車中泊

ハイエース二段ベッドの寝心地は?

二段ベッドデビュー

少々古いネタで恐縮ですが、2018年12月下旬に二段ベッドにして岐阜県方面へでかけました。

皆さんに二段ベッドキットの取り付けをご紹介しておきながらずっと上段を使っていませんでしたが、先般初めて家族で極寒車中泊をすることになり、二段ベッドを使うことにしました。

2018年の夏にでかけた北海道では、寝具は毛布程度で十分だったので三人並んで寝ていました。しかし、真冬用の極厚寝袋が3つとなると、標準ボディーの幅では厳しい。

標準ボディ・標準ルーフで二段ベッドを使うと?

写真は二列目シートを畳んだ状態で助手席側のスライドドアをあけたところです。

ベッドキット助手席側の梁の上にソーラー機器の配線が載っている関係から、上段のベッドマットをずらしてあります。

二段ベッドキットを使う
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【暑さ対策】エンゲル冷蔵庫とアイスノンで夏の車中泊を涼しく過ごせるか?

つい先日北海道の極寒にでかけたばかりのはずなのに、早くも夏が近づきつつあります。

夏がどんどん暑くなる昨今、昨年の夏は北海道で熱中症になりかけるという情けない目に遭いました。わたしが弱いのか、去年の夏が暑すぎたのかはさておき、夏の車内で快適、健康に過ごすのにUSB扇風機だけでは間違いなく力不足です。

暑さ対策 次の一手

わたしが利用できる冷却アイテムは車のエアコンとエンゲルポータブル冷蔵庫ですが、エアコンを回して寝るのはあくまで最後の手段。そこで、エンゲルポータブル冷蔵庫(以下、エンゲルと略します)でアイスノンを凍らせて涼むことを思いつきました。氷を作ることも可能なエンゲルなら、アイスノンを凍らせることもお手の物と思われます。

しかし、エンゲルをアイスノンの冷凍に使うと食料を冷蔵することが出来ません。そこで、食料冷蔵用に保冷剤も一緒に凍らせることができればと考え、これも含めてテストすることにしました。

テスト概要

  1. 人体冷却用に使うアイスノン、食料冷却用に使う保冷剤エンゲルで冷却し、十分冷えて固まるまでに何時間かかるかを測定する
  2. 凍らせたアイスノン、または保冷剤を常温下のクーラーボックスに入れ、保冷剤表面温度の変化を測定、何時間食品を保冷できるかを調べる。
    (なお、食品を保冷できる時間は保冷剤表面温度が10以下の状態と定義しておく)

テスト結果の判断

わたしが家族三人で出かける場合、エンゲルフルパワー運転で最低でもアイスノン3個と保冷剤24時間分を毎日冷やして固める必要がある。

冷やして固めるのに要する時間食品を保冷できる時間を測定し、エンゲル1台で対応可能かどうかを判断する。

今回のテストは気温20℃の室内で行うため、気温が上がると冷蔵庫の冷却能力が落ちて条件はこれより悪くなるがとりあえずの目安とはなる。

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モダカでモダセルフを安く使い倒す

以前の記事、北海道でガソリン代を安く上げる方法 で、モダ石油をご紹介しました。

その後私もモダ石油の最安価格で給油できる専用クレジットカード、モダカを作り、この冬の北海道旅行で燃料代を安く上げることができました。
私の地元も全国レベルで見ると燃料は結構安いのですが、モダ石油はそれよりも更に安かったです。
(なお、本記事で記載している燃料の価格や値引きは、全て軽油に関するものです。)

付近のスタンドとの価格差は?

旅行先などで給油したあとすぐにもっと安いスタンドを見つけて悔しい思いをする、というのはよくあることですが、モダ石油に関してはそういう経験は一度もありません。現金価格(一般価格)でも付近のスタンドより概ね10円程度安く、会員割引(今回はどこも3円でした)で更に安くなる、という感じです。

おそらく付近のスタンドも常連さんには割引やサービスで対抗していると思うのですが、わたしのような一見さんでもモダ石油なら最安で給油できるのはありがたいことです。

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満タンサブバッテリーで湯を何リットル沸かせるか?

今回、満タンサブバッテリーでどれだけの湯が沸かせるかを調べるため、北海道旅行で使用した電力とバッテリーの電圧の関係を記録しました。

テストに使った機材

ポット

湯沸かしに使った器具は、以前の記事(車中泊の車載バッテリーで使いやすい低消費電力の電気ポット)でご紹介した象印 沸とう電気ポット 1.0L CH-DT10-XJです。これは、大電流ですぐに沸くティファールなどとは異なり、1リットルの湯を沸かすのに15分くらいかかりますが、消費電力が430Wと少ないので小容量のインバーターでも使用できます。

