Overview: The sub batteries which were installed last year has heavily damaged. I checked the situation and tried to find the reason.
目次
2019/10/03追記
その後のテストと運用結果から、ここに記載の内容は正しくなかったと考えています。詳細は下記の記事を御覧ください。
昨年八月に使用を開始したばかりのサブバッテリー(2個直列×2系統あるうちの、先に入れた方、略称BAT1)が、早くもへたってしまいました。以前から弱っている兆候はあったのですが、小海線の撮影に出かけた折、湯を沸かそうとしたら電圧が20Vを切ってインバーターが遮断されてしまいました。
帰宅後、改めてBAT1をソーラーで一日充電し、電圧がほぼ満タンといえる25V以上なったことを確認。
その翌日湯を沸かしてみましたが、たちまち電圧が20Vを切って遮断されました。これはどうみても使い物にならなくなっていますので、交換することに。
バッテリー手配
たまたまアマゾンのポイントアップセールをやっていたので、アマゾンで注文しました。床下の高さに制限があるので、ACDelcoならM27MFが限界です。
交換
久しぶりに床を剥がします。
床を剥がす前に棚やペットボトル入れなどを取り外さなくてはならず、結構面倒です。
これがへたっているサブバッテリー(BAT1)
これを2個とも新しいものと交換しました。
何しろ重たいので、腰にこないよう注意しながら作業しました。
なんだかんだで半日ほどかかってしまいました。
バッテリーがへたった原因は何か?
さて、今回はこれが主題です。
3月の北海道での状況
以前の記事(極寒北海道でディープサイクルバッテリーの持ち具合を試す)で冬の北海道でのバッテリーの持ちについてご紹介しましたが、このもとになったデータを見ると、この頃サブバッテリー(BAT1)はまだ元気だったことがわかります。
表の赤で囲んだ部分は、湯を沸かしたときの電圧が記入されていますが、
11:22 湯沸かし中の電圧22.1V、湯沸かし直後の電圧22.8V、車内温度25.4℃
20:08 湯沸かし中の電圧21.6V、湯沸かし直後の電圧21.1V、車内温度4.9℃(ただし、備考欄には「ランプ点滅、ぎりぎり」とあります)
温度は、北海道旅行中温湿度データロガーで記録していたデータから抜き出しました。
つまり、
BAT1は、今年3月の時点では、気温5℃の中でも電圧が20Vを切ることなく(何とか)湯沸かしができていた
ということです。
北海道に出かけた3月以降に何があったか?
思い当たることが二つあります。
- サブバッテリーを取り付ける際、誤ってバッテリーをショートさせた
- この夏、チャージコントローラーを入れっぱなしにしていた
では、これらについてご説明します
サブバッテリーを取り付ける際、誤ってバッテリーをショートさせた
この写真は今回取り外したBAT1(のうちの一つ)のもので、黄色い矢印で示した部分に電極が溶けた痕跡が残っています。
これは北海道に出かけた3月以前、2017年12月のサブバッテリー増設時、テスターを使った測定の際誤って短絡事故を起こしたもので、火花が飛び散って肝を冷やしました。
この後、北海道などで問題なく使えていたので「ああ、大丈夫だったのね」と思っていたのですが、そうではなかったようです。
蓄電システム.comなどの記事を見ると、短絡はバッテリーに致命的な損傷を与えるという趣旨の記載がありますが、実際その通りだったわけです。
この夏、チャージコントローラーを入れっぱなしにしていた
実は、夏に限らずチャージコントローラーは基本的に入れっぱなしにしていました。2系統あるBAT1とBAT2、どちらを充電するかは手動で切り替えるようになっています。適宜切り替えていましたのでBAT1ばかりが充電されていたわけではないのですが、この繰り返される充電が短絡事故で損傷していたBAT1には致命傷になったものと思われます。
当然ながら過充電が起きないようにチャージコントローラーが制御していますので、健全であったBAT2には問題は発生しなかったと推測されます。
まとめ
バッテリーの短絡事故が起きた場合、過充電には特に弱くなる と思われます。
そして、すぐにバッテリーが使えなくなるわけではないが、しばらくするとだめになることもある ということのようです。
以上、読んでくださりありがとうございます。
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