木次線、芸備線ときて次は福塩線です。福山-府中間は電化されていますが今回はその奥の非電化区間を撮影しました。福塩線は、福山側から順に芦田川、矢多田川、上下川、馬瀬川などに沿って走っているので、鉄橋や川を絡めた撮影地がいくつも見つかりました。(今回ご紹介する撮影地は鉄橋/川絡みに偏り過ぎの感もありますが)
それでは撮影地を三次側から府中側へ順番にご紹介します。
2019/09/26追記
先日の芸備線に続き、福塩線の撮影に出かけました。
前回は鉄橋ばかりでしたが、今回は田んぼと列車のセットがメインです。
目次
三良坂-吉舎
福塩線沿線は、歴史の有りそうな素敵な地名が多いですね。この吉舎とか、上下、甲奴とか。
ここはお寺の門が踏切に直結しているという面白い場所です。
6月上旬18:30撮影 三次方面行き
踏切を正面から見ると、こんな感じ。
光線状態
午後順光 ちなみに、作例では陽はあたっていません。(雲に遮られたか、山に遮られたかは失念しました)
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
備後安田-梶田1
堰でせき止められているのでいつでも水鏡写真が撮影できます。
6月上旬16:09撮影 三次方面行き
光線状態
午後順光
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
備後安田-梶田2
樹木の隙間からちらっと列車が見えます。
隙間の幅は列車1両がぎりぎり収まるかどうかですし、川の水も少なかったのでもう一つですかね。
6月上旬17:37撮影 府中方面行き(後追い)
光線状態
午後順光
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
備後安田-梶田3
ここは人里離れた場所、という風情ですが実際人里離れています。撮影時の立ち位置付近は道幅が1車線ぶんしかありませんが、数十メートル歩くと2車線に増えますので、車はそこに置いて歩きましょう。
6月上旬15:30撮影 府中方面行き
光線状態
午後順光
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
上下-備後矢野(2019/09/26追加)
ちょっと入り込んだ場所です。道が狭いので車で乗り入れるのは避けましょう。ストリートビューでは川べりに田んぼがありますが、現在はご覧のようになくなっています。
9月下旬6:40撮影 府中方面行き
光線状態
東西を山に挟まれているので列車に太陽光が当たるのは昼前の数時間のみと思われます。
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
備後矢野-備後三川1
線路をまたぐ国道432号線から撮影します。福塩線非電化区間は線路脇に樹木が茂っている箇所が多く、川べりを走る列車を撮影できる場所はそう多くありません。(ここも、跨線橋が一部入ってしまうのがちょっと残念ですが)
路肩は狭いので車に注意してください。(交通量はさほど多くありません)
撮影は手持ちでお願いします。
6月上旬8:48撮影 三次方面行き
光線状態
列車の側面は午前順光、前面は終日逆光
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
備後矢野-備後三川2 (2019/09/26追加)
収穫の時期は田んぼの脇を走る列車が撮影できます。作例は午前7時過ぎですが、もう少しあとになると田んぼ全体に陽が当たると思われます。
9月下旬7:13撮影 三次方面行き
光線状態
列車正面は終日逆光です。田んぼは昼前後に陽が当たると思われます。午後遅くなると山の影が伸びてきます。
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
備後矢野-備後三川3 (2019/09/26追加)
前項の撮影地から南に200mほど行った場所にある小さな跨線橋の上から撮影します。田んぼの脇を走る線路の形が気に入ったので撮りました。
9月下旬7:29撮影 府中方面行き
光線状態
終日順光、と言いたいところですが午後遅くなると左から山の影が伸びてきそうです。
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
備後矢野-備後三川4 (2019/09/26追加)
時期が遅かったので稲刈りは終わっていました。福塩線沿線は芸備線沿線よりも稲刈りの時期がやや早い感じです。
9月下旬6:04撮影 三次方面行き
光線状態
田んぼは終日光が当たりますが、朝早い時刻、夕方遅い時刻は 山の影が伸びてくると思われます。 車両側面は午後順光です。結論としては、午前のなるべく遅い列車がよさそうです。(といっても、午前の最後は9:00頃ですが…)