アマゾンより引用

サブバッテリー

ACDelco M27MF 容量105Ah

アマゾンより引用

容量105Ahということは、これ一個に蓄えられる電力は、105Ah×12V=1260Wh=1.26kWh です。

私のハイエースでは、このM27MFを2個直列で使用していますので、蓄えられる電力は1260W×2=2.52kWh です。

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ハイエースソーラーに1万円でAC100V充電装置取り付け

目指せスリーウェイ充電

先般の記事で走行充電をDIYで追加したことをご報告しましたが、調子に乗ってAC100V充電も取り付けることにしました。

これがあれば、明日の出発までにバッテリーを満タンにしておきたいが曇っていて充電できない、といった時に役に立ちそうです。それに、ソーラー充電、走行充電、AC100V充電と3つそろっているとちょっと格好良さそうです。

今回の外部充電追加は、家庭のコンセントから取った100Vの交流電源をソーラーパネルの公称最大出力動作電圧に等しい36V直流に変換したうえでソーラーシステムのチャージコントローラーに供給してやろうという算段です。

下記のブロック図で言うと、前回実施した走行充電追加が青い部分、今回実施するAC100V充電追加が赤い部分です。

スイッチング電源はACアダプターの一種で、電圧、交直流の変換を行う装置です。

これをバッテリーに直接つなぐのではなくソーラーのチャージコントローラー経由とすることで、過充電の危険を避けることができます。

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北海道雪景色撮影

昨年に続き、北海道の雪景色を撮りに行く

昨年の2月末~3月にかけて北海道を旅行し、極寒車中泊を楽しむとともに、釧網本線と石北本線の撮影をしました。本当はそのとき宗谷本線と富良野線も撮影したかったのですが、沿線がほとんど晴れることがなく断念しました。

本年はこれら地域で雪晴れを狙うべく、天気予報を注視していました。

2月の中旬に入るとそれまでは連日雪か曇りだった宗谷地方に晴れの予報がポツポツ出始めるとともに、一ヶ月予報で全国的に暖かくなるとの予報が出たため、そろそろ出かけることにしました。

フェリーは2019年2月18日深夜発(正確には、2月19日ですね)を予約。

敦賀港から新日本海フェリー

冬はすいているので、一番安いツーリストAでも十分快適に過ごせます。車両と合わせて料金は32,170円。安いですねえ。

行きの船は「すいせん」です。ウィキペディアによると就航は2012年7月なので、比較的新しい船ですね。露天風呂に初めて入ったときは感激しました。

フェリーターミナル待合室には誰もおらず。その日乗り込んだ乗用車は全部で10台くらいでした。

閑散とした敦賀フェリーターミナルの待合室

苫小牧から徹夜で稚内へ

苫小牧には予定通り20:30に到着。天気予報によると、明日朝の稚内地方は晴れるとのことなので、苫小牧から稚内まで走ることにします。300キロ以上ありますが、ナビによれば高速を使わなくても7時間ほどで行ける計算。

苫小牧近郊は積雪もなく、とても走りやすかったです。

14年ぶりに利尻富士にお目にかかる

その後も路面はほぼ乾いており、さほど疲労せずに走ることができました。

途中、旭川の手前、モダセルフ美唄SSで給油して翌朝午前3時過ぎに稚内近郊の幌延まで走って駐車帯で仮眠。翌朝7時過ぎに起きましたが、7時頃に付近を通過する特急サロベツは間に合わず。

それよりなにより、利尻富士が見えているのかが問題だったのですが、しっかり見えているのが確認できました。

14年ぶりの利尻富士
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ハイエース側面窓にレースカーテン設置

OVERVIEW: You’ll find how to install a curtain on the side window of HIACE VAN cargo room.

ハイエース後部の側面窓はずっとスタイロフォームの断熱板を取り付けています。冬は室内が冷えにくくてありがたいのですが、それ以外の時期は室内が暗くなるので取り外せれば、と思っていました。

冬でも快適車中泊 ハイエース断熱化で車内温度はどうなる?

また、コンビニなどから出る際に左後ろが見づらく、走行中は左側の断熱板を取り外したい、というのもありました。

しかし、これを取り外すと、特に夜は外から室内が見えてしまうのでカーテンが欲しい。そんなところにMonotaROでおあつらえ向きの部品を見つけたので、以前取り付けたサイドバーを利用してカーテンを取り付けてみました。

なお、今回ご紹介する方法では、サイドバーがないと取り付けはできませんのでご注意ください。サイドバーの取り付けについては、下記48rider様の記事をご覧ください。

多用途で便利!クリップナットで車体加工なしでパイプラック&収納棚取り付け 【ハイエース200系DIY】

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【カップめんが作れるか?】山専用ボトルの熱湯が山頂で何℃になるか計算してみよう

Overview: You can calculate temperature of hot water inside of THERMOS FFX-900 insulated bottle with given elapsed time and outside temperature.

