炎天下車内でのエンゲルポータブル冷蔵庫の冷え具合は?

夏のためのテスト

夏休みに出掛ける前にやらなくては、と思っていたテストを実施しましたので結果をご報告します。

停車してエンジンを切り、窓を閉めたハイエースの車内で車内温度(グラフでは庫外温度と表記)と冷蔵庫の庫内温度はどう変化するのかをテストしました。

テスト方法

車の駐車場所

自宅の駐車場に駐車。夏場は朝5時頃から午後3時頃まで直射日光が当たります。それ以降は、山や建造物との関係で直射日光は当たらなくなります。

炎天下でのエンゲルポータブル冷蔵庫冷え具合テスト

日中は日が当たります

冷蔵庫の置き場所

ハイエースの後部座席を畳んでできるスペースにエンゲルポータブル冷蔵庫MD14F-Dを置きました。

窓の状況

下記の通り、冷蔵庫に直射日光が当たらないようにしました。

  • 荷室側面窓 スタイロフォーム製断熱パネルで日光を遮断
  • 後部座席側面窓 白いカーテンで直射日光を遮断
  • 荷室前方 白いカーテンで遮断
  • 荷室後部ハッチの窓 何もしていないが、北向きなので直射日光は入ってこない。
炎天下でのエンゲルポータブル冷蔵庫冷え具合テスト

カーテンで囲って直射日光が当たらないようにします

測定方法

測定器

温湿度データロガー RC-4、RC-4HC 各1台

測定器の位置

一つは冷蔵庫の中、一つは冷蔵庫の横の床の上(但し、冷蔵庫のファンの風が当たらない場所)に設置。また、測定器が直接冷蔵庫や車内の床に触れないよう、プラスチックの箱を置いてその上に設置

炎天下でのエンゲルポータブル冷蔵庫冷え具合テスト

冷蔵庫の中にはプラスチックの箱に乗せた温湿度データロガーのみが入っています。

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【極寒車中泊】車内がどこまで寒くなるかを計算する方法

以前の記事でご紹介した北海道の温度データのグラフを一つの式でまとめられそうな予感がしたのですが、気づけばもう夏。

がしかし、先日やっと見つけました。極寒で冷えていく車内の温度変化を表すであろう数式を。

ハイエース冷却のモデル

※熱伝導については、こちらのサイトを参照しました。 もっと知りたい! 熱流体解析の基礎

極寒で冷えていくハイエースを、下図のようにモデル化しました。

(ちょっとひどい図ですが、それは置いておいて)

ハイエースの熱容量をC (J/℃)

ハイエースの全表面積を S (m2)

熱伝導によるハイエースから外界への熱流速を q (W/m2)とします。

 

このとき、ハイエース車体の熱伝導率をλ(ラムダ)とすると、熱の放出速度Q=qS= -λ×dT/dy×S

ここで、dT/dyは温度勾配と呼ばれ、温度の高い部分と温度の低い部分の間の温度の勾配のことを指しています。

下記を仮定して話を単純化します。

1.ハイエースからの熱の放出は、熱伝導によってのみなされる。(対流、輻射による熱の移動は無視する)

2.ハイエースから外界への熱伝導は、すべて同じ温度勾配でなされる。

3.この温度勾配の値は、ハイエース車内と外界の温度差に比例する。

すると、

4.ハイエースの温度の低下速度は熱の放出速度に比例し、

5.熱の放出速度は温度勾配に比例するので、

ハイエース内部の温度の低下速度はハイエース車内と外界の温度差に比例する

ということになります。 続きを読む

信州の名撮影地3選 姨捨 小淵沢大カーブ 長坂カーブ

これまで、下記の記事で山岳鉄道写真の撮影地をご紹介してきました。

大糸線絶景撮影地18

雄大な北海道を切り取る 釧網本線 山バック絶景撮影地6

今回は、これまでの記事から漏れていた信州の山岳鉄道写真撮影地をご紹介します。

姨捨

日本三大車窓の一つで列車からの眺めが素晴らしいのですが、この雄大な眺めと列車を絡めた写真を撮ることもできます。

これ以外の三大車窓は、北海道の狩勝峠と九州の矢岳越えですが、狩勝峠は石勝線の完成で路線が付け替えられて今は別物になっており、また、矢岳越えは車窓の景色と列車を直接絡めて撮影するのは難しい模様。従って、三大車窓で列車と絡めた素敵な写真が撮れるのは姨捨のみ、と言うことになります。