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
備後三川-河佐
河佐峡のあたりです。橋がコンクリート製なのが残念。
ウィキペディアによると、1989年に河佐-備後三川間を経路変更したとあり、確かにこの間はほとんどトンネルです。この橋もこのときに作られたのでしょうね。
6月上旬5:54撮影 三次方面行き
光線状態
午前中順光
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
河佐-中畑1
200mほどの間隔で鉄橋が2つあり、どちらもいい感じで撮影することが出来ます。
こちらは河佐駅側の鉄橋です。7時頃に河佐駅で行き違った下り列車と上り列車が続けて通過するので、2つの鉄橋をまとめて撮影しようとしたのですが移動が間に合いませんでした。(よって、その後の7:40通過する列車を撮影した、というわけです)
この近くの路肩に比較的大きな駐車スペースがありますが、朝はスクールバスなどが止まりますのでなるべく端の方に止めましょう。
6月上旬7:40撮影 府中方面行き
光線状態
列車側面は終日逆光、列車正面は午前中順光
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
河佐-中畑2
こちらは中畑駅側の鉄橋です。電線や樹木など、障害物が多いです。
6月上旬6:55撮影 三次方面行き
光線状態
鉄橋付近の川岸は午前中順光、列車側面は終日逆行
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
中畑-下川辺 (2019/09/26追加)
ちょっとした俯瞰撮影ができます。このあたりは道が細く急なので車は県道に置き、集落の中は歩いて移動するのがおすすめです。
9月下旬9:20撮影 府中方面行き
光線状態
午後は山に阻まれて光が来なくなると思われるので、午前中がおすすめです。(車両は逆光ですが)
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
下川辺-府中1 (2019/09/26追加)
本当は橋の上から撮影したかったのですが、立入禁止でしたので河原から撮影しました。
9月下旬8:19撮影 三次方面行き
光線状態
午前中順光。
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
下川辺-府中2 (2019/09/26追加)
府中駅まであと僅か、という場所です。このあたりに来ると急に開けてきて市街地が広がります。近くに車を停められる場所が見当たりませんが、私が行ったときは河原の広場への入口が開いていたのでそこに停めました。(いつも入れるのかどうかはわかりません)
橋の上から撮影したいところですが、残念ながら歩道は線路とは反対の側に設置されていますので、この作例は橋の真下に降りて撮影しました。橋の少し上流に河原へ降りていく階段があります。
9月下旬15:08撮影 三次方面行き
光線状態
東西に走る列車を北西側から撮影しているので、終日ほぼ逆光、ということになりますが、川面は終日光が当たりますのでご覧の通り夕方でも問題有りません。(晴れた日の昼前あたりは厳しいかも)
秋から冬にかけては午後の列車で撮影できる場所は限られてきますが、ここは貴重な例外と言えます。
地図
矢印の向きは、撮影方向を示します。
以上、読んでくださりありがとうございます。
こちらの記事もどうぞ
1弘法山こども天文台から梶田〜甲奴俯瞰ができます。車でいけます。枝が入るため脚立必要。午前の府中行きが順光です。
2翁山からは上下駅俯瞰ができます。枝が入るため脚立必要。車でいけます。
3樽崎城跡からは、河佐駅俯瞰ができます。
徒歩で15分くらいで、整備されています。
4下川辺〜府中俯瞰
下川辺あたりの橋がかかっているT路交差点あたりのセブンイレブン付近から、山道を走ると、諸毛という地域につくのですが、
道中、ありし日の香淀〜作木口のような風景が撮れます。
5比婆山駅前後俯瞰
備後落合にむけて走っていると、比婆山を過ぎたあたりで、山から俯瞰できそうな場所があります。
山側の民家の脇から、登山道を鉄塔を目指して登ります。
鉄塔より上の斜面が撮影地です。
備後落合から、山あいを通り、比婆山近くの鉄橋を渡る構図もとれます。
てんやどんやさん 情報ありがとうございます。
新型コロナウィルスを避けるためしばらく撮影に行っておりませんが、状況が落ち着いたら出掛けてみたいと思います。
とはいえ、海外の状況を見ると一体いつになったら落ち着くのやら見当も付きません。
とりあえず今年の桜は諦めました。