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ハイエースに2段のベッドキットを入れてから一ヶ月ほど経ちました。ソーラーパネルの施工に手間取り、まだ家族で泊まりがけの旅行には行っていませんがわたしは二晩ほどこのベッドキットで眠ってみました。
これまでに思い付いた、ベッドキットを快適に使うための工夫や情報についてご報告します。
目次
1. 上段を車内に収納するのに必要な収納スペースはどれくらい?
この2段ベッドキットは、標準ルーフ車の場合上段と下段の合計が945ミリです。従って、2段で使うとベッドの高さは40センチ~50センチになります。上段、下段の高さは5種類の組合せから選ぶことができますが、仮に下段を最大にしても高さは555ミリ、このとき上段は390ミリ。
従って、下段をいかに高く取ろうとも、眠る以外の使い方をするなら上段を取り払う必要があります。
上段のベッドマットのサイズは長さ1750X巾500ミリ強X厚み40ミリで、全部で三枚。あわせてベッドマットを支えるための横方向の梁(メーカーさんの呼び方は、「横バー」です)三本も取り除きます。こちらは束ねればそう場所は取りません。
下段の下のスペースに束ねた横バーと上段のベッドマット三枚を収納すると、こんな感じです。
![ハイエース二段ベッドキット](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2017/09/44d29d2792be3bad9a9ed98c7bbb20d6.jpg)
余計なものが写っていますが、ベッドマットをタイヤハウスギリギリまで寄せると、おおよそ荷台幅の半分くらいに納まるサイズです。高さは40ミリX3=120ミリで、これも下段下250ミリの半分くらい。残りのすき間に折りたたみ式のテーブルなどを重ねて収納することができます。
2. 進行方向梁の出っ張り処理
横バーを載せるために進行方向に走っている梁は三次元に折れていて、外すと場所を取るのでできれば付けっぱなしで行きたいところです。
![ハイエース二段ベッドキット](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2017/09/22827ad14d03cdcd94274a3c495a0b45.jpg)
しかし、付けっぱなしですとこの梁の端部と中央部の出っ張り(合計で、3箇所X2本=6箇所)に体をぶつけやすいので、痛くないようにカバーする必要があります。
前回ご報告しましたとおり、端部には椅子用の靴下を履かせたのですが、始終出入りするスライドドア側の端部と、下段マットに座っているとついもたれかかってしまう中央部の出っ張りをよりしっかりカバーすることが必要であることが分かりました。
色々と試してみたのですが、現在、スライドドア側の端部は、プチプチで端部を二重に覆った上でダイソーのドアノブカバーをかぶせて使っています。これならぶつけてもほぼ大丈夫です。
![ハイエース二段ベッドキット](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2017/09/4af95f22f297d4dd68b6ae273ea734a1.jpg)
![ハイエース二段ベッドキット](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2017/09/30d5255bfe6f55ae195cfde7f0c35c71.jpg)
また、中央部の出っ張りは、椅子の靴下ではすぐに外れてしまう上にこれは厚みもないので衝撃吸収の効果も薄い。そこで、ダイソーの座布団を紐で縛り付けようと思って座布団をチェックしていたら、小学生が椅子に着けるような、紐付きの布団を発見。(ちなみに、これは税抜き200円でした)
![ダイソーの座布団](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2017/09/d70027acf3892cf0cf60340a364af47c.jpg)
紐でぐるっと縛ると、ちょっと見てくれは良くないですが、クッション性は十分です。
![ハイエース二段ベッドキット](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2017/09/d03c776093527f90202637c9cc30b4fa.jpg)
3. 後ろのシートを畳んで走るとブレーキでベッドマットがずれることへの対策
このベッドキットは後ろのシートを使用している状態で使うように作られています。従って、後ろのシートを畳んでしまうと一番前のベッドマットを前後に押さえるものはないので、ブレーキでベッドマットが前にズルッと動いてしまいます。
これの対策には、ダイソーで売っているゴム紐付きのフックを使いました。
この写真のものは税抜き100円で2本入りでした。
![ハイエース二段ベッドキット](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2017/09/0e6dabdcb8be53e5cff32adceef4bf16.jpg)
このフックはゴム紐の両端にフックが取り付けられており、下のようにして一番前のベッドマットを固定しました。
写真がちょっと分かりづらいですが、スライドドアを開けた状態で下段ベッドマットを下からのぞき込んだ状態です。これを一番前の下段ベッドマットの左右に取り付けました。
![ハイエース二段ベッドキット](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2017/09/70f589adceea073dd163abe12b909188-1.jpg)
なお、この状態ですとマット表面にフックがきつく食い込みますので、マットが変形しないよう余った椅子の靴下を履かせています。但し、この状態でも若干はマット表面が押し込まれてフックを外しても跡が若干残るので、気になる方は靴下を二枚重ねにするかフックをプチプチで覆った上で靴下をはかせてみてはいかがでしょうか。
![ハイエース二段ベッドキット](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2017/09/4612882f778d74a3cb664c1e440f9b50.jpg)
ちなみに、一人で出掛ける時はいつもこんなふうに後ろのシートを畳んでいます。
![ハイエース二段ベッドキット](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2017/09/cdb1c83ee8a8d06ed3f0c922c7062e4e.jpg)
4. 下段のベッドマット下に入る収納について
市販の一段のベッドキットと比べると、このベッドキットは下段の下の高さが25センチと低いため、この「床下」で使えるケースに制約があります。
その制約の中でできるだけ大きなものが欲しいと思って探していたのですが、これまで見つかったものの中ではこれが一番良さそうです。
![ハイエース二段ベッドキット](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2017/09/10f7171facd1cac092d3d88deb0c37d7.jpg)
税別500円と、ダイソーで売っているものとしては高価な部類ですが、他メーカーの類似品と比べたら十分安いです。そして、何よりこのベッドキットにジャストフィット。
サイズは、47cmX38cmX高さ23cmです。高さはハイエース標準のフロアマット(というか、最初から床に貼ってあるボロ切れを固めたような絨毯と申し上げた方が分かりやすいかも)と下段ベッドマットの間にぎりぎり入る寸法です。
![ハイエース二段ベッドキット](https://tech-review.click/wp-content/uploads/2017/09/d153f865f483e69e3a41c2597071d082.jpg)
そして、長さが47cmなので、横にして並べるとタイヤハウスの部分も含めてハイエース標準ボディの幅方向に丁度2個並べることができます。長手方向には、ベッドキットの下に5個。従って、床に何も無い状態であれば、このコンテナが2X5=10個並びます。(ちなみに、上段ベッドマットを下段下に収納すると、このコンテナは5個収納可能ですね)
また、折りたたみ式で使わないときは畳んでしまえて、なおかつ積み重ねて使えるのも嬉しい。
このベッドキット下段のベッドマットは、簡単に外せる、とは申しませんが、一枚ずつめくるのはそう難しくはありませんので下段ベッドの下にこのコンテナをずらっと並べておけばかなりの物量を収納することができると思います。
以上、読んでくださり、ありがとうございます。