前回の記事でご紹介したサーモス山専用ボトルFFX-900の温度測定結果と近似式をもとに、入力した

ボトルに入れた時の水(湯)の温度 T0

ボトル周囲の気温 Ta

経過時間 t

に応じて、経過時間後の水筒に入れた水(湯)の温度T(t)を計算できるシートを作ってみました。

水の量が半分の場合の温度も表示されます。

なお、本記事の内容は、わたしが個人的に作成したものであり、サーモス社は無関係ですので、ご意見、お問い合わせなどは記事末尾のコメント欄へお願いいたします。

また、この計算結果はおおよその傾向を表すものであり、算出された個別の数値の正しさを保証するものではありませんのでご承知おきください。

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サーモス山専用ボトルに入れた熱湯の温度が計算できる公式を作る

Overview: Generate a equation which explains the relationship between the temperature of THERMOS bottle FFX-900 content, outside temperature, and elapsed time.

前回の記事に続き、今回は、サーモス山専用ボトルFFX-900に入れた熱湯が何時間後に何度に冷えているかを算出する公式を作ってみます。

以前の記事で、極寒に置かれたハイエースの温度がどのように変化するかを算出できる公式をご紹介したことがありました。

 

まず以前の記事と同様、指数関数的減衰の式で山専用ボトルの中身の冷却状況が計算できるような定数の値を求め、次にこれを測定値のグラフにプロットしてその有効性を検証します。

水筒の冷却を近似できる式は?

指数関数的減衰

指数関数的減衰は、下記の微分方程式で表されます。

これはつまり、

ある量(この場合はN)が減少するスピードは、Nの大きさに比例する … ①

ということを表しています。

Q値

住宅の断熱度合いを表す数値として、熱損失係数(Q値)を用いますが、この値は、熱が逃げる速度を表しています。この値が小さいほど、熱が逃げにくく、冬は暖かいことを表しています。

 熱損失係数(Q値)

そして、Q値の単位は、W/m2・K (W=ワット、K=絶対温度)

つまり、Q値は単位面積、温度差1度あたりで熱が逃げる速度を表している定数ですから、逆に考えると

  • 熱が逃げる速度は外気との温度差に比例する

ということです。

そして、もう一つ、一般的な事実として、

  • ものの温度は、逃げた熱量に比例して低下する 

この二つを合わせると、

ものの温度は、外気との温度差に比例した速度で下がる … ②

ということになります。

これはつまり、熱いものはどんどん冷えますが、ある程度冷えてくると冷えるスピードもゆっくりになるということで、日常の経験に一致しています。

以上より

②のものの外気との温度差は、①のNと同じ性質をもつので、指数関数的減衰の微分方程式を水筒の冷却状態を近似するのに使える(かもしれない)ことがわかります。

今回のグラフの近似式は?

ある時刻tにおける、ものの温度と外界の温度の差 T(t)は、T0(時刻ゼロの時のT(t)の値)と、定数Λ(ラムダ)を用いて、下記のように表すことができます。(T0、T(t)は、外界との温度差であって、温度ではないことに注意)

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サーモス 山専用ボトルの保温力を冷凍庫で試す

Overview: You’ll find the test result of THERMOS FFX-900 heat insulation in a freezing cool temperature.

北海道の極寒を冷蔵庫のフリーザーで代用する

室温での保温能力をチェックした前回の記事に続き、サーモス山専用ボトルFFX-900をテストします。

今回は、冷凍室に入れて温度変化を測定します。実際には昨冬の北海道車中泊で車内の温度がフリーザー並になることはあまりありませんでした。このときは合計9車中泊しましたが、マイナス20℃を下回ったのが一晩、マイナス10℃を下回ったのが二晩で、あとはマイナス一桁でした。

とはいっても、このために冷凍室の温度を変えるわけにもいかないので、マイナス20℃の冷凍室にサーモス山専用ボトルを入れて温度変化を調べてみます。

実際の使用においては、ボトルの半分くらいしか湯を入れない場合も多いので、ボトル容量(900ml)の半分(450ml)の熱湯を入れた状態でも同様の測定を行います。

熱が逃げる面積は変わらないのに、湯が半分になったら、温度も二倍の速度で冷めていきそうですが、どうなるでしょうか?

テスト内容

使用するボトル

今回は、冷凍室のスペースが限られているため、前回測定した三本の水筒のうち、サーモス山専用ボトルのみテストします。

テスト方法

サーモス山専用ボトル容量一杯(900ml)まで熱湯を注ぎ、冷蔵庫の冷凍室に入れて温度変化を測定する。

サーモス山専用ボトル容量の半分(450ml)まで熱湯を注ぎ、冷蔵庫の冷凍室に入れて温度変化を測定する。

いずれも熱湯を入れる前に、ボトルの余熱は行わない

測定

測定前には、水筒の中の温度のばらつきをなくすため、ボトルを振って中身を混ぜる

測定は、キッチン温度計を使用する。

温湿度データロガーを用いて冷凍室の温度も測定する。

サーモス山専用ボトル 保温テスト

ごちゃごちゃしていますが、右手にある2074と書いたテプラが張ってあるのが温湿度データロガーです。

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