絶景撮影地ガイド

肥薩線(八代-人吉)絶景撮影地18+1

久しぶりの肥薩線

肥薩線の撮影は2011年の春以来です。当時はまだキハ185系の赤い車両を使った特急が走っていました。このときはSLをメインに撮影しましたが、今回は梅雨の合間の晴れ間を狙って出かけたところ、たまたま平日だったため、SLは走っていませんでした。

肥薩線は八代~人吉の球磨川沿いを走る区間と、その先の山の中を走る区間に別れますが、今回は球磨川沿いのみを撮影しました。この区間は八代付近と人吉付近を除くとかなり秘境めいた区間が多いのですが、先日撮影した芸備線同様、こういった秘境区間を中心に撮影しました。(おかげで列車が川沿いの斜面にへばりついて走っている似たような写真が大半となってしまいましたが…。)

では、八代から人吉に向かって撮影地をご紹介します。なお、一部以前撮影した写真が混ざっており、それらは撮影年も合わせて記載してあります。

八代-肥後高田 (肥薩おれんじ鉄道)

いきなり肥薩おれんじ鉄道の写真で申し訳ありません。位置的には肥薩線の沿線ですのでご容赦を。
この鉄橋は昔特急つばめが走っているのを撮影したことがあります。2003年8月、九州新幹線が開通する直前でした。
今回は夕日を浴びて走るディーゼルカーですが、これも悪くないですね。梅雨の合間とは思えない青空が広がっていました。

肥薩おれんじ鉄道撮影地

6月下旬18:50撮影 川内方面行き(時刻表に載っていな列車です。回送?)

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福塩線非電化区間絶景撮影地8選

木次線、芸備線ときて次は福塩線です。福山-府中間は電化されていますが今回はその奥の非電化区間を撮影しました。福塩線は、福山側から順に芦田川、矢多田川、上下川、馬瀬川などに沿って走っているので、鉄橋や川を絡めた撮影地がいくつも見つかりました。(今回ご紹介する撮影地は鉄橋/川絡みに偏り過ぎの感もありますが)

それでは撮影地を三次側から府中側へ順番にご紹介します。

2019/09/26追記
先日の芸備線に続き、福塩線の撮影に出かけました。
前回は鉄橋ばかりでしたが、今回は田んぼと列車のセットがメインです。

三良坂-吉舎

福塩線沿線は、歴史の有りそうな素敵な地名が多いですね。この吉舎とか、上下、甲奴とか。
ここはお寺の門が踏切に直結しているという面白い場所です。

福塩線絶景撮影地

6月上旬18:30撮影 三次方面行き

踏切を正面から見ると、こんな感じ。

福塩線絶景撮影地
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芸備線(備後落合-備後庄原)絶景撮影地9選

芸備線のピンぼけ写真を撮り直す

前回の記事で芸備線の備後落合-東城間の撮影地をご紹介しました。

この記事にちらっと書きましたが、撮影時に使用したEF24-105mm F4L IS USMが故障しており、画面の周囲がピンぼけになっていることに帰宅後に気づきました。幸運なことにその直後に好天に恵まれたため、間髪を入れず(別の標準ズームを持って)ボケた写真の撮り直しに出かけました。行ったばかりの場所ゆえ、撮影は道に迷うこともなく順調に進み、前回回れなかった備後落合から西の区間も撮影することができました。この区間を回ってみて、木次線や山口線などと比べて地味な印象のある芸備線ですが沿線の景色の良さでは決して負けていないと感じました。

列車の本数が極端に少なくSLやトロッコ列車も走っていないため撮影対象としてはあまり注目されていませんが、廃止が決まってからその良さに気づいた三江線の二の舞は避けたく、これから折を見て出かけたいと考えています。

