これまで、下記の記事で山岳鉄道写真の撮影地をご紹介してきました。
今回は、これまでの記事から漏れていた信州の山岳鉄道写真撮影地をご紹介します。
目次
姨捨
日本三大車窓の一つで列車からの眺めが素晴らしいのですが、この雄大な眺めと列車を絡めた写真を撮ることもできます。
これ以外の三大車窓は、北海道の狩勝峠と九州の矢岳越えですが、狩勝峠は石勝線の完成で路線が付け替えられて今は別物になっており、また、矢岳越えは車窓の景色と列車を直接絡めて撮影するのは難しい模様。従って、三大車窓で列車と絡めた素敵な写真が撮れるのは姨捨のみ、と言うことになります。
雪の姨捨
長野方面行きと松本方面行き、どちらも撮れますが、松本方面行きの方が遠くの山並みと眼下の町並みが入って綺麗です。ただ、編成は4両目の途中までしか入りません。
三両編成の鈍行はぴったりのサイズです。
この時は、東北へ出掛ける途中で天気が良かったので光束を下りて撮影しました。
わたしは名古屋から東北へ行くときは、東京を避けて中央道~北陸道~磐越道というルートを使っていたのでこの好天に遭遇することができました。午前中の撮影なので、列車の側面が逆光になってしまったのが残念。
こちらは同じく松本方面行き特急しなのです。
こちらは長野方面行き普通列車。編成は長めに入りますが、姨捨の眺望はほとんど画面に入りません。
そして、長い編成でも大丈夫。(いや、ちょっと切れていますが…)
春の姨捨
そしてここは桜の木を入れて撮ることもできます。
松本方面行き普通列車。
長野方面行き特急しなの。こちらは最後尾までバッチリ入っています。
桜をアップにして…。
長野方面行き普通列車。
桜に光が当たっていないのが残念。
光線状態
午後順光です。(まあしかし、景色メインで撮るなら午前中も可、でしょうね。)
地図
冬の写真と春の写真は立ち位置が微妙に違うのですが、行ったのが10年以上前なので詳細はよく覚えていません。
小淵沢大カーブ
小淵沢駅を西向きに出た小海線は、ここで大きなカーブを描いて方向を180°転換します。ここでは、アルプスをバックにカーブを走る小海線を撮ることができます。初めて行ったときは、あまりに雄大なのでちょっと呆然としてしまいました。
やはり雪晴れの情景を押さえたいところです。
また、紅葉の時期も良いですね。
光線状態
午前中順光です。
地図
ここは田んぼの中なので、車を停車する位置に注意しましょう。
長坂カーブ
編成写真好きでなくとも、押さえておきたい名撮影地です。
ここは長大編成が映えます。特に、振り子を効かせて走るE351系にはぴったりの場所でした。
わたしはE257系のこの四角い顔になじめませんでした。
普通列車は編成が短いので今ひとつな感じですね。
そして、この少し手前からも素敵な写真が撮れます。
光線状態
日中順光です。
地図
ちなみに、手前からの写真は、こちらで撮影しています。
なお、線路の西側からここへ行く際には、ちょっと厳しいガード下をくぐらなくてはなりません。
わたしは3ナンバーの乗用車で行きましたが、幅は特に問題無かったです。
以上、読んでくださりありがとうございます。
2018/11/02追記
小海線沿線の撮影地を紹介する記事を作りましたので、こちらもご覧下さい。