子供用エキストラベッドを作る
以前の記事で、昨冬二段ベッドを初めて使ったことをご報告しました。しかし、家族で長期の旅行となると二段ベッドの上段を付けたままではベッドの上で食事ができませんし、ベッドからの出入りも私のような年配者には辛い。
そこで、今しばらくは上段なしの一段ベッドで過ごせるよう、まだ背の伸びていない娘がハイエースの幅方向に横になれるエキストラベッドを作ることにしました。基本的な仕組みは以前ご紹介した簡易棚を踏襲し、片側を畳んだ後部座席に引っ掛け、もう片側は脚で支えるという構造としました。
おことわり
- このエキストラベッドは最大積載荷重30kg程度のつもりで作りました。(ただし、強度計算などはしていません)
- 振動による衝撃に耐えるような配慮はしていませんので、 エキストラ ベッドを使用状態にしたままで走行しないでください。
- エキストラ ベッドの幅や長さが大きくなると強度が下がりますので、その場合は角材をより太いものにする、補強材の本数を増やす、もしくはベニヤ板の厚みを増やす、といったこともご検討ください。
- 現状の寸法は十分使い込んで強度を確認したわけではありませんので、本記事を参考にされる場合は各自の責任において十分強度を検討いただくようお願いします。
2019/08/22追記
子供の夏休みにあわせて2週間ほどこのベッドを使用しましたが、体重20kgの娘が寝る分には強度は全く問題有りませんでした。また、何回か妻が寝たこともありましたが、これも問題なし。
逆に考えるともう少し角材を細くして軽量化できるかもしれません。
最終形状
完成品を取り付けた状態の写真がこちら。荷造り用のゴムベルト(写真では赤いゴムベルト)で脚を固定してベッドの転倒を防いでいます。
これをイラストにすると下記のようになります。ちょっと脚の前後位置が変ですがご容赦を。
写真、イラストからおわかりの通り、この エキストラ ベッドは片側を畳んだ二列目シート(斜線部)の上に載せ、反対側のみ脚で自立するという構造です。
イラストに赤色で書かれた部品がタッチポンという折りたたみ式の棚などに使われる部品で、2個ペアで耐荷重が40キロ。2本の脚で支えているのはベッド荷重の半分ですから子供が寝るぶんにはある程度余裕があります。(ただし、この使い方ではネジの数が少ないベッドマットにつける側を脚に取り付けていますので耐荷重40キロもないはずです)
このタッチポンがこの エキストラ ベッドの肝となる部品です。(そして結構高価)
代わりにやや安価な折りたたみ式棚受け金具でも良かったのかなあ、という気もしますが、(耐荷重は同じですが) タッチポンのほうが見た目がしっかりしているのと畳む時の操作も簡単そうだったのでこちらにしました。
二列目シート側(上記イラスト右側)のタッチポンは、背もたれと座面の間にはめ込んでベッドの位置を固定するためのものです。