本数は少ないものの、木次線と芸備線の備後庄原-東城間をセットにすると比較的効率的に撮影することができます。

今回は、備後落合から備後庄原に向かって撮影地をご紹介します。

2020/02/07追記

今年はなかなか雪が降りませんでしたが、2月上旬にやっと本格的な降雪となったので撮影に出かけました。この時の作例を追加します。

2020/12/19追記

12月中旬に入って沿線に雪が降ったので撮影に行きました。このときの写真を追加します。

備後落合-比婆山1

備後落合駅と比婆山駅の間は芸備線が西城川に沿って走り、絶景スポットが点在しています。
ここは、列車が廃屋と墓地の横を走るしみじみとした光景を見ることが出来ます。

芸備線絶景撮影地

5月下旬17:19撮影 備後庄原方面行き

2020年12月19日追加

この日は断続的に雪が降り続いていましたので、ほぼ銀世界の写真を撮ることができました。このあたりは雪が止むと溶けるのも速いです。

12月中旬8:21撮影 備後落合方面行き

光線状態

午後順光ですが、夕方には山に遮られて日光が届かなくなります。

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芸備線(備後落合-備中神代)絶景撮影地8選

芸備線の備後落合と東城の間は、一日に運行される列車がわずか3往復という全国有数の閑散区間です。そのうち1往復は19時以降なので撮影が可能なのは実質2往復のみ。
ここは以前、雪の季節に撮影に来たことがあるのですが、雪のない状態を知らないので視界が悪い中勝手がわからず右往左往、結局ぱっとしない写真しか撮れませんでした。今回は下調べをしっかりやって、少ないチャンスをしっかりものにすべくチャレンジしてみました。なぜ東城から先へ行かなかったかと言うと、グーグルマップで見る限り、景色が良さそうな場所が見当たらない上に道路がとても狭そうだったので。道が狭いのは備中神代から先でした。(そして、備中神代から先は伯備線でした)
撮影地は備後落合から新見に向かう順番でご紹介します。

2019/11/17追記

11月中旬に紅葉の撮影に行きました。基本的には好天でしたが、列車の来る時間を待っていたように陽が陰る、ということが多く今回は天気運がいまひとつでした。

2020/02/07追記

2月上旬に撮影した雪景色の作例を追加します。

2020/12/19追記

12月中旬に入って沿線に雪が降ったので撮影に行きました。このときの写真を追加します。

備後落合-道後山

トンネルから出てくる列車を撮影することが出来ます。国道314号線から撮影しますが、こちら側は歩道がないので三脚は使えません。ここは高速で走る大型車の通行が多いのでくれぐれも気をつけてください。
すぐ近くに駐車スペースがあります。

芸備線絶景撮影地

5月下旬14:23撮影 備後落合方面行き

ちなみに、朝の列車はこんな感じで、トンネル付近は日があたらず、車両の側面は白く飛んでしまいました。こちら向きに走ってくる列車を撮るなら、このいずれかしかありません。

芸備線絶景撮影地

5月下旬6:32撮影 備後落合方面行き

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富良野周辺 絶景撮影地4選

富良野は、富良野線と根室本線が走っており、芦別岳/富良野西岳、十勝岳/富良野岳をバックに列車を撮ることができます。富良野には2018年冬、2019年冬と2回行きましたが、2018年は半日だけ快晴、2019年は快晴の日はなし、というありさまでまだ十分に回りきれていません。

というわけで数は少ないですが、とりあえず手持ちの撮影地4箇所をご紹介したいと思います。

根室本線 芦別岳/富良野西岳バック

ふらのワインハウスというレストランの駐車場から撮影しています。私が撮影をしていた時も地元の方が何人か来られていましたので、立入禁止、撮影禁止というわけではないようですが、 レストランの営業時間中(朝11時から)の駐車は避けましょう。私が午前6:30頃訪れた時は、朝から濃い霧が出ていました。霧が明けるまで2時間ほど待っていたら写真のような素晴らしい光景を撮影することができました 。降ったばかりの雪が眩しいです。

写真①

富良野周辺 絶景撮影地

2月下旬906撮影 釧路方面行き

写真②

富良野周辺 絶景撮影地

2月下旬9:20撮影 滝川方面行き

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根室本線(花咲線)絶景撮影地6選

11年ぶりの花咲線

花咲線は2008年1月に行ったきりでした。山バックの絶景がたくさんある釧網本線には幾度となく行っているのですが、花咲線はそれに比べると若干地味な印象があり、なかなか出かける決心が付きませんでした。

2019年の冬は、宗谷本線と富良野線を撮影に行きました。どちらの沿線も冬はあまり天気がよくないため、ほかにもう一つ、比較的晴れることが多い花咲線を目的地に加えることにしました。

沿線では二日間撮影をしました。厚岸の道の駅で車中泊をしたため、二日とも朝は厚岸周辺、その後別寒辺牛湿原(べかんべうししつげん)、そして夕方は別当賀、と同じ順番で動きました。

次回行く機会があれば、早朝の別寒辺牛湿原を撮影したいですね。

それでは、釧路側から順に撮影地をご紹介します。

門静-厚岸

このあたりは線路が海岸線に沿って走っており、絶好の撮影スポットとなっています。朝日と列車を絡めた写真が撮れます。

太陽が画面に入るため、カメラのセンサーが焼けないかとヒヤヒヤしながら撮りました。(大丈夫でした)

二枚目は日の出直後で、あたりがオレンジ色に染まっています。(列車は逆向きに走っていますが)

