北海道

サーモス 山専用ボトルの保温力を試す

次回の北海道行きに備える

10月も後半に入り、だんだん寒くなってきました。この冬も北海道へ行きたいと考えて準備をしています。

北海道で冬に車中泊をすると、水筒に入れておいた熱湯が急速に冷えてしまうので、午後にもう一度湯を沸かさなくてはなりません。できれば、朝わかした湯がその日の夕方くらいまでは飲み頃の温度をキープしていて欲しいものです。何度も湯を沸かすのは手間ですし、バッテリーも傷みますから。

サーモス山専用ボトル発見!

何か良いものがないかと調べていたら、普通の魔法瓶(いや、今時は魔法瓶なんて言いませんね、多分)よりも保温/保冷力をアップさせた「山専用ボトル」なるものを発見。

普通のマグボトルが2,500円くらいで買えるのに対して「山専用ボトル」はその倍くらいします。しかし、アマゾンのレビューは極めて高評価で、サーモスなら耐久性も間違いないと判断し、(それでも3日ほど考えてから)注文しました。

アマゾンジャパンより転載

三本のボトルの保温力を比較

わたしが今まで使っていたのは、よくわからないブランドの古い金属製の水筒です。今回は、これと合わせて、サーモスの500mlマグボトルも比較、保温力を下記の手順で測定します。

テスト内容

使用するボトル

  • よくわからないブランドの金属製ボトル (容量約900ml)
  • サーモス マグボトル (容量500ml)
  • サーモス 山専用ボトル FFX-900 (容量900ml)
サーモス山専用ボトル 保温テスト

今回テストしたボトルです。下に転がっているのがキッチン温度計

続きを読む

根室本線特急スーパーおおぞら絶景撮影地6選

最近は特急列車の編成もどんどん短くなっています。

それでもキハ181が頑張っている頃は嫌でも3輌編成だったのですが、これが現役を退いてからは2輌編成の特急も珍しくなくなりました。

北海道の特急も3~4輌編成のものが増えましたが、根室本線を走るスーパーおおぞらは現在でも繁忙期には7~8輌という比較的長い編成で運転されています。

今回は、以前わたしが北海道へ行ったときに撮りためたスーパーおおぞらの撮影地をご紹介します。

景観よりも編成の見栄えを優先した撮影地が主です。

全て2007~2008年、つまり10年以上前の撮影ですので、例によってグーグルアースで現状をチェックした結果を付記しました。

芽室-西帯広間

鉄道をまたぐ道道から撮影します。上りも下りも撮影可能です。

こちらが下り

こちらが上りです。

Googleアースによる現状チェック

下り、上り、どちらも変わっていないようです。

こちらが下り。

そしてこちらが上り。

続きを読む

太平洋フェリーと新日本海フェリー どっちを選ぶべきか?

中部地方以西からフェリーで北海道に行く場合、選択肢は太平洋フェリーと新日本海フェリーの二つ。今年は久しぶりに北海道に行き、どちらのフェリーにも乗ることになりました。

初めてフェリーで北海道へ行ってみようという方のために、両者の特徴についてまとめてみました。

なお、料金、ダイヤなどのデータは、2018年8月10日現在のものです。

航路と所要時間

太平洋フェリーは二泊三日かかりますが、新日本海フェリーは一泊二日で毎日運行のため、利便性が高いです。

太平洋フェリー

名古屋ー仙台ー苫小牧 所要約40時間、名古屋-苫小牧間の運航は一日おき

新日本海フェリー

敦賀ー苫小牧 所要約20時間 毎日運行

舞鶴ー小樽 所要約21時間 毎日運行

敦賀ー新潟ー秋田ー苫小牧 南行き所要約34時間、北行き所要約31時間、 週1往復運行

ダイヤ

太平洋フェリーは南行き、北行きとも19時に出航して翌々日の昼前に到着、というダイヤですが、新日本海フェリーは直行便の場合、深夜に出航して翌日の夜に到着するため、子ども連れには少々利用しにくいと言えます。また、海が荒れて船が遅れ、終電の時間を回ってしまうと徒歩乗船の方には最寄り駅から先は移動の手段がない、という事態もあり得ます。

太平洋フェリー

新日本海フェリー

続きを読む

もはや夏の車中泊は危険なのか? 暑さ対策とその効果をテストしてみた

この夏は家族で北海道に行ってきました。夏とはいえ北海道ですからさぞや涼しいと思っていたのですが、昨今の異常気象の影響で7月中は非常に暑かったです。日中は旭川でも30℃越えでぐったり。

北海道なら夏でもぐっすり眠れるだろうという期待はあっさり裏切られ、連日寝苦しい夜を過ごすことになりました。念のため電気毛布も積んでいたのですが、もちろん1回も使いませんでした。

