太平洋フェリーと新日本海フェリー どっちを選ぶべきか?

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中部地方以西からフェリーで北海道に行く場合、選択肢は太平洋フェリーと新日本海フェリーの二つ。今年は久しぶりに北海道に行き、どちらのフェリーにも乗ることになりました。

初めてフェリーで北海道へ行ってみようという方のために、両者の特徴についてまとめてみました。

なお、料金、ダイヤなどのデータは、2018年8月10日現在のものです。

航路と所要時間

太平洋フェリーは二泊三日かかりますが、新日本海フェリーは一泊二日で毎日運行のため、利便性が高いです。

太平洋フェリー

名古屋ー仙台ー苫小牧 所要約40時間、名古屋-苫小牧間の運航は一日おき

新日本海フェリー

敦賀ー苫小牧 所要約20時間 毎日運行

舞鶴ー小樽 所要約21時間 毎日運行

敦賀ー新潟ー秋田ー苫小牧 南行き所要約34時間、北行き所要約31時間、 週1往復運行

ダイヤ

太平洋フェリーは南行き、北行きとも19時に出航して翌々日の昼前に到着、というダイヤですが、新日本海フェリーは直行便の場合、深夜に出航して翌日の夜に到着するため、子ども連れには少々利用しにくいと言えます。また、海が荒れて船が遅れ、終電の時間を回ってしまうと徒歩乗船の方には最寄り駅から先は移動の手段がない、という事態もあり得ます。

太平洋フェリー

新日本海フェリー

料金

両社とも閑散期、繁忙期、超繁忙期の三つに分けた料金体系を敷いています。全般的に言うと、料金は太平洋フェリーの方が安めです。個室は、今回太平洋フェリーの1等和洋室、新日本海フェリーのステートAを利用しましたが、太平洋フェリーの1等室はシャワーと冷蔵庫付きで部屋の広さもビジネスホテルのツインルーム並みだったのに対して新日本海フェリーのステート和室は料金はより高額にもかかわらず、シャワーも冷蔵庫もなく、部屋は布団を三枚敷くのが精一杯の広さでした。

このあたりをまとめると、下表のようになります。両社を比較して料金が安い方を黄色に塗ってあります。

食事

太平洋フェリー

レストランはバイキングです。朝と昼は1,000円、夜は2,000円です。最近は街中にも食べ放題のお店がたくさんできていますが、料理の質はああいったお店と同レベル。船の上で食べられることを考えるとコスパ的には悪くありません。

がしかし、家族4人(大人二人、子ども二人)、全てここで食べると食事だけで2万円超えとなってしまいますので、うどんなどの単品が食べられる軽食堂を適宜利用すると安くなります。

新日本海フェリー

こちらのレストランは、カフェテリア方式で、「ザ・めしや」のようなスタイルです。ライス、汁物、おかずを個別に選んで精算、となりますが、肉系、魚系のおかずなどは結構高く、ちょちょっと取ると1,000円超え。

食べる量を減らせばもちろん安くなりますが、こちらは航行時間も短いので、コンビニで調達した食料で過ごすのが節約の早道です。

割引

料金自体もさることながら、この割引が結構重要です。

太平洋フェリー

早割

乗船の28日以上前に予約することで、2等、B寝台、S寝台が五割引、個室が約四割引、車両も約三割引になります。繁忙期は使えませんが、もともと安い太平洋フェリーの料金が、さらに安くなります。

なお、

  • 長さ6m以上の車両、1ナンバー貨物車は適用不可(4ナンバー貨物車は適用可)
  • 取消、払い戻しには高額な手数料が必要
  • ネット予約のみ可

という点にはご注意ください。

今年は早割が適用となる7月の最後の日である25日の船を予約しましたが、予約開始の9時になると、しばらく予約システムの反応がなくなり、動き始めたら個室の早割は全て売り切れていました。