花咲線絶景撮影地

2月下旬6:47撮影 釧路方面行

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宗谷本線利尻富士バック絶景撮影地5選

魅惑の利尻富士

北海道の鉄道は魅力的な被写体がたくさんありますが、その中でも私にとって一番魅惑的なものの一つが利尻岳(利尻富士)です。2005年のゴールデンウィークに初めて宗谷地方を撮影に訪れ、幸運にもたまたま利尻岳を拝むことができました。しかし、これ以降北海道に6回撮影に行きましたが、一度も利尻富士を拝むことはできませんでした。いや、拝むどころか宗谷地方が晴れることさえありませんでした。

利尻富士の撮影地は下見が難しい

私にとって利尻富士の撮影が難しいのは、天候に恵まれないことのほかに有名撮影地の場所がよくわからない、という理由もありました。普通の撮影地なら天気が悪くてもそこへ行けば橋なり山なりが存在しますので事前に撮影地をチェックすることは簡単です。しかし、利尻富士は普段は見えないので、天気の悪いときに訪れても撮影地のチェックができません。

そして、ネット上を検索しても、撮影地のデータはほとんど見当たりません。あっても地図がリンク切れとか。

そこで、作例の地形とGoogle マップを見比べながら撮影地のおおよその見当を付けて出かけました。今回、短時間であちこち回れたのはGoogle マップのおかげです。これがなかったら、おそらく三分の一も回れなかったでしょう。

では、順番に撮影地をご紹介します。

勇知-兜沼

ここはたくさんの作例を拝見しました。目星をつけていた場所とは少しずれていましたが、比較的短時間に見つけることができました。道道510号線から撮影します。

一日目に各駅停車を、二日目に特急列車を撮影しました。早朝の利尻岳は二日目の方がはっきり見えていたのですが、二日目の撮影は昼過ぎになったため、くっきり感がなくなってしまいました。

列車は唐突に現れますが、踏切の警報音がするので見逃すことはありません。

宗谷本線利尻富士バック撮影地
宗谷本線利尻富士バック撮影地
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関西本線非電化区間絶景撮影地13選

関西本線の亀山加茂間は単線非電化で優等列車の設定はなく、「本線」を名乗るものの実態はローカル線です。昔は関西と名古屋、東京を結ぶ列車も走っていたようで、かつて陰陽連絡の急行が走っていた木次線を彷彿とさせます。

また、この区間は柘植川~木津川沿いを走り、沿線の風景は三江線に似ています。特に下流(大阪側)は川の両岸に竹林が広がって線路が見えない区間が多く、江の川の下流とそっくりです。(停車する場所がなくて撮影が難しいことも含めて)

ただ、木次線、三江線など中国地方のローカル線と大きく違うのは、関西本線を走る列車はそれほどゆっくりではない、ということです。最初は三江線の時の調子でシャッタースピードを1/400くらいにしていたのですが、やってきた列車がずいぶんと速くてびっくり。それからは1/640~1/800くらいで撮影しました。

それでは、主な撮影地を亀山側から順番にご紹介します。

亀山インター付近

ローカル線と高速道路といえば、やはり長良川鉄道でしょう。(という発想が一般的でないことは承知していますが…。マニアの戯れ言だとおもってご勘弁を。)

長良川鉄道は東海北陸道がほぼ併走しており、両者の圧倒的な輸送力の差を見せつけられますが、ここもそんな感じの撮影地です。

関西本線撮影地

電柱が列車にかかってしまってあまり素敵なアングルではありませんね。ここも含めて沿線は草木の繁茂が激しく列車がきれいに見える場所は限られています。

11月下旬10:19撮影

光線状態

午後順光になる方向ですが、背中を名阪国道が走っており、太陽光はこれに遮られるかもしれません。

地図

近くにあるドライブインから歩いて行けます。

Googleマップ

矢印の向きは、撮影方向を示します。

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山陰本線絶景撮影地8選

山陰本線の島根~山口エリアは美しい山陰の海岸線を走る列車を撮影できる魅力的なエリアです。今回は、島根県内に絞って撮影地をご紹介します。(実のところ山口県エリアは10年以上行っておりませんので…)

石見津田-鎌手(大浜漁港)

入り江をぐるりと回るように走る列車を港と共に撮影できます。なお、港の屋根のある部分は「立ち入り禁止」の表示がありますので注意して下さい。また、港の中へ車を乗り入れるのも控えましょう。

短めの編成向きです

作例撮影時刻 8:17

光線状態

日中~午後順光

地図

Googleマップ

矢印の向きは、撮影方向を示します。

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山陰本線絶景撮影地 補足

鎌手-岡見間1 道順詳細

撮影地へ降りるための入り口は、下記の地図で示した位置にあります。

Googleマップ

これはこのポイントの写真で、左側の矢印が駐車スペース、右側の矢印が撮影地への入り口です。

この付近には似たような場所がたくさんありますので間違わないようにしてください。

なお、ここの駐車スペースはせいぜい2~3台しか停められませんが、ここから岡見寄りに100mほど行くと4~5台は停まれる広いスペースがあります。

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