雪の姨捨

長野方面行きと松本方面行き、どちらも撮れますが、松本方面行きの方が遠くの山並みと眼下の町並みが入って綺麗です。ただ、編成は4両目の途中までしか入りません。

三両編成の鈍行はぴったりのサイズです。

姨捨を走る115系

この時は、東北へ出掛ける途中で天気が良かったので光束を下りて撮影しました。

わたしは名古屋から東北へ行くときは、東京を避けて中央道~北陸道~磐越道というルートを使っていたのでこの好天に遭遇することができました。午前中の撮影なので、列車の側面が逆光になってしまったのが残念。

こちらは同じく松本方面行き特急しなのです。

姨捨を走る特急しなの 続きを読む

極寒でディープサイクルバッテリーはどれくらい使えるのか?

極寒でのディープサイクルバッテリーのもちはどうなる?

今年の冬に北海道に出掛けた際は、インバーターに積算電力計を繋ぎ、使用した電力を測定しました。今回は、このデータを元に、冬の北海道でディープサイクルバッテリーがどれくらいもつのか計算してみました。

使用した積算電力計はこちら。           

節電 エコチェッカー ET30D

積算電力の他、そのときに使用している電力、通算通電時間なども表示させることができます。

なお、DCDCコンバーターが供給する12V電源を使用するとこの積算電力計でカウントできないため、今回の旅行中12V電源は使用しないようにしました。

電源として使用したバッテリー

過去の記事、ハイエースソーラーサブバッテリーを4個に増やすのに一苦労でご紹介したとおり、ACDelcoM27MFを2個直列に繋いで使っています。

そして、2個直列のバッテリーを、バッテリー1、バッテリー2の2系統持ち、これらを切り替えて使用できます。(つまり、合計4個のバッテリーを積んでいます)

旅行中に使用した電気製品

電気ポット

こちらの記事(車中泊の車載バッテリーで使いやすい低消費電力の電気ポット)でご紹介した電気ポットです。消費電力は430W

コーヒーとカップラーメンのために一日1~2回、500cc~1リットルの湯を沸かしました。

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ソーラー発電システムに電圧計を取り付けて使い勝手向上

以前から電圧計は付いてはいたのですが、しっかり固定していなかったために何かに引っかかってもぎ取れてしまったので今回きちんと作り直した、というわけです。

実際にもぎ取れて電圧が分からなくなってしまうとこれが実に不便。チャージコントローラーには入力電圧、出力電圧等が順番に表示されるのですが、知りたい数字が表示されるまで待っていなくてはなりませんので実用的ではありません。

電圧計はどれにしよう?

もぎ取れてしまった電圧計は、アマゾンで買った300円くらいの電圧計です。(この記事を書いた時点ではちょっと値上がっていますが)

小型デジタル電圧計 2.4V~30V 青(2線式=別電源不要/埋込型) 電圧測定

安いのにしっかり動いてくれます。

今回は、もう少し高品質なものを買ってみようと考えてチェックしたのですが、30Vまで計れて動作電源が不要、なおかつ文字盤が光るLED表示、という製品は見当たりません。