今回は、車内の温度を測定したデータと寝苦しさの関係、暑さ対策の効果について調べました。

車内の温度測定方法

測定器具 温湿度データロガーRC-4、及びRC-4HC各1台

測定位置 RC-4HCでベッド上の気温、RC-4でベッド下の気温を測定

暑さ対策

寝る前

寝るとき

  • 側面窓に網戸を取り付けて窓開放
  • ゲートストッパーで後部ハッチ半開+網戸
  • USB扇風機

なお、側面窓の網戸、及びゲートストッパーについては、R48様のブログをご参照ください。

 1分300円で網戸を作る!夏の車中泊用自作網戸 ハイエース200系

 夏の車中泊に!リアゲート半開きロック可能なゲートストッパーが便利 〜ハイエース車中泊〜

就寝時の状況

  • 人員 3名、いずれもベッド上で就寝
  • 冷蔵庫がフロアで稼働しているため、冷蔵庫からの廃熱あり

続きを読む

北海道でガソリン代を安く上げる方法

北海道のガソリンはやや高め

最近はガソリン代が高止まりしており、遠出をするのもためらわれる状況です。それに加えて北海道はガソリン価格がやや高めという印象がありますが、これを少しでも安く上げる方法をご紹介します。

北海道と言えば(個人的には)モダ石油。北海道の主要都市を網羅し、ド派手な看板が目を引きます。そして、ほぼ間違いなく回りのスタンドより5円程度は安くガソリンを調達することができます。

プリペイドカードがお勧め

長距離をドライブされるのならプリペイドカード(ため得カード)を作ることをお勧めします。手数料は100円ですが、この夏の場合ですとため得カードで3円~5円安くなりました。従って、クレジットカードのポイント還元が無くなることを考慮しても50リットル程度給油すればプリペイドカード発行料金の元が引ける計算です。

なお、スタンドに表示されている価格はプリペイドカードの価格で、プリペイドを使わないと表示価格よりも3円~5円高くなります。(それでもまだ安いのですが)

モダ石油の強みは、全道に展開する店舗網。お陰でモダ石油のみを使って道内を移動するのも簡単。

なお、ため得カードは、1車両に1枚作る、という考え方なので、最初に油種を決めると以降は変更ができません。 続きを読む

【凍死しないために】極寒車中泊でどこまで寒くなるかを計算する方法

以前の記事でご紹介した北海道の温度データのグラフを一つの式でまとめられそうな予感がしたのですが、気づけばもう夏。

がしかし、先日やっと見つけました。極寒で冷えていく車内の温度変化を表すであろう数式を。

ハイエース冷却のモデル

※熱伝導については、こちらのサイトを参照しました。 もっと知りたい! 熱流体解析の基礎

極寒で冷えていくハイエースを、下図のようにモデル化しました。

(ちょっとひどい図ですが、それは置いておいて)

ハイエースの熱容量をC (J/℃)

ハイエースの全表面積を S (m2)

熱伝導によるハイエースから外界への熱流速を q (W/m2)とします。

 

このとき、ハイエース車体の熱伝導率をλ(ラムダ)とすると、熱の放出速度Q=qS= -λ×dT/dy×S

ここで、dT/dyは温度勾配と呼ばれ、温度の高い部分と温度の低い部分の間の温度の勾配のことを指しています。

下記を仮定して話を単純化します。

1.ハイエースからの熱の放出は、熱伝導によってのみなされる。(対流、輻射による熱の移動は無視する)

2.ハイエースから外界への熱伝導は、すべて同じ温度勾配でなされる。

3.この温度勾配の値は、ハイエース車内と外界の温度差に比例する。

すると、

4.ハイエースの温度の低下速度は熱の放出速度に比例し、

5.熱の放出速度は温度勾配に比例するので、

ハイエース内部の温度の低下速度はハイエース車内と外界の温度差に比例する

ということになります。 続きを読む

極寒北海道でディープサイクルバッテリーの持ち具合を試す

極寒でのディープサイクルバッテリーのもちはどうなる?

今年の冬に北海道に出掛けた際は、インバーターに積算電力計を繋ぎ、使用した電力を測定しました。今回は、このデータを元に、冬の北海道でディープサイクルバッテリーがどれくらいもつのか計算してみました。

使用した積算電力計はこちら。           

節電 エコチェッカー ET30D

積算電力の他、そのときに使用している電力、通算通電時間なども表示させることができます。

なお、DCDCコンバーターが供給する12V電源を使用するとこの積算電力計でカウントできないため、今回の旅行中12V電源は使用しないようにしました。

電源として使用したバッテリー

過去の記事、ハイエースソーラーサブバッテリーを4個に増やすのに一苦労でご紹介したとおり、ACDelcoM27MFを2個直列に繋いで使っています。

そして、2個直列のバッテリーを、バッテリー1、バッテリー2の2系統持ち、これらを切り替えて使用できます。(つまり、合計4個のバッテリーを積んでいます)

