか思っていなかったのですが、ファンの間では白ボウズと呼ばれるキハ183-104だったのですね。(それに気づいたのも結構最近です)
旭川方面行きが正面を向きます。
留辺蘂のカーブ
最終確認時期 2008年12月
ストリートビューでは確認不能。
これは白ボウズと同じ時に撮影しています。ご覧の通り、この日も天気が悪かったようです。
冬の石北本線には会社の正月休みを利用してでかけていましたので、天気が悪くても撮るしかありません。
まあしかし、JR北海道塗色のキハ183系には曇天が似合う、と勝手に思っています。
これは線形から判断して網走方面行きですね。
こいつの撮影地は、黄色の吹き出しの位置です。
留辺蘂山越え
最終確認時期 2003年12月
ストリートビューで見ると、収録が夏のため木が茂ってはっきり確認できません。今はこの通りには見えない可能性も。
ここを含めてすべて、わたしが画像を見た感じで勝手に名前をつけています。他の方に言っても全く通じませんのでご注意ください。
このときは珍しくいい天気でした。しかし、旭川以外の沿線には素敵な山バックが撮れそうな場所はありませんので、このあたりではこれが精一杯。
そして、これを撮影してからもう15年も経つのですね。なのに当時すでに古参と言われていたキハ183がまだ走っている…。
これの撮影地は、地図のオレンジ色の吹き出しの位置です。
列車が正面向きになるのは網走方面行きです。
遠軽駅
最終確認時期 2018年3月
ご存知の通り、遠軽駅はスイッチバックのように折り返すので駅に入るところと駅から出るところの両方を撮影することができます。
わたしは駅の手前に掛かっている線路をまたぐ歩道橋から撮影しました。
私が訪れたときは、DF200が牽引する玉ねぎ貨物列車が停まっていました。DD51で運行されていた頃はこいつが運行している時期に休みを取ることができず、撮影は叶いませんでした。たまたまですがDF200版に遭遇できたので、網走方面に出発していく列車を撮影しました。
続いて網走方面からやってきた列車を撮影します。
駅に停車すると、巻き上げられた雪で真っ白になった今まで最後尾だった車両がこちらを向きます。いい感じですね。
地図はこちら。撮影は吹き出しの位置からです。
瀬戸瀬の跨線橋
最終確認時期 2018年3月
ここはお手軽跨線橋にしてはなかなかの景色だと思いますが。
そして、上り下り両方撮影可能です。
一枚目が網走方面行き、二枚目が旭川方面行き。
地図はこちら。黄色の吹き出しの位置です。
瀬戸瀬のカーブ
最終確認時期 2005年5月
この場所はストリートビューに収録されていないので現状は確認できません。
ちょっと電柱が多いですね。
この写真は旭川方面行きです。
地図はこちら。オレンジ色の吹き出しの位置です。
丸瀬布跨線橋
最終確認時期 2018年3月
また跨線橋です。
あまり代わり映えしませんね。でも、ここも上り下り両方撮影可能。
一枚目が網走方面行き、二枚目が旭川方面行きです。
吹き出しの位置で撮影しています。
丸瀬布南丸
最終確認時期 2005年5月
当時はサイロと列車を絡めて撮影できました。今はどうなっているのでしょうか。
この付近はストリートビューに記録されていないので確認不能。
網走方面行きが正面を向きます。
地図はこちら。鉄道と並行して旭川紋別自動車道の無料区間が走っています。
わたしは旧道を通りましたが、くねくねでかなり時間がかかりました。特に、白滝と上川の間の峠道では、旧道を使うと何倍も時間がかかるのでやめたほうが良いです。
下白滝S字
最終確認時期 2005年5月
ストリートビューでは確認不能。
実は今回もこの付近をウロウロしているのですが、残念ながらここは確認していませんでした。
このS字はオホーツクではなく、単行列車が似合います。
列車が正面を向くのは旭川方面行き。
この付近は駅がないので目標物がありません。以前、下白滝駅があった場所に近いです。
下白滝駅付近
ここはまさに下白滝駅があったはずの場所です。
網走方面行きが正面を向きます。
地図は、下記のとおりです。黄色の吹き出しです。
しらたき発祥の地
最終確認時期 2008年12月
これは、真島満秀先生の著書、全国鉄道絶景撮影地300で紹介されている撮影地です。
2008年12月に行ったときには、駐車場に積もった雪をかき分けて入っていった記憶があるのですが、2018年3月に行った際には、更に雪が深いため入ることができませんでした。
撮影地は駐車場から奥の小道に入った場所にあったのですが、雪の多い冬場は近づくのが難しそうです。
地図は、下記のとおりです。黄色の吹き出しが撮影地です。
網走方面行きが正面を向きます。
上白滝の跨線橋
最終確認時期 2008年12月
(2014年現在のストリートビューを見る限り、その時と変化なし)
ここは、上白滝駅があった場所に近いです。跨線橋の上からにしては迫力のある写真が撮れました。
網走方面行きが正面を向きます。
撮影地は、黄色の吹き出しの位置です。
上白滝の鉄橋
最終確認時期 2004年1月
(2014年現在のストリートビューを見る限り、その時と変化なし)
石北線が川と道路の上を走っているのですが、鉄橋がシンプルで余分な部材がついていないので、車両の足回りを下から覗く形で撮影できます。
しかも、鉄橋が低く、列車が頭のすぐ上をかすめていくので、結構スリリングです。
写真は旭川方面行きです。
撮影地は、先程の場所のすぐ近く、オレンジ色の吹き出しの位置です。
愛別駅近くの踏切
最終確認時期 2008年12月
(2014年現在のストリートビューを見る限り、その時と変化なし)
この踏切から、上り、下りともカーブを曲がる列車を撮影できます。
(もちろん、踏切の中ではありません)
こちらは網走方面行き。ちょっと電柱がうるさいですね。
こちらは旭川方面行き。
こちらのほうが電柱もなく、いい感じです。
地図はこちら。
将軍山駅
最終確認時期 2005年5月
(2014年現在のストリートビューを見る限り、その時と変化なし)
駅のホームから北を向いて、旭川方面行きを撮影しました。山肌の樹木が渦のようになってちょっとおもしろい絵になります。
駅のホームからなので、地図は省略します。
以上、ご覧いただきありがとうございます。
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