いや、最悪電源が別配線でも良いのですが、その電圧は5Vの安定化電源、等となっています。わざわざ別途電源は用意できません。

結局、前回と同じものを使うしかない、という結論になりました。

安全対策

以前は電圧計は作動しっぱなしだったのですが、むき出しでワイヤーネットに引っかけてあったので触ってみるとそれなりに熱を持っていました。

今回は、前回設置していた

  • チャージコントローラー出力電圧
  • インバーター入力電圧

に加え、

  • バッテリー1 入出力電圧
  • バッテリー2 入出力電圧

の電圧も表示させたいと考えているのですが、多少なりとも発熱する電圧計が作動しっぱなしはちょっと危険な感じがしたのでスイッチでオンオフできるようにします。

スイッチを探す

一つのスイッチで4つの電圧計を同時にオンオフさせたいので、4極単投スイッチが必要です。このあたり、興味のある方は下記の記事をご参照下さい。

              スイッチの基礎

で、こちらも色々と探してみたのですが、単投は見当たらず、双投タイプしか見つけられませんでした。

トグル SシリーズS-43

本当はプッシュ式のスイッチが良かったのですが、それも見当たらず。

そして、このスイッチはわたしの嫌いなはんだ端子なのですね。何故嫌いかというと、はんだ付けがうまくできないからです。でも、仕方ありません。 続きを読む

【暑さ対策】カーテン取付でハイエーススライドドア全開

暑い夏はスライドドアを開放したい

いよいよ暑くなってきました。停車中はスライドドアを開け放したいのですが、車内が丸見えになるのが辛い。わたしだけならまだしも、家族がいる時には丸見えは極力避けなくてはなりません。

そこで、スライドドアを開放しても中が見えないようカーテンを付けることにしました。

まずは市販のカーテンを探してみたのですが、市販は窓用のみでスライドドアを開けた状態で開口部を目隠しできるものは見つけられませんでした。

防虫ネットは見つけたのですが、頻繁に出入りするのでやはりカーテンが欲しい。

自分で作ることにします

簡単に済ませるなら天井にフックなどを取り付けてカーテンをぶら下げるようにすれば良いのですが、外した(もしくは外れた)時にカーテンが邪魔です。また、どうせ付けるなら簡単に開閉できるようにして走行中に後部座席に直射日光が入るのを防げるようにしたい。

そこで、スライドドア上部に市販のカーテンレールを取り付けることにしました。

どうやって取り付けよう?

内張のピラー部に穴を開けて取り付けるとすると、二箇所でしか固定できません。一方、カーテンレールは直径2.7mm、もしくは3.5mmの木ネジで数カ所を壁に固定するものが多いようです。

つまり、この穴を利用して直接ピラーに固定しようとすると、M2、もしくはM2のネジを使わなくてはなりません。これは細すぎていかにも頼りない。何かの拍子にカーテンに力がかかると、ネジがピラーから外れてカーテンレールごと落ちてきそうです。

そこで、ちょっと不格好ですがカーテンレールを角材に取り付け、その角材をピラーに取り付けることにしました。これならカーテンレールのブラケットを2個と言わずに全て利用できるので強度がアップします。

材料をそろえる

A)     カーテンレール

力がかかっても壊れにくく、仮に落ちてきても被害が少ないよう、軽くてしなやかなものを選びました。伸縮式なので長さは1mから2mの間で調整できます。

角型 伸縮 カーテンレール 2m シングルタイプ (ホワイト)

B)     角材を内張に開けた穴に固定するためのプレート(ステンレス)

固定にはM6のネジを使いたいので、直径6.5mmの穴が開いたプレートを購入しました。ステンレスでなくても良かったのですが、欲しいサイズでユニクロのプレートがなかったのでやむなく。

dav

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只見線絶景撮影地13選

長らく不通となっている只見線の会津川口-只見間の復旧工事が始まったとのニュースを先日聞きました。2021年度内の開通を目標としているとのことで、復旧が楽しみです。

わたしも2005年から2009年にかけてSLの運行日を中心に何回か撮影にでかけたことがあります。

今回は、その時に撮影した撮影地をご紹介致します。

只見線に通っていた頃は名古屋に住んでいました。遠隔なので天候を見計らってふらっとでかけるということは難しく、予め決めた3日以上の休みが連続した時に撮影に行くというスタイルでした。これまでの写真を見返してみると天気の良くない日が多いですね。まあしかし、秋の紅葉はちょっと曇り気味のほうがしっとりして良いような気はします。(負け惜しみ?)