それ以前の予約状況もチェックしていたのですが、ここまでの混雑ではありませんでした。恐らく、毎回この最終日の早割を狙う人が多数居るものと思われます。

2018/09/15追記 

本年は、12月25日までが早割の利用が可能な期間です。

その他の割引

往復割引、ネット割引、学生割引などがありますが、いずれも割引率は10%以下、重複適用は不可です。

新日本海フェリー

GOGO割

期間限定55歳以上限定で個室料金と乗用車搬送料金が15~20%程度割引になります。太平洋フェリーの早割に比べると制限が多いですが、使える期間はこちらの方が広いです。但し、四半期毎に条件が改定されているので、予約に際しては内容をきちんとチェックしておく必要があります。

2018/09/15追記

10月31日利用分まで適用されます。関西-北海道便は55歳以上の利用者について、乗用車、個室料金が20%引きとなります。

その他の割引

往復割引、回遊割引などがありますが、いずれも割引率は10%以下、重複適用は不可です。ネット割引はありません。

学生割引は20%と、割引率が高いです。但し、個室は適用外。期間C(お盆)も適用外です。

北海道胆振東部地震ボランティア支援割引(2018/09/16追記)

太平洋フェリー新日本海フェリー両社にてボランティアの方に対する割引が行われています。(いずれも始まっており、期限は2018年10月末まで)

共通の内容

割引適用のためには、ボランティア活動証明書(太平洋フェリー)、またはボランティア計画書(新日本海フェリー)の提出が必要。

予約は電話のみ

異なる内容

割引率

太平洋フェリー 50%引き

新日本海フェリー 20%引き

対象の客室

太平洋フェリー 2等~S寝台(個室は対象外)

新日本海フェリー 等級に関する記載が無いので、全クラスに適用と思われる(確認はしていません)

対象となる車両

太平洋フェリー 7m未満までの乗用車、無人車両は対象外(オートバイ、自転車は対象外)

新日本海フェリー 6m以下の貨物車、乗用車(長さについて記載なし)

その他

インターネットの利用

太平洋フェリー

今回、太平洋フェリーの北行きで東向きの個室(つまり、陸地側を向いている外向きの部屋)を利用しましたが、航路のほぼ全域でau携帯の電波を受信することができました。また、有料でソフトバンクのWi-Fiが利用できるとの記載がホームページにあります。

新日本海フェリー

直行便ですと携帯の電波はほとんど入りません。わずかに、佐渡島の近くと敦賀-苫小牧便なら津軽海峡を抜けるあたりで少しの間電波が入ります。船内にはWi-Fiはありません。

今回利用した新潟、秋田経由便は、航路が陸地に近いせいか、比較的携帯の電波が良く入りました。

カップラーメン

太平洋フェリーは、カップラーメンは個室以外では禁止です。今回、わたしはほとんど部屋にこもっていましたが、船内をざっと見る限り、共有スペースでカップラーメンを食べている人は見掛けませんでしたので、規則はしっかり守られているようです。

新日本海フェリーは、以前は共有スペースで食べることができたのですが、現在は「カップ麺コーナー」なる部屋があり、ここで食する決まりです。

但し、この「カップ麺コーナー」、敦賀-苫小牧便には存在するのですが、舞鶴-小樽便の船舶案内には記載がありません。敦賀-苫小牧便ではカップ麺が禁止なのか、共有スペースで食しても良いのかは不明です。

船内のエンターテインメント

どちらも船内でコンサートやジャグリングショーなどを開催していますが、どちらかというと太平洋フェリーの方が充実しているような気がします。(わたしはもっぱら用事のないときは引きこもっているのでエンタメはあまり利用しないので断定はできませんが)

まとめ

太平洋フェリー

航行時間が長く、船旅を楽しみたい人向け。個室料金は二泊なのに新日本海フェリーより安い。

航行が長い上に名古屋-苫小牧便は一日おきなので、勤め人が短い休みを使って利用するには向かない

新日本海フェリー

深夜出港は家族連れには不向きだが、名古屋からでも会社を17時に上がってそのまま直行すれば間に合ってしまう。しかも翌日夜には北海道に着き、すぐに活動を始められるので、一人旅で北海道をガンガン回りたいなら絶対にこちらが良い。

料金は太平洋フェリーよりは高いが、20時間と寝台特急並みのスピードは嬉しい。

以上、読んでくださり、ありがとうございます。

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