旅行中に使用した電気製品

電気ポット

こちらの記事(車中泊の車載バッテリーで使いやすい低消費電力の電気ポット)でご紹介した電気ポットです。消費電力は430W

コーヒーとカップラーメンのために一日1~2回、500cc~1リットルの湯を沸かしました。

続きを読む

特急オホーツク・特急大雪を撮る 石北本線絶景撮影地16選

久しぶりに石北線を訪ねる

国鉄時代の特急型気動車、キハ183系気動車が網走と旭川、札幌の間を結ぶ石北本線。以前はDD51がプッシュプルで牽引した玉ねぎ貨物列車が人気でしたが、最近は沿線でラッセル車を狙う方も多いようです。

わたしはキハ183非貫通先頭車の無骨な作りが好きで冬を中心に何度か撮影に来たことがあります。そしてこの冬、久しぶりに石北線を再訪して新しく設定された特急大雪などの撮影をしました。(残念ながら今回は非貫通にお目にかかることはできませんでしたが…)

これも含めてこれまでに訪れた撮影地の中から選んだ16箇所をご紹介いたします。

玉ねぎ貨物列車を撮影したことはありませんので、常紋越えなどの名スポットには行っておりません。

なお、今回(2018年3月)訪れた場所はデータが新しいですが、それ以外の場所は私が訪れてから最低でも10年が経過しており、現在の状況がここに記載したものとは異なっている可能性がありますのでご注意ください。

古い撮影地については、できる限りストリートビューで確認し、その結果を記載してあります。

美幌

最終確認時期 2018年3月

国道39号線が石北本線をまたぐところで撮影します。

ここは、正直さほど絶景とは言えませんが、上りも下りもそれなりに編成写真が撮れ、美幌バイパス入り口にある駐車スペースが近いので気楽に撮影できます。

一枚目が網走方面行き、二枚目が旭川方面行きです。網走方面行きはご覧の通り電線が横切ります。フォトショップで消しましょう。

石北本線

特急大雪

石北本線

こちらは特急オホーツク

続きを読む

極寒車中泊で車内温度=外気温+5℃ の維持に必要なもの

概要

先般、下記の記事にて極寒の北海道における寝心地についてレポート致しました。

極寒でエンジンを回さず快適車中泊する6つのコツ

この中でもご説明しましたが、今回の北海道旅行では全行程の車内温度と外気温度を温湿度データロガーで測定、記録しました。

帰宅後にこのデータを抽出してチェックしたところ、面白いことが分かりました。

断熱のみでは車内の温度は外気温+2℃が関の山

これまでの記事では、ボディの断熱に加えて、下記のような対策を施して断熱の効果を検証してきました。

  1. 窓にスタイロフォーム製断熱パネルを取り付ける
  2. さらにその上に断熱性のあるウレタン製マットレスを敷く
  3. ベッド上面の全面側を銀マットで塞ぐ

人間の体温や電気毛布で気温を上げるのは難しい

下記のグラフは、自宅で行ったテストで、車内に電源を入れた電気毛布を二枚配置して気温を測定したものです。黄色のマーカーが車内温度と外気温度の差で、これが高いほど車外に比べて車内が暖かいことになります。しかし、電気毛布を発熱させたとしても翌朝の車内温度はせいぜい外気温+2~3℃程度でした。

ハイエース断熱化

これまでのテストでは、断熱の効果を明らかにできませんでした

続きを読む

極寒北海道でエンジンを回さず快適車中泊する6つのコツ

極寒車中泊人体実験のため、北海道へ出掛ける

今回北海道へ行った一番の目的は鉄道の写真を撮ることです。そしてもう一つの目的は、極寒でどうすれば快適に車中泊できるかをテストすることでした。もちろん、エンジンを掛けるFFヒーターを取り付けるかすれば快適なのは間違いないのですが、それでは面白くありません。

そのため、車の屋根や壁に断熱材を埋め込んだり電気毛布を入れたままで車内の温度変化を測ってみたりしてきたわけです。このあたりは、過去の記事、冬でも快適車中泊 ハイエース断熱化で車内温度はどうなる? あたりをご参照下さい。

いきなり極寒の洗礼を受ける

今年の北海道は年明けから猛烈な寒波が度々押し寄せていました。寒波は吹雪とセットで来襲し、撮影の機会も奪われるため天候が良くなるのを待っていたら二月の終わりも近づいてきました。

一ヶ月予報では二月の末から天候がやや回復するとのことだったので、半ば見切り発車で2018年2月27新日本海フェリーで苫小牧に上陸しました。苫小牧着は夜なので、その日は占冠の道の駅まで走り、そこで車中泊することにしました。

車を停めて温度計を見ると…。マイナス20でした。

車の温度計

車の温度計はマイナス20℃

続きを読む