滝谷-会津檜原間

鉄橋での撮影です。県道32号線から撮影可能。作例は下り(小出方面)SLです。只見線のSLはあまり煙を出しませんので、これくらい出ていれば上出来の部類だと思います。

只見線絶景撮影地

天気が今ひとつです

光線状態

早朝~日中順光です。

地図

矢印の向きは、撮影方向を示します。

只見線絶景撮影地 地図 続きを読む

ハイエース 断熱関連記事まとめ

ハイエース断熱工事施工、効果検証に関する記事の一覧です。知りたい情報がどこにあるのかがわかります。

古い記事から順番に記載しています。

冬でも快適車中泊 ハイエース断熱化で車内温度はどうなる?

 ハイエースの天井、側面をグラスファイバーで断熱、窓はスタイロフォームのパネルで断熱、これに荷室の前部を仕切るカーテンも付け、電気毛布を熱源として車内の温度変化をチェック。車内外の温度測定は温度計で実施。車内外温度変化の傾向を把握した。

冬でも快適車中泊 ハイエース断熱化で車内温度はどうなる2

 車内温度を温湿度データロガーで記録し、車外温度は近隣測候所のデータを気象庁HPから借用。断熱パネルの有無、車内からの電気毛布による加熱の有無による温度変化の違いを測定。

ハイエースの断熱をアップグレード、その効果を検証してみた

 ベッドキットの上面に断熱マットを、荷室の前面には銀マットを立てかけて断熱をアップグレード。また、温湿度データロガーをもう一個調達、車内外の温度測定と記録に温湿度データロガーを使用して温度測定の頻度を上げた。車内外の温度変化を測定して、断熱アップグレードの効果を検証。

極寒でエンジンを回さず快適車中泊する6つのコツ

 断熱を施したハイエースで北海道に渡り、実際に極寒で車中泊をして極寒での快眠に必要な要素は何かを見極めた。温度測定は、前項同様、車内外温度を温湿度データロガーで記録。

極寒車中泊で車内温度=外気温+5℃ の維持に必要なもの

 北海道車中泊での温度測定データを踏まえ、車内の温度を翌朝まで車外温度+5とする方法を見出した。

ハイエースソーラーパネル施工関連記事まとめ

ハイエースソーラーパネル施工に関する記事の一覧です。知りたい情報がどこにあるのかがわかります。古い記事から順番に記載しています。

ハイエースソーラーパネルDIY 機器選定と施工方法

 ハイエースにソーラーパネルを施工した際の機器の選定方法施工の実際について記載。簡単な回路図も掲載。

ハイエースソーラーDIYに役立つ電気関連情報

 ハイエースにソーラーパネルを施工するにあたり、必要に迫られて調査した電気関連の知識、情報、規格などについて記載。

ハイエースソーラーシステムバッテリー増設計画

 ソーラーシステムのバッテリーを2個から4個に増やすための回路変更、部品選定、費用についての検討結果を記載。

ディープサイクルバッテリーでPCを耐久運転してみる

 ソーラーシステムに設置したバッテリーを使ってデスクトップPCがどれくらい運転できるのか、耐久運転を行った結果について記載。

ハイエースソーラーサブバッテリーを4個に増やすのに一苦労

 バッテリー増設計画を実行に移した際の作業内容、使用部品、発生した問題等について記載。

ハイエースソーラーパネルの取り付け方法改善

 ソーラーパネルの取り付けネジ脱着が非常に困難なため、これを改善した際の作業内容、使用部品について記載。

ソーラー発電システムに電圧計を取り付けて使い勝手向上

 ソーラー発電システムに電圧計4個をセットした表示盤を設置した際の使用部品、工具、作業手順について記載。

大糸線絶景撮影地18選

これまでの記事でご紹介した写真の主なものについて、絶景撮影地ガイドとしてまとめました。わたしが大糸線に足繁く通っていた2009(なんとまあ、もう9年前ですか…)現在のデータですので、現在は変わっている可能性があることをお含みおきください。

なお、グーグル・マップグーグルストリートビューで可能な限り現状を確認し、付記しました。

安曇沓掛-信濃常盤1

線路脇から山バックの素敵な写真が撮れます。昔からの人気撮影地です。

国道147号線が線路を超える付近からも見下ろす形で撮影可能です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

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